« IV 日帰りの旅 索引ページ | トップページ | 16/02/20 (5)石垣タウンぶらぶら(後編) »

2016.03.09

16/02/20 (4)石垣タウンぶらぶら(前編)

前のページへ:16/02/20 (3)西表島のオンリーワン断簡


 ここからは石垣市の中心市街地編。いきなりですが、石垣市に関係ないように見えて実は関係大アリだというこんなトピックを……。



 ベッセルホテル石垣島から繁華街へと向かう道のりの途上に、竹富町の町役場があるのです。石垣島は島内全域が石垣市なので、竹富町は町外に町役場を置いているということに。竹富町の居住エリアは7島の有人島(+由布島)に分かれていて島間の移動が不便なため、離島航路のハブポートである石垣港の近くに役場を設置したほうが便利だという理由によるものです。


160220_04_01

160220_04_02
▲(2枚)竹富町役場(2016年)


 とはいえ町内に役場がないということへの違和感は長年にわたって町民の間でもくすぶっていたのか、庁舎の老朽化による建て替えの計画が契機となり、昨年11月には西表島大原地区への移設か現行の石垣港エリアでの改築かを巡って、住民投票が実施されました。投票結果は移設案が多数。ただ、この案件については島民それぞれの意見の相違というよりは居住エリアによってキッパリと利害が分かれてしまうので、西表島1島だけで他の6+1島の人口を上回ってしまうという条件下では、住民投票で民意を問うという手法は不適当だったと評すべきなのかもしれません。今回の住民投票に法的な拘束力はないので、まだまだ侃侃諤諤の議論は続くことになりそうです。ちなみに石垣市と竹富町が合併して「八重山市」となる構想もありましたが、こちらの方は竹富町の町議会で否決されたことにより頓挫しています。

 ホテルを出発してほどなく雨の方は上がり、傘をたたんで上機嫌で散策です。竹富町役場前の道を直進していくと、すぐに美崎町(みさきちょう)界隈へ。石垣島最大の歓楽街となっており、今昔のオネーチャンと一緒に楽しくお酒を飲むようなお店が軒を連ねています。今は真昼間なのでゴーストタウンの様相。石垣島は千葉ロッテマリーンズのキャンプ地でもあるので、各店店頭には選手や関係者各位を歓迎するメッセージが貼り出されていました。しかし雰囲気はモロ昭和だな……。

 美崎町界隈を抜け、大通りを渡ってしばらく路地を進んでいくと、『ユーグレナモール』という日本最南端かつ最西端にあるアーケード商店街の入り口に出てきます。


160220_04_03
▲ユーグレナモール(中央通り)

160220_04_04
▲ユーグレナモール(銀座通り)


 中央通りと銀座通り、2本のアーケードが並行しているのですが、活気があるのは中央通りの方。雰囲気としては那覇・国際通り界隈の「市場本通り」をぐっと小規模にした感じでしょうか。公設市場があり土産物店が多数並ぶ、日夜観光客で賑わっている商店街です。それにしても名称のユーグレナって何だ、ユウナの複数形かナニカか?と首をひねってしまうのですが……。謎の答えはミドリムシの学名であるEuglena。ミドリムシをはじめとした微細藻類の研究開発を行うベンチャー企業がネーミングライツを獲得し、2010年からこの名称で呼ばれるようになったとのことです。てっきり沖縄の方言が由来かと思ったのですが、単なる偶然とはいえ、あまりにウチナーグチと親和性が高いもので。

 さて、時刻の方は午後3時。お昼時を移動に使ったせいでランチがまだなので、この辺りで軽くお腹に入れておくことにしましょう。そういえば今回の旅ではまだ大好きな沖縄そばを食べてないなー、ということで、中央通り北端から少し西へ行ったところにある「島そば 一力」さんにお邪魔しました。下の写真の通り、小洒落た飲食店が並ぶ界隈で一見異質というか、まるで古武士のような風格を漂わせているお店です。さあ、意を決して店内へ。


160220_04_05


 入ってみれば地元客とおかみさんが世間話に花を咲かす、実にアットホームな空間でありました。注文したのは八重山そば。基本的には本島方面で食される沖縄そばと同じなのですが、トッピングの豚肉が細切りになっていたり麺が細かったりという微妙な違いがあるそうです。八重山に到着してからしばらくご馳走が続いていたので、如何にも家庭料理といったすっきりとした味わいが胃に優しいです。


160220_04_06


 八重山そばを味わった後は、今晩ホテルでデザートに食べようとフルーツたっぷりのシュークリームを購入したり、ふと立ち寄った陶器のお店でおしゃべり好きの店主に長時間にわたって八重山諸島の観光指南を受けたりと。美崎町界隈はアレですが、この辺りは私鉄沿線の商店街を髣髴とさせるような垢抜けた店構えのショップが並んでいました。きっと日本中がそうであるように、13年前と比べたならば劇的に風景が変わっているはずです。ただ、こうした商売をしているのは殆どが地元の方ではなく本土方面からの移住者、しかも本業で安定した収入を確保する傍らでの手遊びのようなものらしく。八重山地方じたい、月収手取り20万もあれば高所得に分類されるような経済状況なので、そうそう働き口も多くないのでしょう。……じきに後を追うさ、俺たちもな……。

 後編へ続きます。

(2016.02.20)


« IV 日帰りの旅 索引ページ | トップページ | 16/02/20 (5)石垣タウンぶらぶら(後編) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224041/63316377

この記事へのトラックバック一覧です: 16/02/20 (4)石垣タウンぶらぶら(前編):

« IV 日帰りの旅 索引ページ | トップページ | 16/02/20 (5)石垣タウンぶらぶら(後編) »

スポンサーリンク

Blog内検索

Amazonでお買い物しませんか?

無料ブログはココログ