16/09/10 (5)弟子屈へ
知床五湖を離れ、ウトロ方面へと戻ります。今回はさすがに熊との遭遇はなかったのですが、エゾシカの方は辺りでウジャウジャと活動しており、沿道で車に物怖じすることもなくマイペースで草を食んでいる様子を見掛けました。
先述のプユニ岬よりウトロ市街と温泉街を遠望。高台の上の温泉街が相当大きな規模だったのにはちょっと驚きました。
さて、こちらがネットで調べておいたウトロ市街にあるラーメン店、「波飛沫」です。正午前にも拘らず駐車場に停めるのを難儀するほどに混雑していたのですが、後で調べてみたところ、実は北海道版ミシュランガイドに掲載されたことで有名になったお店なのだそうです。星はついていないのですが、そもそも掲載されること自体が大変名誉なことですからね。
私の注文した醤油ラーメンです。他に味噌や塩もありますが、全てとんこつベースの味付け。というか、殆どとんこつラーメンですね。別にラーメン通というわけではありませんが、確かに有名になるだけあるハイレベルな味だな、というのは理解できました。母の隣の席に座った親子はつけ麺を注文していましたが、子供のほうが食べている間じゅうずっと「うまい、うまい」を連発していたそうで。
腹ごしらえを済ませたら、波飛沫のすぐ横の「道の駅 うとろ・シリエトク」へ。世界遺産センターを併設しており、知床の特産品もここのショップで一通り揃うなど、観光拠点として非常に充実した施設となっています。
昼食のデザートとして「こけももソフトクリーム」を一本買って半分こ。甘酸っぱい風味がラーメンを食べた後の口をスッキリさせてくれて良いです。知床はその自然景観だけでなく食もまた魅力的とみたので、次回はウトロに宿泊したうえでじっくりと周ってみたいものです。
国道334号線を斜里市街方面へ。オシンコシンの滝は観光スポットとして著名ですが、ここから少しウトロ寄りにも『三段の滝』というスポットがあるため、復路で途中下車します。……まぁ、フツーの滝かな……。
快走路をぶっ飛ばして斜里市街まで戻り、ここから摩周湖畔を目指します。国道334号線から道道1115号線(凄ぇ数字だ)→道道805号線→国道391号線→道道52号線と辿るのが最もシンプルで分かりやすい道順なのですが、例によってカーナビ任せにして走っていたところ、何時の間にか地元の人しか通らないような農村地帯の田舎道をトコトコと走っていたのでした。うねうねと連なる緩やかな丘を上がったり下がったり。一言で表現するならば「まるっきり観光っ気のない美瑛」といったところでしょうか。いくらカロッツェリアといえども所詮は機械だけに時々変なルートを指示したりするのがお茶目なのですが、今回はそのお蔭で思わぬ“宝物”のような景色に出会えたのでありました。
野上峠を越えて小清水町から弟子屈(てしかが)町へ。釧路・網走間の主要な町のひとつですが、釧網本線の弟子屈駅が1990年に摩周駅に改称されてしまったため(宮脇俊三激おこ必定)、意外と読み方を知らない人も多そうです。下の写真は川湯温泉付近で出迎えてくれるアトサヌプリ(硫黄山)。
国道391号線から道道52号線へ入り、摩周湖畔へ。
(2016.09.10)
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