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2015.11.14

15/10/07 (4)上越線Part2(越後湯沢→水上)

 12時04分、越後湯沢駅を再出発。ちょうどお昼時ということで、さっそく駅で買った駅弁の方をいただくことにします。



 第一候補の「くるみ山菜ずし」は季節外れということで取り扱っていなかったため、越後湯沢駅の売り上げランキングで2位だという「越後もちぶたすきすき弁当(税込1,050円)」をチョイス。


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 越後もち豚の能書きです。お米も最高級ブランドの南魚沼産こしひかりを使用しているとか。


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 こちらは加熱タイプの弁当になっているので、指示に従いヒモをひっぱって8~10分待ちます。加熱式容器なので多分に上げ底気味なのですが、それでもお肉やトッピングは結構ぎっしりと入っていて食べ応えがありました。特段インパクトは大きくはないものの普通に良く出来た駅弁ではないでしょうか。


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 百貨店の駅弁大会などへ行けば旅に出ずとも全国各地のご当地駅弁が容易に入手できますが、やっぱり駅弁は走る列車の中で食べてこそナンボですからね。


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 越後湯沢から8分で越後中里に到着。ここから新潟・群馬県境を越えた先にある水上までは定期列車が一日5往復の普通列車(土日祝日は更にプラス1往復)しか運転されないという閑散区間となります。今日の乗り継ぎプランでもこの区間を走る列車に合わせて自動的に前後の列車が決まることになりました。日中の限られた列車に編成の方も2両とくれば、青春18きっぷシーズンには長距離客が集中して混雑必至なのでしょうが、今回は各ボックス席に一人ずつといった程度の理想的な乗車率でした。

 そしてこの区間こそが車窓においてもハイライト。上り列車(越後中里から水上方面)に乗ると2ヶ所のループ線を体験することができます。最初の越後中里→土樽間はループ部分が丸ごとトンネルの中なので視覚では分からないのですが、予備知識さえあればトンネルに入った後ひたすら右カーブが続く様子で体感は可能です。

 山越え区間を走る車内。この区間にも新型車両のE129系が投入される予定なので、115系オリジナルのボックスシートでの旅もそう遠くないうちに過去の風景となりそうです。


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 魚野川が刻む谷のどんづまりに位置する土樽(つちたる)が新潟県最後の駅。すぐ横を関越自動車道が通っているため、一日10~12本しか列車が発着しない閑散駅と駅周辺の騒々しさのギャップが妙な印象です。


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 この駅を出ると、上り線は全長9,702mの清水トンネルの闇へと吸い込まれていきます。1967(昭和42)年に下り線として使用されている新清水トンネル(全長13,500m)が開通するまでは、現在の上り線を使っての単線運転となっていました。川端康成の『雪国』の有名な書き出しは、この清水トンネルを抜けて当時は信号所だった土樽駅に停車するシーンというわけです。在来線時代の横軽越えでは横川駅で買った「峠の釜めし」を食べ終える頃にちょうど峠越えも終わっているという寸法だったのですが、今回も越後湯沢駅発車と同時に弁当の加熱を始めて、それを食べ終えるくらいの頃にトンネルの中で国境を通過したのでありました。

 トンネルを抜けると、そこはかかあ天下と空っ風の国。電車はすぐに土合(どあい)駅のホームへと滑り込みます。単線時代の名残でホームは島式構造となっていますが(もう一方の線路の方は撤去済み)、複線化後の下りホームは新清水トンネル内の地中深くに位置するという「もぐら駅」。駅自体が名所になっているため、ハイカーに交じってファンとおぼしき人影も何人か見掛けました。


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 さあ、ここからは進行方向右手の車窓に注目です。もう一つのループ線は次の湯檜曽(ゆびそ)駅までの区間にあり、じっと注視していると眼下の谷にこれから通っていく線路と湯檜曽駅の上りホームが確認できます。


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▲ループ線から見る湯檜曽駅


 ループ線を360度くるりと回り、湯檜曽駅着。ここのホームからは逆に先ほど通ってきた線路が後方の山腹を走っている様子が分かるのですが、写真に撮ろうと思ったら車両の停車位置がホームに屋根のある部分にかかってしまい、あえなく失敗です。

 湯檜曽駅を出発するとすぐに新清水トンネルのポータルの横を通過し、下り線が合流。複線になった線路は、国境の山に源を発する利根川の流れと絡み合いつつ進みます。日本で最も長い川の信濃川と日本で最も流域面積の広い利根川、その両方を一度に見ることが出来るというのも上越線の旅の隠れた魅力でしょうか。

 12時43分、水上到着。新潟駅を出発してから4時間と、新潟県を抜けるだけでも意外と時間を要しましたね。この駅で15分の待ち合わせ時間があるので、トイレついでに駅前へ出てみることにします。

 水上温泉郷の玄関口とあって、駅前には土産物店や食事処が並んでにぎやか。山間を吹き渡るさわやかな風が心地よい――というか、この日は結構風が強かったです。


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 サンモリッツばりのシャンパンエアーを肺一杯に溜めこみ、ほんのちょっとだけ山岳リゾートの気分を味わったところで高崎行きの電車に乗って里へ下りていくことにします。

(2015.10.07)


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