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2016.12.02

京都鉄道博物館 その7【トワイライトプラザ&食堂車でランチ編】

 プロムナードと中庭を挟んで隣接するもう一つの屋外展示ゾーン、「トワイライトプラザ」へ。ここに展示されている車両は……その名称が示す通りです。


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▲中庭からトワイライトプラザを望んで



 ゾーン入口。まずは奥へ向かって右側の列に並ぶ車両から見ていきます。


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 こちらは【EF81形103号機】。直流および交流2種の周波数に対応し、電化区間ならば何処へでも入線できる万能型の電気機関車として北海道以外の国鉄~JR全エリアで活躍した形式です。こちらの103号機は全6両あった「トワイライトエクスプレス」牽引の指定機のひとつとして専用の塗色が施されています。


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 その後ろに停まっているのは……


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 トワイライトエクスプレスの食堂車「ダイナープレヤデス」こと、【スシ24形1号車】です。489系の食堂車からの改造だったため、前後の客車とは屋根の高さが釣り合っていないのが編成美を欠くところでしたが。


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 プラットホームの途中には洗面台が。蒸気機関車の時代には開け放った窓から流れ込んできて顔についた煤煙を洗い流すのに重宝したようです。


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 最後方には【スロネフ25形501号車】。トワイライトエクスプレスの編成中で最も豪華なタイプの個室である「スイート」を2室設けた客車です。特に車端の展望タイプの部屋は正攻法で取れる気がしないのですが、一体どんな人が乗れたのでしょうかね(やっぱりコネの活用かな)。実は私も一度乗ってみようと思ってみどりの窓口で部屋の確保にチャレンジしたことがあるのですが、スイートどころか一人用個室の「ロイヤル」(スイートよりは部屋数は多いのですが、それでも狭き門)さえも悉く撃沈してしまうという。1ヶ月前の一般発売前に大手旅行会社が押さえてしまっているので正攻法で取るのは難しいようなのですが、公共交通機関なのに駅で切符がマトモに買えないというのもいかがなものかと当時は首を傾げたものです。


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 ちなみにその4で取り上げた引込線が走っているのは、このトワイライトプラザの奥側。今度はここから中庭へ向かって右の列の車両を見ていきます。


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 まずは【EF65形1号機】。EF81が交直両用機の礎を築いた形式ならば、こちらEF65は直流機のみならず国鉄型の電気機関車全体でも最多の両数となる308両が生産された大ベストセラー機となります。こちらのトップナンバーは貨物専用機として運用されていました。


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 その後ろには【オロネ24形4号車】。車内には開放式A寝台がプルマン式の配置で並んでいます。この設備で寝台料金として1万円前後(ほか、運賃と特急料金を加算)取られたのですから、ボッタクリもいいところだという。タイならば運賃・料金ぜんぶコミコミで3千円も出せば乗れてしまうので、古き良き時代の汽車旅を追体験したい方は東南アジアへGO。


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 最後に【EF58形150号機】。こちらも戦後期を代表する直流型電気機関車です。この150号機はもともと貨物専用機として運用されていましたが、1985(昭和60)年以降はジョイフルトレインの牽引機として活躍したとのことです。


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 というわけで、屋根付きとはいえ屋外で野ざらしにしておくには惜しいほどのスター車両たちが顔をそろえるトワイライトプラザだったのでした。なお、これら6両の上空をすっぽりと覆う屋根には、2代目京都駅1番ホームの上家の鉄骨が再利用されているそうです。

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 さて、本館2Fの紹介へ移る前に、インターミッションとしてこの博物館内で摂った昼食の模様を。プロムナード編で言及したナシ20形24号車がその会場です。


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▲中庭からプロムナードを望んで


 改めまして、こちらがナシ20形24号車。現役時代に寝台特急の食堂車として活躍していた車両が、ここでもレストランとして営業しています。


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 交通科学博物館時代には結構本格的な料理を提供していたのですが、京都鉄道博物館に移されてからは軽食と弁当類のみとちょっと淋しくなったのが残念なところ。小学生の頃、ここで祖父と一緒にカレーライスを食べましたっけ(※カレーは京都鉄道博物館でもメニューに加わっています)。


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 入店したのは正午ぴったり。この時刻でもうお手頃価格の軽食メニューは売り切れが続出していたので、駅弁からチョイスすることにしました。

 選んだのはナシ20形オリジナルメニューだという「SL弁当」。


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 中身はこちら。駅弁にコストパフォーマンスを求めてはいけないというのは理解していますが、これで税込1,100円、うーん……といった感じです。まぁ今回だけなのでその点については目を瞑るとして、SL弁当ということで機関車の動輪をイメージした黒く着色した巻き寿司に、これまた石炭をイメージした漆黒のちくわにと、態々マズそうに見せるというここだから許される料理の最大級の禁じ手をやってのけています(笑)。お味のほうは決して悪くないのですが、いかんせん量がねェ。尤も、北海道旅行での暴食(私にしては)のせいで体重が2キロ増えてしまったので、減量のためのセーブには丁度いい分量ではありましたが。


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 流れない車窓を眺めながらのひと時。現在唯一運転されている寝台特急の<サンライズ瀬戸・出雲>には食堂車は連結されていないので、クルーズトレインではない庶民的な食堂車を体験するには海外へ飛ぶしかなくなりました。


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 というわけで、次回は本館2Fより。

(2016.09.16)


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