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2016.12.14

16/10/25 (3)気仙沼線BRT Part1【前谷地→志津川】

気仙沼線BRT 前谷地(12:05) → 志津川(13:09)


 前谷地駅から気仙沼線のBRTに乗車します。2012年の運行開始当初は全便が柳津(やないづ)発着だったのですが、柳津まで入らない列車にも接続して乗車機会を増やすべく、昨年6月より一部の便がここ前谷地まで延伸運行するようになりました。



 先述のように石巻線の列車が若干遅れたのですが、ここでの接続時間は14分と余裕があったので全く意に介さず。BRT乗り場は駅舎を出てすぐ目の前にあり、列車を降りてきびきび歩いたので一番乗りではありましたが、その後待てど暮らせど他の乗客は一人も現れなかったのでした。


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 正午と同時に時報の音楽が流れてきたのに田舎らしさを感じつつ、ひと気のない駅前でバスを待ちます。こちらは味のある店構えの駅前商店。


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 待っている間にBRT車両の撮影も済ませておくことに。こちらはノーマルタイプのハイブリッド車。後ほど取り上げますがこのほかに特別仕様の車両も存在します。


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 出発時刻直前にバスが入線してきたので、手早く車内を撮影。普通のバスではありますが、ニュースや沿線の天気予報・運行状況を配信するモニタが設置されていました。


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 12時05分、バスは私一人だけを乗せて定刻通り出発。鉄道には柳津までに和渕・のの岳・陸前豊里・御岳堂の4駅がありますが、BRTは柳津までノンストップとなります。といっても鉄道とバスの速度差は如何ともし難く、鉄道が各駅に停まりつつも約20分で走破するのに対し、BRTはその倍近くとなる35分を要しています。


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▲前谷地の町を出発


 三陸海岸の大動脈である国道45号線は柳津から石巻へ抜けるルートを取っているので、前谷地からだと県道21号線と県道61号線を乗り継ぐことに。そのままこのコースを辿るのかと思いきや、行程の半分くらいは県道を大きく外れた田舎道を通ったのでした。もし路線バスならば街道沿いの集落を丹念に結んで走るはずなので、やはり一般の路線バスと鉄道代行バスの違いは歴然としているのでした。旅人にとっては長閑な風景が見られるので有難いルート取りではありましたが。


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 北上川を渡ると“1駅目”の柳津駅はまもなく。柳津駅での乗り換えの手間の解消にプラス15分という代償の価値があるかといえば、これは人それぞれといったところでしょう。


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 柳津からの乗車はないままで出発。ここからは「本来」のBRT路線へ入りますが、県道から国道に変わっただけで相変わらず一般道を走行する区間が続きます。ほどなく『道の駅津山 もくもくランド』の前を通過。気仙沼からの帰りに乗車した高速バスはここに停留場が設けられていたのですが、BRTはあくまでも鉄道の代行に徹しているだけだからと言わんばかりに、脇目も振らず通り過ぎていきます。


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▲(2枚)柳津からは国道45号線へ


 BRTの車窓からは気仙沼線の線路もよく見えます。この辺りは内陸なのでこの先の沿岸部と違って路盤は運行が休止となった当時のままで残っており、今にも列車が走ってきそうな雰囲気です。


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 国道上に設けられた陸前横山駅を通過し、ちょっとした峠越えを経て登米市から南三陸町へ。柳津を出発して20分(前谷地からは55分!)、海沿いに出る手前にある陸前戸倉駅からようやく最初の専用道区間へ入ります。


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 走り出して最初に思ったのは、(ああ、これは今はなき五新線バスそのものだ)ということ。スピードは心持ちこちらの方が速いかな?という気がしないでもないですが、どちらにしても鉄道の半分程度というのは変わらないわけで。流石に五新線バスを元祖BRTと呼ぶほどのふてぶてしさはありませんが、よもや21世紀にもなってあの原始的なシステムのままで路線が新設されることになろうとは。

 五新線と異なるのは、ある程度の高頻度運転も想定して随所に下の写真のような行き違い設備が設けられていること。BRTだけでなく、有事に備えて緊急車両の走行にも対応しているようです。それはいいのですが、この信号所ならぬ行き違いポイントへ差し掛かる度に一時停止をして信号が青に変わるのを待つという、もはやBus "Rapid" Transitという建前さえもかなぐり捨てているかのようなゴーイングマイウェイっぷりなのでした。


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 ……と、忌憚のないツッコミはまだまだ続くのですが、海岸に出てこのようなシービューを眺めている間だけはついつい矛先も鈍ってしまうもので。


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 志津川の市街地へ入る手前で最初の専用道は終わり。BRTは新たな街づくりの槌音が響くエリアを抜けていきます。


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 そして13時09分、定刻通り『南三陸さんさん商店街』前に設けられたBRT志津川駅に到着。結局始発の前谷地からここまでの約1時間は終始運転手さんとの二人旅が続きましたが、ここからは私と入れ替わりに乗客が乗り込んできました。なお、仙石線快速(≠仙石東北ライン)に引き続いてまた死んだ子の年を数えるようなことを言ってみると、今回仙台からは3本の列車&BRTを乗り継いで2時間以上掛かったのに対し、震災前の快速<南三陸>は1時間20分強で到達していました。尤も、曲がりなりにもフリークエンシーが確保されている現状に対し、当時の快速は一日たった2往復の運転ではありましたが。

 次回からは志津川編。

(2016.10.25)


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