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2016.10.07

神鉄トレインフェスティバル2016・その1【鈴蘭台車両基地編】

 北海道旅行記の連載中ではありますが、残念なことにこの先は鉄分がゼロになってしまうので、埋め合わせというつもりではありませんが鉄ネタを一本追加しておきます。

 さて、毎年この時期に日本各地で開催される、鉄道各社の車両基地公開イベント。私も2013年を皮切りに一年に一社をセレクトして訪れるのがルーティンとなっています。ちなみにこれまでの履歴は、

2013年:JR西日本・吹田総合車両所
2014年:南海電鉄・千代田工場
2015年:京阪電鉄・寝屋川車両基地

という感じ。そして今年2016年に選んだのは、シリーズでは初となる中小私鉄に属する、神戸電鉄です。関西の私鉄の中では阪急電鉄に次いで馴染み深い会社なので、前から一度は行ってみなければと考えていたのですが、やはりJRや大手私鉄のそれと比較すると小規模なイベントなので、不遜ながらもついつい後回しになってしまいました。2016年の開催日は10月2日(日)と、これまで見てきたイベントのうちでは最も早い時期の開催となります。



 イベント会場である鈴蘭台車両基地の最寄り駅は鈴蘭台駅。十三経由で新開地に出て、神鉄の電車に乗り換えます。先発電車は普通粟生行き。粟生行き…ネェ…。私がよく乗っていた子供の頃は、まさかこの路線が将来窮地に立たされることになるとは想像だにしていなかったものです。


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 鈴蘭台駅からは徒歩で会場へ。以前に石井ダム見学の際に通った道ですが、今日はイベント開催日ということで線路沿いの住宅街の中に細い人の流れが生まれています。

 会場到着。午前10時開場なのですが、開場してまだ20分足らずなのにも拘らず、この時点で入場者数が既に1,100名を超えているとのことでした。見津車庫での車両撮影会の整理券配布や鉄道部品の販売などといった早い者勝ちのイベントがあるので、早い人は開場の数時間前から待機しているものと思われます。


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▲会場入口(後刻撮影)


 例によって順不同で回ったのですが、ここでは入口側からご紹介していくことにします。

 入口を入ってすぐのところには、関西の私鉄各社のグッズや軽食・ドリンクを販売するブースが並んでいます。


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 いつの間にか「粟生線サポーターズくらぶ」という組織が発足しており、入口側最も手前の一等地でPRに勤しんでおりました。これは私個人の考えではありますが、このまま神鉄が大赤字を抱えながら踏ん張ったところで状況が好転する可能性はゼロと断言してもいいわけで、こんなアリバイ作り用の茶番にリソースを割くよりも三セク化なり上下分離なりでさっさと沿線自治体に生殺与奪を握る権利を譲り渡して100%純粋な行政マターの問題に追い込んだ方が、事態の進展のテンポもはるかに早まるのではないかと思われます。いま「権利」と書きましたが、これも一種の爆弾ゲームの風船みたいなものですからね。まだ傷が浅いうちに神鉄と自治体・市民の間で冷静に話し合う場が設けられればよかったのですが、今回もまた泡沫の賢者達による「炭鉱のカナリア」の声は届かなかった、ということで。


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 こちらもいつの間にか登場していた粟生線活性化のキャラクター、「しんちゃん」&「てつくん」との記念撮影コーナー。今日は10月にもかかわらず気温が30度前後にまで上がったという日で、しんちゃんの“中の人”、ご苦労様でございました。


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 さあ!工場内部です。神戸電鉄に所属する全車両の検査や修理をここで受け持っています。


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 電車の足回りの部品が工場内各所に展示(?)。なかでも50パーミルの急勾配の登坂を軽々とこなす立役者であるモーターには注目せずにはいられません。


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 こちらは昨年度をもって引退した車庫構内の入換用車両「旧デ101形101号車」に代わって今年度から導入された新型バッテリーカー、「TRD-025-U-1067」です。こちらの愛称は現在募集中とのこと。京阪電鉄の「お検はん」ばりのナイスなネーミング、お待ちしております!?


