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2016.09.15

16/09/05 (2)男の城へお邪魔します

 さて、新千歳空港を離れる前にここで一つ二つこなしておきたいタスクがあるので、妹との合流後、早速そちらの方へ向かうことにします。



 まずはレストラン街の一角、道内の有名ラーメン店が集まる「北海道ラーメン道場」へ。ここにある『えびそば一幻』でブランチをいただくことにします。以前、母と妹の二人旅で立ち寄った際にすっかりハマッてしまった味なのだとか。北海道ラーメン道場には他にも10店舗くらいあるのですが、群を抜く有名店ということで客はこの店ばかりに集中していたのでした。というか、午前10時の開店直後にも拘らず既に行列が出来ているという。


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 私は初めて訪れる店なので、まずはオーソドックスなラーメンを…ということで、「えびみそ(780円)」をオーダー。おお、ガッツリ海老の味わいに満ちたスープです。……まあ、普通にスーパーで売ってる袋めんでも再現できそうな味だなぁ、と思ったのは秘密ですが。実際に一幻ブランドの袋めんを近所のスーパーでも見掛けます。ともあれ、これから1週間かけて堪能する北海道グルメの先鋒役としては実力十分でした。


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 続いてショッピングエリアへ。今日はマンションでの作業が夕方までかかりそうなので、遅い昼食用に空弁をゲットしておきます。あとは妹がおやつを買いたいというので、御眼鏡に適うスイ~ツを求めてエリア中を探索。私も相当なスイーツ男子だと自負していますが、さすがに女子(also昔の女子)の飽くなきこだわりぶりには遠く及びません。案の定、「納得するまで好きなだけ周っといで」と言い残して私一人でベンチで待つという、遊園地へ家族サービスで来ているパパさん状態となったのでした(苦笑)。


快速エアポート115号 新千歳空港(11:30) → 札幌(12:07)


 そんなこんなで空港内で1時間あまりを過ごし、いよいよ札幌市内へ向かいます。一応リムジンバスも検討したのですが、諸条件を考慮した結果、定番である快速エアポート+地下鉄の乗り継ぎコースとなりました。

 地下ホームで先発電車として待っていたのは721系。最近はとうとうロングシート車が快速エアポートに投入されるようになってしまったのですが、今回は当たりくじを引いたようです。

 新千歳空港発車時点で座席はさらっと埋まり、以降も札幌都市圏のインターアーバン列車としてコンスタントに乗客が増えていきます。昼間の閑散時間帯は6両編成(うち1両は指定席車)で十分なのですが、ラッシュ時に6両は相当無理がありそう。新千歳空港駅のホームが6両編成にしか対応していないという事情によるものですが、少し前は4~5両の特急型電車も運用に交じっていたわけですから、6両に統一された現況でもって輸送力についての手は打ち尽くした、という感じなのでしょう。


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 空港周辺はどんより曇り空だったのですが、札幌が近づいてくるにつれて天候が急速に好転。やっぱり日頃の行いが良いせいですかね、お天道様はちゃんと見てはるんやなァ。


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 新札幌を過ぎ、豊平川を渡ると札幌駅は間もなく。そろそろ海から豊平川へサケが帰ってくる季節なのですが、9月上旬ではまだ少し早かったようです。この辺りで稚内を7時ちょうどに出発した特急<スーパー宗谷2号>が、隣の線路を悠然と追い越して行きました。我々も同時刻に関空を出発しましたからね。お互い、長旅の労をねぎらうことにしましょう。


 12時07分、札幌着。乗ってきた電車は6分停車ののち、再び小樽へと発車していきます。ホーム向かい側に停車しているのは、函館行きの特急<北斗15号>。先日北海道を襲った台風10号の影響で北斗系統はしばらく運転を見合わせていたのですが、一昨日から運転を再開していました。


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 伯父のマンションと今日から宿泊するホテルはどちらも中島公園界隈にあるため、さっぽろ(※地下鉄駅はひらがな表記)から地下鉄南北線に乗り込み、最寄りの幌平橋(ほろひらばし)駅へ。さっぽろからは僅か4駅6分、運賃もギリギリ初乗りの200円で済んでしまいます。便利なところに住んでいたんだな。

