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2016.11.26

京都鉄道博物館 その1【プロムナード編】

 まずは「プロムナード」ゾーンに展示されている、0系以外の車両のご紹介です。



 奥へ向かって0系の左隣に展示されているのは、【80系直流電車】。下の写真は先頭車の「クハ86形1号車」です。1950(昭和25)年に東京-沼津間にて運行を開始した、15両編成を組む日本初の長大編成電車です。国鉄時代の近郊型電車の標準色として長年親しまれてきた、橙と緑の通称「湘南色」のオリジナルはこの形式となっています。


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 車内レイアウトは2扉セミクロスシート。日本における電車技術の発展の嚆矢となった形式ではありますが、インテリアにはまだまだ旧型客車時代の面影が色濃く残っています。


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 後側には中間電動車の「モハ80形1号車」が連結されています(下の写真右側)。


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 その左隣には【C62形式蒸気機関車】。リニア・鉄道館の「シンボル展示」コーナーに展示されていたのは17号機でしたが、京都鉄道博物館には26号機が展示されています。塗装が卵肌のようにツルンとしていてプラモデルのように見えるのには苦笑いしてしまいましたが。


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 C62の後方には【マロネフ59形1号車】。1938(昭和13)年の製造当初は「マイロネフ37290形」を名乗り、皇族・貴賓専用の1・2等合造寝台車として使われました。その後、形式名がスイロネフ38形→スイロネ37形と変わり、最終的にマロネフ59形となったのは1955(昭和30)年のことでした。


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 車内は半分がコンパートメント、もう半分が開放式寝台となっています。下の写真は開放式寝台部分。戦前においてはプルマン式(中央通路をはさんで線路と並行方向にベッドが並ぶ配置)の寝台というのは珍しかったのだとか。


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 その後方には【スシ28形301号車】。製造年は1933(昭和8)年です。この車両も2等座席車と食堂車の合造車として製造当初は「スロシ38000形」を名乗り、1962(昭和37)年の改造後は「スハシ38形」に。現在のスシ28形となったのは営業運転を退役して旧交通科学博物館への展示のために全車が食堂車に改造されてからという、異色の経歴を辿った車両となっています。


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 スシ28形のはす向かいには【ナシ20形24号車】。こちらは営業運転退役後、旧交通科学博物館収蔵時代から現在まで一貫して「現役」としての活躍を続けている車両となります。一体どういう意味なのか?というのはまた後ほど。


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 本館前まで歩いてきました。本館を背にして右側に展示されているのは【クハ103形1号車】。計3,447両が製造された、日本の鉄道史上最多の形式である103系のトップナンバーとなります。後輩のほうは323系電車が出揃うまでもうしばらくの間老体に鞭を打って働くことになりそうですが、こちらは2011年春に営業運転を退役しています。製造年は1964年なので、半世紀近くに渡って日本の都市輸送を支えてきた功労者。本当にお疲れ様でした。


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 プロムナードゾーンの最後は【DD54形34号機】。逆スラントノーズのフロントマスクが特徴的な、地方幹線での運用を目的に開発された中型液体式ディーゼル機関車となります。こちらは主に山陰地方にて運用され、寝台特急<出雲>の牽引を担った時期もありました。ただ、機器の故障や事故が頻発したために所期の活躍は果たせず、のちに国鉄車両の失敗作の代表としての評価が定着してしまうという悲運の形式だったとのことです。


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 この奥には「トワイライトプラザ」というもう一つの屋外展示ゾーンがあるのですが、そちらは後回しにしてまずは本館へ入ってみることにします。

(2016.09.16)


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