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2016.02.26

16/02/19 (3)千の波濤を踏み越えて~石垣島→西表島 高速船~

 それでは西表島へ向かうことにします。西表島には大原港と上原港という2つの旅客港がありますが、今回は大原港へ。上原港の方が今夜宿泊するホテルに近いので便利なのですが、同港は島の北側に位置するためにこの季節の強い北風の影響を受けやすく、冬場は欠航になる確率が非常に高いんですね。どうせ島の南側にも用事がありますし、島内をドライブするのもまた楽しかろうということで、今回は迷わず大原港往復を選択しました。



 12時30分発の西表島大原港行きは石垣島ドリーム観光による運航。運賃は大人片道1,570円です。チケットは往復で買うと若干安くなるのですが、ちょっとそれが出来ない理由があって……。八重山の離島航路は安栄観光・八重山観光フェリー・石垣島ドリーム観光の3社によって運航されており、そのうち安栄観光と八重山観光フェリーの2社についてはチケットが相互利用できるのですが、石垣島ドリーム観光発行のチケットは同社でしか使えないのです。また、「アイランドホッピングパス(安栄観光)」「かりゆし周遊券(八重山観光フェリー)」「ドリームパス(石垣島ドリーム観光)」という名称で離島航路が2~5日間乗り放題のフリーパスを各社が発売しているのですが、こちらも先の2社は相互利用できるものの石垣島ドリーム観光のみが対象外。この辺りの事情はいち観光客にとっては与り知らぬわけですが、とはいっても3社合わせてのフリークエントサービスなわけですから、利便性の面からすると勿論3社の相互利用の実現が望まれるところ。ひとまず現況では下手に往復券やフリーパスを購入してしまうと先発の船に乗りたくても乗れない…という事態が往々にして起こりがちなので、旅先での貴重な時間を有効活用するためにも少々の差額には目をつぶり、「個別に」「片道で」チケットを購入するのがベストでしょうね。


 こちらが出発を待つ「ドリーム7号」。それにしても、石垣港内からしてさっそく海の色がおかしいです(褒め言葉)。


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 船内のキャビンです。


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 さて出航前の放送によると、航路上の波がやや高いらしく揺れが予想されるとのこと。今日は上原航路が動いているのでそれほど海が酷い状態だとは思えないのですが、てんで当たらない天気予報とは対照的に海の漢の見立てはまず信用してもいいわけで。乗り物に弱い連れはこの放送がまるで死刑宣告であるかのように悚然としています。

 10名弱の乗客を乗せ、石垣港を出発。まずは5分ほどかけて港内を徐行状態で抜けていきます。港近くに建つ、明日から2泊するホテルの姿も確認。


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 港を出ると船は加速し、時速50~60キロの巡航速度へ入ります。ほどなく右手に竹富島が見えてくる(下の写真2枚目)のですが、


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 アナウンス通り、この辺りからさっそく船が揺れだしました。波に乗り上げてそのままドシンと落ちる動きと、左右に短い周期で大きく揺さぶられる動きの二つがあるのですが、私なんかは遊園地のアトラクションのようで非日常体験を結構楽しんでいるものの、連れは恐怖で完全に固まっています(笑)。13年前の八重山訪問の際に、外洋へ出るためにとにかく揺れると評判の波照間航路に乗船したことがあるのですが、当時は往復とも至って穏やかな航海でしたからねぇ。写真のように天気は結構回復してきているのですが……。


 竹富島の南海岸を眺めながら進み……


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 更に10分弱走ると、今度は左手に平べったい黒島が見えてきました。前回の訪問でその雰囲気の素晴らしさに魅了された島で、今回の旅での再訪をいまから心待ちにしています。


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 航路上の所々では、「立標(りっぴょう)」と呼ばれる赤や緑に塗られた柱状の航路標識が海からニョキッと突き出しています。道しるべとしての役割はもちろんのこと、石垣島から西表島へかけての海域は「石西礁湖(せきせいしょうこ)」という日本最大のサンゴ礁域となっているため、サンゴ礁の切れ目を示して浅瀬への座礁を防ぐという役割もあります。そんなわけで一見広い海を自由に航行しているように見える船も、実は非常に細いベルト状の航路に集中しているというわけです。


 こちらは『ちゅらさん』の舞台となったことで一躍有名になった小浜島です。ぺったんこの黒島とは対照的に、小さい島ながらも起伏に富んだ地形となっているのが遠くからでもよく分かります。


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 石西礁湖がつくりだすコーラルブルーの海に目を奪われているうち、いよいよ右前方に西表島が近づいてきました。晴れてきたかと思っていたら、また天気が悪化してきましたね。西表島の上空にも灰色の厚い雲がかかっており、なんだか鬼が島に上陸するような気分です。


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 石垣港から40分、大原港へ入港です。船前方のキャビンは特に縦揺れが激しいのですが(私はむしろ好んで座っていましたが)、地元の方でしょうか、同乗していたお兄さんはこの環境の中でも到着のアナウンスが入るまでずっと爆睡していました。これくらいでビビってんじゃねぇよ、これだから都会のもやしっ子は……とか呆れられていたりして。


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 離島の定期船は人だけでなく物流にとっても生命線。こちらは西表島のスーパーへ運ばれる商品です。


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 西表島上陸。連れは本当に憔悴してしまったらしく、船員さんに帰りもこんなに揺れる可能性があるんですか?と詰め寄るような勢いで尋ねています。気圧された船員さんが自分の責任ではないにも拘らず、「大変申し訳ございませんでしたッ!」と気の毒なほどの腰の低さで謝っているのには笑ってしまいましたが。


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 西表島は前回の八重山旅行で予定に組み入れていたものの、申し込んでいたカヌーツアーが最少催行人数に満たずに中止になってしまったため、訪問をキャンセル。というわけで今回の旅が初訪問となります。

 ここまで阪急→リムジンバス→Peach→路線バス→高速船と5つの乗り物を乗り継いできましたが、アンカーのレンタカーにつないで本日の最終目的地である『星野リゾート リゾナーレ西表島』を目指すことにします。

(2016.02.19)


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