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2016.11.15

16/09/12 (3)伝統纏いし進化の館~豊平館~

 10時半、ホテルを出発。飛行機が17時20分発なので空港までの所要時間とチェックインのリミットから逆算すれば、意外と滞在時間に余裕はありません。しかも今回は母の要望でランチ前に2ヶ所訪れておきたいスポットがあるため、相当カツカツのスケジュールになるのは間違いないようです。ただ、荷物のほうは宅急便で大阪へ送ってしまったため、終始身軽な状態で効率的なルートを取れるのは有利なところ。



 まずは今回の旅で何度目だろう?という中島公園を通り、豊平館(ほうへいかん)へ。3回目の訪問となりますが、今日は内部の見学をするためにやって来ました。青空と競い合うようにして鮮やかに映える縁取りのウルトラマリンブルーが、そのまま豊平館のシンボルカラーとなっています。


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 観覧料は大人300円。改修工事前は正面玄関から出入りしていましたが、現在は建物の真裏に新築された附属棟が出入口となっています。


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 詳しく書いていくと大変な分量になってしまうため、涙を呑んで(?)要点だけに絞って記述していくことにします。今回のリニューアルではできるだけ竣工当時の姿に復原するということ、そして今後も文化財としてだけではなく現役の建物として保存活用していけるように耐震補強やバリアフリー化といった現代の建築物の水準に合わせた改良・改修を施すことが主眼となっています。

 館内へ入ってまず最初に見学したのは、こちらの1F広間。カーテン・カーペットの色や図柄は、昔の白黒写真を基に忠実に再現されているそうです。各部屋の照明の吊元にある中心飾りには鏝絵で様々な種類の花や植物が描かれており、多くの部屋でこの花がそのまま部屋の名前となっています。こちらも現代の熟練の漆喰職人たちによって修復作業が行われたのだとか。


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 この部屋はカフェコーナーも兼ねており、重厚な雰囲気の中でティータイムを楽しむという他では味わえない体験ができます。


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 隣の部屋。部屋ごとに中心飾りの花の種類が違うというのがお分かりでしょうか。


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 時系列的に前後しましたが、こちらが1Fロビーとなります。ちなみに私はいつものようにボランティアガイドの方に捕捉されてしまったのですが、今回は母同伴なので解説のほうは母に聞いてもらうことにし、私は写真撮影に集中するという役割分担を行ったのでした。


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 その他、1Fの部屋を見て回り……


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 赤絨毯の敷かれた階段を上がって2Fへ。こちらは大広間です。


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 主要な部屋にはタブレット端末が置かれており、AR技術を使っての解説や仕掛けが用意されています。こちらはカメラを通した大広間の映像に舞踏会の様子をCGで重ね合わせたもの。まあアレです、格調の高いポケモンGOです。


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 バルコニーへは残念ながら出ることはできず、写真を撮るだけでした。


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 明治期の北海道開拓時代に、天皇をはじめとした要人のための宿泊施設として建てられた豊平館。2Fには当時の客室の様子が再現されています。


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 1958(昭和33)年にここ中島公園内へ移築されるまでは北1条西1丁目、先ほど見てきたばかりのHTBの移転先となる場所の南隣の区画に所在したのですが、移築後は平成の改修工事に入るまでに2万2千組ものカップルが式を挙げた、市営の結婚式場としての利用が主な役目でした。1964(昭和39)年の国重要文化財指定後も札幌の文化活動の拠点として大車輪の活躍をこなしてきましたが、今回のリニューアル後も引き続き、市民の財産として様々な目的に活用されるとのこと。もちろん下の金屏風の部屋が示す通り、結婚式会場としての利用も可能だそうです。


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 2Fから階段を見下ろして。


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 以前は2Fへは階段を上がるしかなかったのですが、今回の改修では2Fの壁に穴を開けて附属棟と連結する(下の写真)という前代未聞の工事が実施されました。この工事のおかげで附属棟のエレベーター経由での2Fへのアクセスが可能になり、原形をほぼ完全に残したままでの全館のバリアフリーが実現しました。


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 30分弱の短い滞在ではありましたがなかなか見ごたえのある建物で、21世紀らしい大胆なリニューアル手法にも感心しつつ豊平館を後にします。そして矢継ぎ早に2つ目のスポットへ。

(2016.09.12)


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