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2016.12.16

16/10/25 (5)志津川にて・その2【新旧の志津川駅】

 南三陸さんさん商店街を背に、先ほどBRTで通ってきた国道398号線(本吉街道)を海岸方面へ。沿道の風景は昨年訪れた女川駅周辺と同じ、造成中のニュータウンそのものという印象です。旧志津川町エリアだけを取ってみても女川町より大きな町なので、工事もこちらの方がずっと大規模です。



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 高台にある志津川高校。今歩いている場所から直接海は見えないのですが、この高校から下の一帯すべてが津波に呑み込まれました。私が初めて本当の意味で津波の恐ろしさを思い知ったのが、ここから撮影された5分半のビデオに収められた一部始終の光景(たったこれだけの時間が一部始終なのです)だったのでした。


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 この船も流されてきたまま、ここへ置かれているのでしょうか。


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 もう少し先へ。下の写真では写していませんが、道という道を工事関係の大型車がひっきりなしに走り回っています。


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 BRT志津川駅から歩いて15分。旧志津川駅北側のガードに到着です。震災の遺構は防災対策庁舎などのごく一部の例を除いてほぼすべて撤去されているのですが、ここは被災当時の状態のままで残っています。


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 ここから駅の方向を眺めるとこんな感じ。被災後しばらくは廃墟となったプラットホームに勝手に上がれたり、その後駅前がBRTの発着場として使われたりしていたそうなのですが、2016年10月現在では路盤部分だけを残して土地の嵩上げ工事が始まっているという状況でした。かように周囲の風景と同化してしまっているため、上のガード跡がなければここが駅だという確証は持てなかったでしょうね。


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 工事現場となっており敷地内へは立ち入れないので、道路からプラットホームを望遠撮影。営業当時は2面3線という、気仙沼線の単独駅では最も大きな駅でした。


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 海岸まで出ていく時間はないので、線路跡の築堤を辿りながらBRT駅へ帰ることに。道路の新設のために所々切り取られていたりしますが、それでも殆どの区間でそのまま残っていました。


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 6度目の秋。列車が通らなくなった築堤はススキとセイタカアワダチソウに覆い尽くされていました。


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 帰りもダンプカーがビュンビュン行き交う横を歩いて。たとえ“復興”が成し遂げられたところで被災地である以前にまず過疎地であるという構造は変わらないわけで、「砂漠に水を撒く」と「砂上の楼閣」のミックスのような遠大な作業を前にして頭がクラクラしてきたりもするのですが。こことは数ケタ違いの額の無駄遣いなど本邦では枚挙にいとまがないですし、原発の再稼働の件もそうですが色々な意味で“正しさ”に抗うことが許されないというのが、この国を二流以下たらしめている病理なのかもしれません。


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 今ひとつスッキリとはしませんが、ともあれ志津川の散策は早くも終了です。こちらは現在の志津川駅。仮設の商店街のそばに設けられているのでこちらも早期の撤去を見越した簡易的な建物ではありますが、こうしてちゃんとした駅舎が建っています。


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 窓口ではBRT区間のほかJR線の乗車券・指定券も扱っており、中途半端な有人駅よりも駅らしい機能を有しています。国鉄時代から自動車駅というシステムがあったので今更物珍しくはありませんが、気仙沼線・大船渡線BRTに関しては鉄道線と完全に同格という特異な存在であるため(「青春18きっぷ」のような鉄道線のみ有効の乗車券でも乗車可能な唯一の常設バス路線)、やはり自動車駅とは趣を異にしています。


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 運行状況を表示するモニタ。これから私の乗車する気仙沼行きは定刻通りでしたが、30分前に出たはずの前谷地行きは15分遅れているらしく、まだ陸前戸倉~陸前横山間を走っていました。このままの遅れでいくと、前谷地駅での小牛田行きへの接続はギリギリといったところです。この真昼間に一体どこで遅延が発生したのでしょうか…?


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 次回は再びBRTに乗り込んで気仙沼へ。

(2016.10.25)


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