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2016.10.02

16/09/07 (4)留萌本線Part1【往路/深川→留萌】

※@niftyの大規模障害のため、更新が遅れました。


留萌本線普通 深川(11:08) → 留萌(12:04着/12:17発) → 増毛(12:47)


 深川からは留萌本線へ。夏休みも終わった平日ではありますが、まだ夏の青春18きっぷのシーズン中なので、混んではいないが空いてもいないだろう、という予想だったのですが、結果は――



 私が深川駅に到着した時点でまだ乗車は始まっていなかったのですが、1両に2箇所ある乗車口のどちらにも既に10人以上の列。あ、これはクロスシートの窓側席の確保は無理だな、とさっさと見切りをつけ、私もトイレへ行ったわけですが。


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 ご存知の通り、特急が毎時1~3本運転される札幌-旭川間も、岩見沢以北の普通列車は毎時1本かそれ以上の間隔。特に滝川以北は3~4時間開いてしまう時間帯もあり、青春18きっぷだけで移動するにはなかなか骨の折れる区間となっています(札幌近郊を除けば道内全域が概ねそんな感じですが)。今回乗車する深川11時08分発の増毛行きに札幌方面から接続する普通列車も、3時間近く前の8時20分着。後ほど増毛駅で下車する際に、予想以上の人数の乗客が青春18きっぷを呈示して降りていたのですが、恐らく彼らも滝川-深川あたりを特急で「ワープ」している……はずです。

 というわけで慌てず騒がず、列車をのんびりと撮影。使用車両はキハ54形です。2両編成だったのですが、後側の車両では客扱いは行わず。留萌到着後に同駅始発の深川行きとして運転する車両の送り込みなのでした。留萌本線ではラッシュ時だろうと多客期だろうと頑なに増結を行わないことで有名なのだとか。そういえば何年か前に高校生の積み残し事件が発生したのもこの路線でしたね。勿論、車両数の事情もあるのでしょうが、採算の見込めない路線についてはとことんまでの“合理化”を行わざるを得ないという、JR北海道の厳しい台所事情が透けて見えるような騒動でした。


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 乗車開始直後の車内風景。空いているように見える席も、すべて荷物を置いてのキープ済みです。私は次善の策として、進行方向右側のロングシートを確保。体をねじりつつではあるものの座りながら景色が見え、留萌から先の区間で日本海も眺められる側です。


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 このあと10時50分着の滝川行き普通922D、11時00分着の札幌行き特急<スーパー宗谷2号>、11時05分着の旭川行きL特急<スーパーカムイ11号>の3本の列車を受け、発車直前にはこの通りの混雑に。できれば青春18シーズンは避けたかったのですが、今回は過密スケジュールの合間を縫って来られただけで満足しなければ。さすがに30分前に到着していなければ座席の確保さえも覚束なかった、という所までは想定外でしたが。非冷房車ということで、天井から吊り下げられた扇風機が蒸しっとした車内の空気をかき回しています。


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 というわけでお名残乗車組を満載した単行(実質)ディーゼルカーは、定刻通りに深川を出発。全開にした窓から流れ込んでくる、丁度いい塩梅の温度の風が頬を撫でます。


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 まずは全国で1、2を争う米どころである北海道でも良質な米の産地として名高い、雨竜平野を北上していきます。車窓を彩るのは黄金色の稲。台風に水害にと多難な2016年の夏ではありましたが、この辺りでは今年も無事に収穫を迎えることが出来るようでした。


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 アイヌ語由来の地名らしく、初っ端から北一已(きたいちやん)・秩父別(ちっぷべつ)・北秩父別(きたちっぷべつ)と難読駅が連続。11時23分着の石狩沼田(下2枚の写真)は1972(昭和47)年まで札沼線の終点だった駅で、北側の使われなくなったホームに分岐駅だった当時の名残がみられます。それから40余年、残った札沼線の末端区間は今や虫の息、そして“幹”である留萌本線の方もその先っぽが切り落とされようとしています。


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 深川出発時点では雲間から青空も見え隠れしていたのですが、ほどなく天気は下り坂に。雨竜平野を抜ける頃、(そろそろ来るかな…)と窓を閉めてすぐに、窓ガラスを雨粒が叩きはじめました。


