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2016.10.04

16/09/07 (6)増毛で…

 増毛に到着した時点で、時刻は午後1時前。朝食がホットドッグ一本のみと少なかったため、もうお腹がペコペコです。というわけで予め目星をつけていたお寿司屋さんへゴー。



 こちらが駅から徒歩1分のところにある『寿司のまつくら』。有名店ということで駐車場には札幌ナンバーの車が停まっているなど、遠方からの来訪者も非常に多いとのことです。


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 店内は私と同様に留萌本線の列車で到着した客でほぼ満席。他の方たちと同様に、この店のNo.1メニューである「特上生ちらし(税込2,620円)」をオーダーします。……いや、シーフード苦手っ子だった私が、あろうことかこんな行動を取っていることに自分自身びっくりしているんですけど。もはや昨日までの俺ではない!!


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 漁業が盛んな増毛町らしく、先ほど列車の車窓から見てきた港で水揚げされた魚介がてんこ盛り。甘エビやミズダコ・ウニ・アワビ・数の子などなど、この土地ならではの味覚がこの桶一杯で楽しめます。……楽しんじゃってるんですよ、信じられないことに!

 腹ごしらえを済ませたら、さっそく街中を散歩です。駅のすぐ隣にある「風待食堂」という看板を掲げた建物が観光案内所となっているので、ここで散策マップをいただいておくことに。もともとは駅前の商店として営業していた建物で、高倉健主演の映画のロケ地として使われた当時の看板が現在も掲げられています。前エントリーラストでご紹介した「旧旅館富田屋」と同じ、ニシンラッシュに沸いていた昭和8年築という年代物です。


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 駅と観光案内所の間から延びる、フォトジェニックな坂道。


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 駅前の通りを西へ歩いていきます。幸いにも昼食を摂っている間に雨は上がり、雲の切れ間から青空も見えています。

 こちらは「旅館増毛舘」。昭和7年築の元駅前旅館ですが、なんとドミトリー形式の宿泊施設として現役で営業しています。


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 「旧商家丸一本間家(きゅうしょうかまるいちほんまけ)」。明治時代の豪商の邸宅で、国の重要文化財に指定されているとか。


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 こちらは明治38年築の「國稀酒造」。暑寒別岳の伏流水を用いた、日本最北の造り酒屋なのだそうです。試飲コーナーがあったので晩酌用にと飲みやすいものをいくつか試してみましたが、ミニボトルがなかったので買って帰るのはやめにしました。“呑み鉄”ならば帰りの列車の中で早速一杯…というのもオツですが、もうそんな楽しみ方も出来なくなります。


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 町の観光名所の案内看板。一番下の温泉施設以外はすべて駅から徒歩で回ることができます。


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 日本海の海岸はすぐそこなので、散策ついでにちょっと佇んでみることに。こういう場所はやはり一人で来てナンボだなぁと。


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 車窓からは気が付きませんでしたが、列車で通ってきた海岸の高台には風力発電用の風車が林立していました。この礼受牧場の敷地内に立つ計10基の風車で、留萌市内の約23%の世帯分の電力をまかなっているとのことです(→参考ページ)。


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 静かな町を歩いている最中、どこにいても唯一の環境音であるウミネコの鳴き声が耳を離れることはなく。雨は止んだとはいえ依然としてこの天気なので、演歌の世界以外の何物でもありません。


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 海岸に寄ったら、今度は少し内陸側へと歩いてみましょう。


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 こちらは「元陣屋(もとじんや)」。江戸時代末期の1856(安政3)年、この一帯を領地としていた久保田藩(秋田藩)が北方警備の拠点として築いた建物の跡地に作られた交流施設です。館内には当時の史料を展示するコーナー(有料)も。


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 元陣屋から少し東へ歩くと、「厳島神社」があります。250年の歴史を持つ道内有数の古社らしく、実際に安芸の厳島神社から分霊を受けたことにより、この名称となっているとのこと。


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 この神社のみどころは、拝殿正面を飾る見事な彫刻。中には入らず参拝ついでに外から覗いただけでしたが、天井に描かれた絵もなかなか素晴らしかったです。


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 道をはさんだ所には増毛町の町役場。平成の大合併で留萌市と合併していそうなイメージだったのですが、留萌市も産業の斜陽化による財政難とのことで共倒れは御免と考えたのか、独立独歩の茨の道をゆく覚悟を決めた…と想像しています。


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 このあたりで丁度2時間。列車の出発までまだ50分ほどありますが、目ぼしいスポットは一通り巡ることが出来たので、ぼちぼち駅へと帰ることにしました。本当は増毛町南端にある雄冬岬(昭和50年代中葉まで車道が通じていなかった秘境の地として有名)を訪れてみたかったのですが、増毛駅からだとバス便も極めて限られるので、今回の訪問では時間の関係で断念しました。列車に接続して雄冬岬まで往復する路線バスやコミュニティバスを運行するなどといった「足づけ」が行われていれば、留萌本線も観光地アクセスの路線として延命が期待できたのかもしれませんが、今更言っても詮無いことです。増毛町の中心部も駅を基点にぶらり散策するのが楽しい、なかなか雰囲気のいい街なので、廃線後も留萌で路線バスに乗り継ぐという手段は残るものの鉄道では行きにくくなるのが残念ですね。

 最後に、今日は店が閉まっていて賞味することができなかった「たこザンギ」。なのですが……というお話を含めて、次回の留萌本線復路編へ。


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(2016.09.07)


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