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……というわけで牽引重量最大160トンの高出力をアピールすべく、今年度の基地公開からさっそく子供たちとの接待ゲーム…もとい綱引きイベントに就いていたのでした。


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 こちらもお約束の「ミニトレイン」コーナー。


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 踏切装置の操作体験、というのもありました。


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 HOゲージの鉄道模型。写真には撮っていませんが、この手前には運転シミュレーターコーナーも。


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 ここで一旦屋外へ出ることにします。上述の物販ブースの奥には、ホストである神戸電鉄のブースがあります。通常のグッズ類も豊富に置いてあるのですが、こちらはここでしか入手できない昔の硬券やスタフ(=運転士用の時刻表)です。


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 「神鉄食堂」と銘打った軽食・スナックコーナーも。まるっきり儲けるつもりのない値段設定が◎です。


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 さらに奥へ。神鉄謹製の特大サイズブロマイドとか、


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 こちらはディープな蒐集鉄大歓喜の鉄道部品コーナー。昨年の京阪電鉄のイベントではクローズドオークションのせいもあってか30万近い値段がついている品もあったのですが、こちらは高くても数万円台。あら安い!なんて思ってしまう自分は相当感覚が麻痺しているのかもしれません。


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 工場建物の北側へ。こちらには沿線の飲食店による出張屋台が出ています。


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 こちらは会場最奥にて休憩所 兼 「ちびっこ運転士・車掌体験」会場として開放されている6500系電車。今年春に導入されたばかりの最新鋭車両です。ファンサービスとして、通常の営業車両ではみられない種別と行先の組み合わせを随時切り替えて表示しています。LED幕ということでカメラに付いててよかった、内蔵NDフィルター。


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 車内の様子。会場では唯一クーラーが効いているスポットなので、ほぼ真夏日となったこの日は有難いことこの上ないです。インテリアは阪急1000系/1300系と類似、というよりは酷似と呼んでもいいもので、座席の背もたれの低さが若干気になるものの、日本の通勤型車両の中でも最高峰に位置するゴージャスな内装となっています。この豪華な車両が存廃の危機に直面している路線を走っている…というのがあまりにもミスマッチではあるのですが。


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 これにて会場のご紹介は終わり。1時間もかからずに隅々まで見終わってしまいました。一昔前までは準大手私鉄に分類されていた神戸電鉄ではありますが、想像していたよりもずっと小ぢんまりとした車両基地だな、という印象でしたね。ただ、この基地だけでは神鉄に所属する車両をすべて収容しきれないので、粟生線の木幡~木津間にある「見津車庫」、そして三田線の道場南口~二郎間にある「第三車庫(道場車庫とも)」の3ヶ所に分散して収容されています。

 で、今回のイベントではそのうちの一つである見津車庫へ向けて特別列車を運行し、車庫内で車両の撮影会を行うという企画が実施されていました。午前と午後の2部制で、午前の回は先着順、午後の回は抽選券配布のうえでの抽選、という参加者限定企画となっています(各回350名ずつ/参加料金無料)。午前の部についてはコレ目当ての熱心なファンと競争するつもりはなく最初からアテにしてはいなかったのですが、午後の部ならば当たるも八卦当たらぬも八卦ということで、取りあえず抽選券をもらっておいて損はありません。

 抽選方法はA組・B組・C組…と分け、組ごとに全員が当選or落選、という方式。というわけで8割くらいは外れるだろうな、という気持ちで、抽選結果を確認したらさっさとお昼ご飯を食べて帰るつもりだったのですが……。


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アタッチャッター


 抽選券の配布枚数が不明なので当選確率については分からないものの、まさかの延長戦、決定です。――いま、(複数回並んで全部の組の抽選券を取っておけば、確実に参加できるのでは?)とワルイコトを思いついたのですが、そういう不逞の輩が存在しないことを前提としたシステムなんでしょうね。

 というわけで、次回は「トレフェス特別列車」に乗車して見津車庫へ向かいます。

(2016.10.02)


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