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 言うまでもなく私の腰掛けるロングシートは全席ぎっしりと埋まっており、同じ目的で乗り合わせた者同士、ふとしたきっかけで会話が始まったりするもの。今回の乗車では深川出発前から増毛到着まで、隣に座った京都からやって来たというおじさんとポツポツ雑談を交わしていました(ちなみに逆隣に座っていたのは留萌へ出掛けるビジネスマン。きっと居心地悪かったでしょうね)。お互いの旅の話がメインだったのですが、同じ関西在住ということでやはり話題となったのが今年の夏の猛暑。私も炎天下を歩いている最中一瞬気を失いかけたりと、誇張ではなく生命の危険さえ感じるほどだったため、とうとう今夏から「男の日傘」を解禁したのでした。やはり女性用に比べるとまだまだ選択肢は少ないのですが、24本骨の傘が耐久性に優れている上に和傘を思わせてお洒落なため、晴雨兼用として夏の間じゅう常に持ち歩いていました。久しぶりにアフィリエイトリンクを貼っておくか(笑)。何年か前、2020年までに日本の温室効果ガスの排出量を25%削減すると国連の場で勝手にぶち上げた方がおられましたが、私としてはそれよりも2020年までに男の日傘の普及率を25%以上にする、という目標の方が、国民の健康および幸福に資するのではないかと考えております。ハイ。


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 話を戻しまして…… NHKの朝ドラの舞台として有名になった恵比島駅(下1枚目の写真;劇中では「明日萌」駅として登場)を出ると、空知と留萌を隔てる山を越える区間へ(下2枚目の写真)。北海道の鉄道路線の中でも地味な路線だけに話題に上ることも少ない留萌本線ですが、そのぶん“耳年増”に陥ることなく新鮮な気持ちで接することが出来るのもまた事実。ここもなかなか険しい峠道で、坦々と走るばかりかと思われた旅路に程よいアクセントを加えてくれたのでした。


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 峠を越えて留萌市へ。留萌市内最初の駅は「峠下」というそのまんまのネーミングなのですが、この駅こそが深川-留萌間で唯一となる交換可能駅。留萌市は人口3万に満たないとはいえ留萌振興局管内の中心都市ということで、留萌-増毛間はともかく深川-留萌間には区間列車がそれなりに設定されているのではと思っていたのですが、実際には下りは8本中2本、上りは9本中3本のみ。この列車も峠下での交換は行わず、深川から留萌までの56分間、一度も対向列車の姿を見ることはなかったのでした。

 この先は留萌川沿いの明るい谷間をきびきびと快走。途中の小駅では鉄道ファンにとっては北海道を象徴する存在のひとつである、貨車改造の駅舎が度々見られました。


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 谷が開けて深川以来となる町が現れると、まもなく留萌に到着。13分停車なので一旦ホームへ降りてみることにします。峠越えの前から窓を閉め切っていたので分からなかったのですが、空知と留萌とでは気候が変わるのか、空気が明らかにひんやりとしているのが実感できます。


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 後部車両は当駅で切り離し、12時15分発の深川行き普通4928Dとして出発していきます。切り離し作業の様子を撮影していると、3ヶ月後には見られなくなる表示が同時にフレームイン。


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 駅名標。1987(昭和62)年に羽幌線が廃止されて分岐駅から中間駅に、そしてもうすぐ終着駅に変わります。


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 その上へと視線を向けると、留萌市のマスコットキャラクターを務める「KAZUMOちゃん」が夕陽をバックに訪問者を歓迎。北海道の歴史はニシン漁と切っても切り離せませんが、留萌市は現在でもカズノコの生産量日本一を誇るのだそうです。


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 北海道の歴史に大きく関わるもう一つの産業が石炭。かつて留萌駅と隣接する留萌港は石炭の積み出し基地として賑わい、今も残る広大な構内が往時を偲ばせています。


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 ホーム先端から増毛方面を眺めて。こちらも3ヶ月後、営業を終えた次の日にはさっそく車止めが置かれることになるはずです。


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 次回は本題である留萌-増毛間へ。

(2016.09.07)


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