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2016.12.28

16/10/26 (6)いま、この瞬間にしかない風景~復興屋台村気仙沼横丁から気仙沼漁港へ~

 午後1時前に気仙沼の中心部へ戻ってきました。ちょうどお昼時なので、フェリーターミナルから道路をはさんですぐの場所にある『復興屋台村気仙沼横丁』でランチを摂ることにします。



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 こちらも南三陸さんさん商店街と同様の仮設の商店街。志津川とは違って年を越しての営業を行うものの、気仙沼港の防潮堤工事に伴って今年度中での撤去が決定しているとのことです。


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 さて、ここで何を食べるか。実のところ大いに迷いました。海鮮丼とハーモニカについては昨日賞味しましたし、メカジキの肉が入ったカレーの「メカカレー」(この名前は機械油の味がしそうw)は物珍しくはあるものの、とはいってもカレーなのであまり食指は動かず。残るはやっぱりアレだ、フカヒレ! ……というわけで、屋台村内の韓国料理屋さんがフカヒレラーメンを出していたため、気仙沼での思い出づくりの一環として相当な決断でもってこちらをチョイスです。


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 こちらがフカヒレの姿煮が丸ごと一枚入ったラーメン。お値段は1,800円!です。フカヒレスープならばちょい高級な中国料理店のコースメニューで何度か食したことがあるのですが、こういった塊でというのは今回が初めてでした。フカヒレ自体には元々風味は全くなく、その独特の食感を味わうためのもの。確かにこのネチョッとした歯触りは他の食べ物に例えようがないですね。ちなみにこの気仙沼産のフカヒレ姿煮、最終日に仙台空港へ向かう前に立ち寄った仙台駅の物産ショップにて1,000円で売られていたので、自宅でラーメンを作ったならばもっと安上がりなのでした。率直なところ、自炊派の名に懸けて下手な店で食べるよりは自分で作った方がずっと美味しく仕上がりますので。


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▲フカヒレ姿煮ラーメン。お味についてのコメントは差し控えておきます……


 このあとは午後3時30分発の高速バスで仙台へ帰るので、残りの持ち時間は丁度2時間。御崎欠浜探勝歩道の散策をキャンセルしたぶん気仙沼で使える時間が増えたため、もうセリは終わってしまいましたが朝は時間がなくて立ち寄れなかった気仙沼漁港を見に行ってみることにしました。

 というわけで、今朝途中まで歩いた岸壁を今度は漁港まで進みます。こうして同じ景色を夜明け頃・朝・昼と三度眺めましたが、なかなか風情があっていいですね。


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――しかし、この景色もまもなく見納め。上でも触れましたが、岸壁に沿って高さ約5メートルの防潮堤の建設が予定されているからです。こういった防潮堤の建設の是非については太平洋沿岸地域全体で様々な議論が沸き起こっており、例えば宮城県内でも石巻と女川とでは隣同士ながら正反対ともいえる方針の下で沿岸の整備が進められていたりします。もとより大自然の力を人間がコントロールしようなどおこがましい話ではありますし、「街の景観に悪影響を及ぼす」「防潮堤で海が見えなくなるのは不安だし、これに頼り切って油断してしまうリスクもある」という意見には私も首肯するところですが、かといって徹底的な高台移転を実施するのならまだしもこの場所に生活の場を置き続けるとなると、実際にあのような脅威に晒された以上はノーガードというわけにはいかないですからね。オランダのように千年に一度どころか一万年に一度レベルの高潮を想定した沿岸整備を行う…といった対策は望むべくもないにせよ(何せ人の命は綿菓子よりも軽い国ですので)、「その日」を迎えることになる3~4世代後の人々に顔向けできるだけの真剣さがあるか、というのは厳しく問われることになるでしょう。


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 復興屋台村気仙沼横丁、そして防潮堤ができる前の気仙沼港と、消えゆく風景を記憶に刻み付けながら気仙沼漁港へ。

(2016.10.26)


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