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2017.01.04

16/10/26 (8)高速バスで仙台へ帰ろう Ver.2016(前編)

 今日から更新再開です。相変わらず更新したりしなかったりと頻度は不安定になるかとは思いますが、ともあれ本年も弊Blogをよろしくお願いします。正直なところ旅行記という性質上、文章作りに加えて情報の“裏取り”をこなさなければならず分量のわりには相当な手間が掛かっているのですが(私は速筆な方ですし誤字脱字も極めて稀ですが、それでも一記事仕上げるのに1~2時間は必要)、とはいえ自分が読みたいものは「既製品」に満足できないならば自分で書くしかないわけで、今年もまたコーディネート・取材・写真撮影・執筆・編集・校正校閲、そして資金調達を全部こなす孤軍奮闘の日々です。

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 それでは一路仙台へ。仮に気仙沼駅へ行くとなるとまたホテルからタクシーに乗らなければならないのですが、高速バスならば町の中心部に発着。なかでも「気仙沼案内所」停留所は気仙沼プラザホテルから徒歩で5分、先の復興屋台村気仙沼横丁からだとたった1分の場所にあります。震災前ならば名前の通り宮城交通の案内所があったのでしょうが、現在はただの更地となっています。


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▲気仙沼案内所停留所



宮城交通高速バス 気仙沼案内所(15:30) → 仙台駅前(18:28) ※到着数分遅れ


 15時30分、仙台行きの高速バスが到着。運賃は下車時に支払います。値段は片道2,000円、往復乗車券を兼ねた2枚綴りの回数券だと一回あたり1,850円と、JRの運賃(2,360円)よりも安価となっています。JR側も「Wきっぷ」という2枚綴りの回数券を発売していてこちらを使えばバスの回数券と同額にはなるのですが、経路が気仙沼線BRT経由に指定されており一ノ関経由での利用はできないという致命的な欠点が。快速<南三陸>があった時代ならばともかく、現状だと最低でも2回、多ければ3回も乗り換えなくてはならないですからね。私も一ノ関経由がOKならばWきっぷを購入していたのですが、今回はさすがにまた乗り継ぎを繰り返す気にはなれませんでした。


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▲バス車両(矢本PAでの途中休憩中に撮影)


 気仙沼案内所は始発から1つ目なのでかぶりつき席が空いており、もちココをゲット。仙台まで3時間の前面展望を楽しむことにします。車内レイアウトはノーマルな横4列シート。トイレは付いていないので、乗車前には約2時間後に矢本パーキングエリアで休憩を取るまで耐えられるだけの準備が必要です。私のお腹も今のところはひとまず落ち着いているのですが、依然として“爆弾”を抱えていることには変わりないもので…。


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 仙台-気仙沼線は志津川・津山経由と千厩(せんまや)・一関経由の2ルートがあり、今回は志津川・津山経由に乗車。さらに大船渡発着の路線も利用できますが、こちらは気仙沼市内での走行ルートが異なります(※気仙沼案内所は通りません)。当方のバスは市役所の前には停車しますが気仙沼駅には寄らず、「つ」の字を鏡写しにしたような線形を取るJRに対し、「化粧坂」を通って不動の沢駅付近までショートカット。ここからは柳津の先で三陸自動車道に入るまで、概ね気仙沼線BRTと走行ルートが重なることになります。まだ時刻は4時前ですがやはり県道は混むようで、イオンの前で中心市街地を抜けるまでノロノロ走行が続きました。この旅行記ではあくまでも旅行者目線として港周辺を市の中心として書いてきたものの、地方都市の例に漏れず実際にはこちらの新市街地が核として機能しているのでしょう。

 BRTは松岩の先で専用道へ入りますが、こちらは当然そのまま国道を走行。BRTの走行路を外から眺めるという形になります。具体的にどの場所だったかはメモしていなかったのですが、海岸には現代版万里の長城ともいえる高い防潮堤が既に完成している箇所も。どこにでもあるはずの郊外の風景の中にこの5年余りのうちに異質なものがいっぺんに二つも出現するという、実に大きな変貌のあったエリアをバスは走っていきます。


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▲階上地区にて

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▲BRTの専用道と並走


 16時04分、大谷海岸停留所着(※津山もくもくランドまでは乗車のみの停車)。気仙沼市街地での道路の混雑の影響か、この時点で10分近く遅れています。ここではBRTの大谷海岸駅と同じ位置に設けられているものの、大多数の停留所がBRT乗り場からは離れた場所にありました。そろそろ暗くなってきたため、日没前の車窓の撮影はここが最後となります。


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 その後も国道45号線沿いの町々で少しずつ乗客を増やしつつ、南三陸町へ。志津川にはBRTより30分も早い1時間ほどで到達しました。鉄道ならば各駅停車でさえ、国道を走るバスに後れを取ることなど有り得なかったわけですが…。この時間だと平均して15分ごとに気仙沼の行先表示を出したBRTとすれ違うことになるので、スピードがダウンした分はフリークエンシーで相殺、という見方も出来ないことはないのですが。

 南三陸町内最後の停車は、定刻だと16時42分発の「南三陸ホテル観洋前」。時は夕方、駐車場には次々と団体客を乗せた観光バスが到着していました。そして当方のバスにも数名の乗車。このように気仙沼線沿線では最大の集客施設ということになるのですが、実際には線路、現BRT専用道はトンネルで横をすげなく通過してしまいます。せっかく臨機応変なルートを取れるバスで運行されているのですからこの区間だけは国道を通してもいいと思うのですが、オペレーターがJR東日本である以上はそこまで柔軟な対応は期待できないのでしょうね。

 乗車側最後の停留所である「津山もくもくランド」は待っている乗客がいなかったので通過。日が落ちて辺りが闇に包まれ始めた頃、北上川を渡ってすぐの桃生津山(ものうつやま)インターから三陸自動車道へ入ります。気仙沼から高速に入るまで1時間半。三陸自動車道延伸後にどのように輸送体系が変化するかはまだ分かりませんが、ひとまず今のところは唯々遠い、です。

 ここら辺りで道半ば。この先は後編に譲ります。

(2016.10.26)


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