 幌平橋駅の出口を出たところで、身軽な母は直接マンションへ、私と妹はホテルへ荷物を預けにと一旦別れます。預け入れを済ませて、我々もマンションへ。部屋番号は聞いていたので玄関のドアを開けると、そこには―― 絶望に打ちひしがれて立ち尽くす、母の姿がありました……w。

 絶望の理由。それは、ワンルームを埋め尽くす物・モノ・MONOの山。正直、一人暮らしでこんなに要るのか、というくらいの並々ならぬ物量に只々圧倒されるばかりです。祖母が老人ホームに入るまでは実家で同居していたのですが、あんまり物を溜め込むんじゃない、と、事ある毎になじっていたらしいんですよね。そういうアンタも大概じゃないか(呆)。確かにたまに祖母宅を掃除していると、20世紀に賞味期限が切れた食料品(!!)が発掘されたりという経験があったりしたので文句を言う気持ちは分かるのですが、じゃあここは?と台所を捜索してみると…… おやおや、普通に見つかりましたよ、200X年に賞味期限切れの食べ物が。いやぁ、血筋だよなぁ……。

 そんなわけで、多少の荷物ならばガテン系(死語)の仕事担当の私が汗を流して片付けるという算段だったのですが、これはとてもじゃないが素人の手には負えない、ということで、結局業者に頼んですべて処分してもらうことになりました。我々が到着してしばらくした頃、こちらで懇意にしていたご夫婦が応援にいらしてくれたのですが、部屋に入るや否や、二人そろって鳩が豆鉄砲を食ったような顔をされていたのでした。

 取りあえず遺品整理の方針は固まったのですが、ゴルフ会員権の証書などいくつか必要なものがあるので、引き続きそれらを捜索します。私はタンスを漁ってみたのですが、衣料品しか入ってないな、とそのまま閉じた引き出しから、なんと妹が底に隠してあった日本銀行券を発見。その後も次々にアチコチへ分けて隠してあった現ナマをゲットだぜ!と、時給換算でウン万円くらいの仕事をこなしていきます。女の勘は恐ろしい……。しかし、未だにこんな古典的な隠し方をする人間が身内にいたとは。Stingの「Englishman In New York」の主人公は自分のことをLegal Alienと名乗っていますが、我々はさながらLegal Thiefといったところです。……あ、この電化製品、ヤ○オクで売ったらナンボになるかな(笑)。

 とまあ、敢えてコミカルな描写をしてみたのですが、何だかんだで67年という今の時代ではちょっと短い生涯、最後まで人生を楽しんでいたのだなぁ、と、実際にここを訪れてみてセンチメンタルな気持ちになったのも確かなことだったり。夏は北海道・冬は兵庫と、渡り鳥のような生活をしていましたからね。家族を持つ幸せというのは経験できなかったとはいえ、経済的にも精神的にも不自由なく、独り身は独り身なりに充実していたのだろう、と、ほんの少しだけ近くて遠い存在だった伯父の人となりに触れられたような気がしました。ホント、死の前日まで病院内をサッサカ歩き回るほどにタフだったんですよ。カラッと明るい死にざま、これもウチの血筋なのかな…と、これまでに見送った親戚たちの最期をふと思い返すのでありました。

 で、伯父は別に貧乏ではなかったのにもかかわらず部屋にエアコンが付いていないため、晴天の今日は部屋の室温が上がって扇風機だけが頼り。暑さに弱い私は風に当たるために、一旦マンションを退出することにしたのでした。この中島公園界隈は本当に住環境が良い場所でして、一帯には中層・高層のマンションが林立しています。

 そんなマンション群の一つにて、はしご車が8階の部屋へ向けてレスキュー作業を行っている場面に遭遇。パトカーや救急車も集結し、辺りは騒然としています。すぐにその場を離れたので詳しいことは分からなかったものの、オオゴトでなければ良いのですが。しかし今回の旅でもまた、色々とハプニングが起こりそうだな。


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 しばらく散歩しているうちにコンビニのそばまで来たので、何か欲しい物はないかと母に電話。特にないとの返事だったのですが、上述の理由でマンションでの仕事はもう軽作業しか残っていないので、私についてはこれから3人で夕食を摂るまでの時間、好きに過ごしていいという嬉しいお達しです。

 時刻はまだ午後1時半を過ぎたばかり。よっしゃ、それでは今回の札幌滞在中に必ず訪れておきたかった、10年ほど前に出来たばかりのあの新名所へ足を運んでみることにしますか!!

(2016.09.05)


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