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2016.12.23

16/10/26 (2)唐桑半島へ

ミヤコーバス 魚町一丁目(08:14) → 巨釜半造入口(08:44) ※15分遅れ


 「魚町一丁目(さかなまちいっちょうめ)」バス停からミヤコーバスの御崎線に乗って、「巨釜半造入口(おおがまはんぞういりぐち)」バス停へ向かいます。一昔前ならばこのようなバスターミナルでもない途中のバス停の位置など調べようもなかったのですが、いまはGoogle Mapsやストリートビューといったサービスを駆使したならばものの数十秒で判明するようになりました。


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 通学の高校生たちと一緒にバスを待ちますが、今日は10月下旬にしては異常なほどに気温が上がるとの予報で、信じ難いことに朝8時の時点で既に暑い(!)です。で、バスはというと発車時刻になっても姿は見せず。勿論バスなので数分くらいは遅れて当たり前なのですが、今回は何と15分も遅れての到着となりました。後で調べてみればここから結構遠くの方が始発の便らしく、朝の渋滞の真っ只中を抜けてきたためでしょう。


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▲ミヤコーバス御崎線の車両(後刻、御崎バス停にて撮影)


 ここからは市街地を離れる方向なので道路が混雑することはなく、国道45号線に合流すべく県道を北上していきます。ほどなく大船渡線BRTの鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅前を通過。津波に乗って流されてきた330トンクラスの漁船が打ち上げられたまましばらく放置されていた場所です。最寄りの海岸からは600メートルほどの距離がありますが、海抜が低いぶん市街地の西側よりもこちら北側の方が被害が大きかった模様です。

 市街地をバイパスしてきた国道へ入り、東陵高校前で高校生が全員下車していくと車内は老人ばかりに。しばらく坂道を登っていくと、「唐桑トンネル」という延長800メートルほどのトンネルに入ります。半島方面へは少し北へ大回りする形になるのですが、最短距離の県道26号線で行くと細い山道を通っていくことになるので、1969(昭和44)年の同トンネル開通後はこちらが気仙沼市街地~唐桑半島間のメインルートとなっています。

 トンネルを抜けると国道はそのまま矢継ぎ早に現在「唐桑道路」として供用中のトンネルへ突入していきますが、当方のバスはここから分岐する旧国道に沿って海岸方向へ。ちなみにこの唐桑道路が数年内に三陸自動車道の一部となり、唐桑トンネルの南側に新しく掘られるトンネルで気仙沼港方面へと向かうそうです。完成の暁には陸前高田・大船渡および釜石方面への太いパイプとなりますが、もうこうなるとBRTなんて要らないのでは…?


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▲旧国道へ入ったところ


 さらに旧国道からも外れ、海岸へ出た唯越地区からは唐桑半島の先端へ向けてひたすら南下していくことになります。唐桑半島も津波の被害は決して軽微ではなかったのですが、東海岸が直接外洋に面している(※津波は湾内の方が波高が高くなるため)のと多くの集落が海抜の高い場所にあることが幸いして、今回通った範囲では目立った被害の痕跡は見られなかったのでした。なお、2006年までは唐桑町という自治体が存在したのですが、現在は合併により半島の全域が気仙沼市の市域に組み込まれています。

 自家用車やレンタカーで巨釜・半造や御崎といった観光スポットへ向かうのならばこのまま県道239号線→県道26号線を道なりに南下すればいいのですが、当方のバスは交通弱者(この概念もいずれ自動運転の普及に従って過去のものとなりますが)のための貴重な足ということで、しばしば県道から逸れて各集落の中心部へと分け入っていきます。旧唐桑町役場(現在は気仙沼市役所唐桑総合支所)のある馬場地区でさえ大型車のすれ違いは難しいほどの狭さで、そんな狭隘かつアップダウンの激しい道を仙台からコンバートされてきた大型バスがスイスイと走り抜けていきます。確かに公共交通でのアクセスは不便な地域ではありますし、旅行者ならば私のような物好きでない限りはレンタカーを利用するわけですが、他方でこのようなローカルバスでしか見られない風景というのもあるわけなので、非日常体験という観点からすると単純に利便性だけでは割り切れなかったりもします。

 15分遅れているのにも拘わらず「時間調整のための停車」という謎行動が取られたりしつつ、そのまま15分遅れで(なんでやねん)巨釜半造入口バス停に到着。魚町一丁目からの路線距離は13kmほどですが、ローカルバスは賃率が高いので運賃は670円にもなりました。昨日乗車したBRTの運賃が鉄道線の賃率を継承しているために乗車時間のわりには非常に安く感じたため、今日との落差が一層大きく感じられるという。

 次回は巨釜へ向かいます。

(2016.10.26)


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