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2015.11.02

15/10/06 (6)磐越西線Part3(喜多方→津川)

快速あがの 喜多方(11:16)→新潟(13:37)

 定刻通りに会津若松始発の快速<あがの>が入線してきました。磐越西線会津若松-新津間の定期列車としては一日1往復のみ運転される快速列車です。


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▲喜多方駅へ入線する快速あがの



 この列車は3両編成。前側1両がキハE120系、後側2両がキハ110系という混成編成になっています。今日のような閑散期の平日ならばわりと自由に席を選べるため、私はキハ110系のフカフカシート(2人掛けボックス席)をチョイス。新潟までは2時間21分と乗りがいのある行程となります。


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 喜多方を出ると程なく山の間へと分け入っていくため、会津盆地もここで見納め。丸一日も滞在していない会津なのに無性に愛着が湧いてしまい、とても名残惜しい思いがします。


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 喜多方を出て最初の停車駅・山都(やまと)に到着。2005年までは山都町(やまとまち)唯一の駅でしたが、現在は喜多方市の市域内となっています。<SLばんえつ物語>号の停車駅なので、通常の駅名標に加えてレトロ風のものも設置されていました(他の停車駅も同様)。


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 この山都駅で左手から阿賀川が寄り添ってきて、以降越後平野に出るまでこの川が車窓の友となります。

 山都を出るとまもなく只見川がこの阿賀川に合流。少し下流に水力発電用のダムがあるため、この辺りはまるで細長い湖のように静かに水を湛えています。更に先の区間にもこのような場所があったのですが、ここを利用してボートやカヌーのための漕艇場が設けられていました。


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 阿賀川沿いを進んでいき、荻野-尾登間で川に架かる鉄橋を渡って右岸から左岸へ。こうして何度か川を渡ることになるため、右でも左でもほぼ平等に川の景色を楽しむことが出来ます。尤もこの日のようにガラ空きの車内ならば、座席の移動も自由自在なのですが。

 尾登の先で小さな盆地に出ると、西会津町の中心駅である野沢に到着。会津若松・喜多方方面へはこの駅を始発・終着とする列車も何本か設定されており、この先の福島・新潟の県境区間が磐越西線で最も運転本数の少ない区間となります。


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 更に川沿いを進み、徳沢駅を通過した先で鉄橋を渡って再び左岸から右岸へ。ちょうどこの橋梁上が福島県と新潟県の県境となり、川の方も阿賀川からこの列車の愛称にも採られている阿賀野川へと名前を変えます。どうでもいい話ですが記事の執筆にあたって「阿賀野」のキーワードで検索したところ、いきなり『艦これ』のキャラクターのイラストが出てきてびっくらこきました……(日本軍の艦船の名前だったそうで)。


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▲阿賀野川に変わった直後


 やはり磐越西線ではこの県境区間が一番山深い感じ。ここまで忠実に川の流れをトレースしてきた線路も、とうとう日出谷-鹿瀬間で「もう付き合ってらんないよん」とばかりにトンネルでショートカットしてしまいました。

 日出谷(ひでや)と鹿瀬(かのせ)は同じ快速でも<あがの>と<SLばんえつ物語>は千鳥停車(あがのは鹿瀬・SLばんえつ物語は日出谷に停車)。鹿瀬の次の津川(つがわ)は阿賀町(あがまち)の中心となる駅で、ここから新津方面へはまた列車の本数が増えます。

 手持ちの時刻表には発時刻しか記載されていないので気が付かなかったのですが、津川到着時のアナウンスによるとこの駅で列車の行き違いのために12時16分から31分まで15分もの停車を行うとのこと。うーん、この列車、快速なんですが…(苦笑)。まぁ、ちょうど喜多方と新潟の中間地点ということで、高速バスの途中休憩のノリで駅をうろうろしてみることにしましょう。

 冒頭で触れたように、この列車は編成の前後で顔が異なります。まずは先頭のキハE120系。最新鋭の車両なのですが、いかんせんEシリーズの常で座席が固いんですよねぇ。ただ、同じセミクロス車でもキハ110系に比べるとクロスシートの比率が圧倒的に高いというのが、こういった中距離運用に就く際のメリットとも言えます。


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 ちなみに車内はこちら。


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 中間と最後尾はキハ110系。もしボックスシートが塞がったら、こちらのロングシートで我慢してくださいね。さすがに繁忙期でも立ち席が出るほどに混雑することはないはずですが……。


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 跨線橋を渡って駅舎へ。小さい駅ですがちゃんと駅員さんが詰めており(業務委託駅とのこと)、みどりの窓口も設置されています。


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 現在は阿賀町の一部となっている旧・津川町は、古来この地に伝わる狐火伝説にちなんで毎年5月に「狐の嫁入り行列」が開催される町。改札口手前でもキツネがお出迎えです。


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 駅舎と駅前の風景。いい天気だー。ものすごく鄙びた感じなのですが、それもそのはず町の中心部は阿賀野川の橋を渡った対岸に位置しています。そして磐越自動車道の津川インターが中心部のすぐそばにあり、この磐越自動車道経由で会津若松-新潟間を結ぶ高速バスが一日4往復運行されています。快速が一日たった1往復とは随分少ないんだなと思いきや、こちらの流動もとっくにバスへ転移していたという悲しいオチなのでした。快速<あがの>の前身となる急行列車は仙台~新潟という東北・甲信越地方の二大都市同士を結んでいましたが、今となっては地形に沿ってぐねぐねとカーブを繰り返す鉄道は、山間部でさえ直線的にブチ抜いていく高速道路に対して到底歯が立ちません。高速バスより時間が掛かって尚且つ運賃も高くなりがちな亜幹線の旅は、現代ではある意味“贅沢”なものになってしまったとも言えます。


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 再出発の時間も近づいてきたので、ホームへ戻りましょう。


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 ホームの待合室は<SLばんえつ物語>の停車駅であることから、同列車のイメージキャラクターである「オコジロウ」仕様に改造されています。沿線にそびえる飯豊(いいで)連峰がオコジョの生息地であることが由来とのこと。もし旅程に運転日が重なればSLにも乗ってみたかったのですが、とはいえ騒がしいじゃりん子共と3時間以上も狭い車内に乗り合わせるというのもそれはそれでツラいわけなので、やっぱり平日の静かな列車の旅が一番です(……と、酸っぱいブドウ理論を発動してみる)。


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 津川駅の駅名標です。


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 快速<あがの>の後半戦は次回にて。

(2015.10.06)


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