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2016.11.05

16/09/11 (1)早起きは値千金~釧路湿原・細岡展望台/達古武沼~

 7日目の朝も5時起床。日本の東の端の釧路では、そろそろ秋分の日が近いとはいえもうこの時刻には夜が明けてしまっています。だから毎日早起き、というわけではないのですが…。



 この日の朝食は市街地の外れにある店で海鮮丼を味わうつもりで、開店時刻の7時半に合わせてホテルを出発するつもりだったのですが、このままだと6時前には支度が済んで出発準備が整いそうな勢い。というわけで本日は早朝からいきなりドライブプランを変更し、朝食前に釧路湿原の東側にある「細岡展望台」まで往復することにしたのでした。ここは私も以前に訪れたことがあるのですが、夏の観光シーズン真っ盛りの時期ということもあって展望台がやかましい観光客で混雑しており、あまり良い印象ではなかったんですよね。対して今日は夏休みも終わったオフシーズン、しかもこの時刻なので観光客はほとんど来ていないはず。初訪問の母はもちろん、私にとっても過去の悪印象を上書きするいいチャンスです。それにこんな息の詰まりそうな狭い部屋に長居はしたくないですしw。

 善は急げで準備が整い次第、さっそく出発です。旭橋通→橋南幹線通と辿り、昨日は通らなかった国道391号線を標茶・弟子屈方面へ。ホテルから10分少々も走れば、もう釧路湿原の南東の外れに差し掛かります。日本広しといえども、ここまで都市部の市街地と大自然が近接した環境というのも稀有なものです。

 まだ交通量の少ない国道を疾走し、遠矢と塘路の中間あたりで国道から左折して細岡展望台方面へ向かう道へ。基本的に国道391号線と釧網本線は並走しているのですが、この付近では両者は相当離れた場所を走っています。

 やがて右手には達古武沼(たっこぶとう。達古武湖とも)が。ここの景色もいいのですが、今はひとまず展望台へ急ぐことにします。列車の来ない釧網本線(本当はこの日は運転を再開しているはずだったのですが、おとといの大雨で一部区間の線路が再び冠水したため、本日は終日運休)の線路を二度横断しつつ、方向的には釧路方面へ戻る形に。二車線の舗装道路が続いていましたがやがて一車線に、そして展望台が近付いてくるととうとう未舗装路になってしまいました。我らがスイフト君はLレンジに切り替えるまでもなくガタガタ道を力強く登坂してくれましたが、メジャーな観光スポットには不釣り合いなほどの意外とハードな道のりだったのでした。

 午前6時50分、細岡展望台の駐車場に到着。かなり大きい駐車場ではありますが、思っていた通り我々のほかには一台しか車が停まっていません。この一台こっきりの車も、どうやら観光客のものではなかった様子。


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 「細岡ビジターズ・ラウンジ」も、開館までにはまだ2時間もあります。


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 駐車場から展望台までは、森の中の緩やかな上り坂を歩いて5分ほど。まずは東屋がある第1展望台(下の写真)に立ち寄ってみたのですが、


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 代表的なのは通称「大観望」と呼ばれる第2展望台からの景色となります(下の写真は第2展望台の入口)。


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 到着すると…… ほーら、やっぱり誰もいない!


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 この日は視程が極めて良好で、手前の釧路川から釧路湿原の全景にかけては勿論のこと、40キロ以上先にある阿寒国立公園の雄阿寒岳・雌阿寒岳までもがくっきりと眺められ、大観望の名にし負う望洋たる大パノラマが広がっていたのでした。


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 画角を広角から標準に変えて。どんなに高価なカメラで撮影したところでこの景色を持って帰ることは出来ないのは分かっていますが、あがくだけあがいてみることに。湿原の東側に位置する展望台なので今の時間だと西方向はド順光と、光線状態もベスト中のベストです。


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 我々は15分ほど滞在していましたが、その間にやってきた観光客は一人旅の男性が2人だけと、あの日の悪印象を払拭するには充分の静けさだったのでした。本来は釧路湿原駅に6時20分に到着しているはずの始発列車が今日は運休になっていたのも、我々にとっては逆に幸運だったのかもしれません。それにしてもこの展望台、今回再訪してみてこんなに狭かったっけ?と、当時の記憶とは相当なギャップが生じていたことに気付かされます。確かにこれでは混雑するはずだわ……。

 早起きは三文の徳とはいいますが、今回ばかりは三文どころか値千金くらいの感動を味わうことができ、清々しい気分で展望台をあとにします。

 その帰り道、先ほどはいったん通り過ぎた達古武沼の畔で何枚か写真を撮っていくことに。何故だか湖畔には虫がところどころ塊となりつつわんさか飛んでいたため、いない場所を探して駐車場所を慎重に見定める必要がありましたが(車内への侵入を許したが最後、パニックは必至です……)。

 ダチョウ倶楽部の前フリではありませんが「来るなよ来るなよ、絶対来るなよ!」と虫の来襲を警戒しつつ、おっかなびっくり撮影した達古武沼の風景。はるか昔はここも海の底だったらしく、この達古武沼も海跡湖となっています。


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 この後は、ひたすら西を目指す旅の始まりです。

(2016.09.11)


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