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2017.01.18

16/11/19 (1)名門大洋フェリー(大阪南港→新門司港) その1

 9月・10月・11月と3か月連続となる旅のトリとなる行き先は、北部九州の長崎・熊本・福岡。観光旅行としては実に16年ぶりとなる九州です。9月・10月とは違って事のついでではない完全にフリーな一人旅なので本来ならば別に行き先を国内に限定する必要もなかったのですが、今回は訳あって旅行中常に国内で電話を受けられる状態にしておかなければならなかったので。



 このところ旅行先への行き帰りは飛行機(LCC)ばかりだったのでちょっと目先を変えて……ということで、初日の九州入りには新幹線・飛行機・高速バスに続く第4の選択肢であるフェリーを使ってみることにしました。

 今回利用する『名門大洋フェリー』が出発する大阪南港は、ニュートラムのフェリーターミナル駅が最寄り駅。関西~九州間のフェリーはなかなか選択肢が豊富で、同じ関西でも航路によってのりばの場所がバラバラなのですが、こちらは軌道系交通が直結しているので徒歩客の利便性ではトップクラスの場所にあります。


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 出発は17時00分なのですが、私がフェリーターミナルに到着したのは15時過ぎ。出発が近づくにつれて賑わいはじめる待合室も、今の時間はまだこの通りです。ま、家にいても仕方がなかったのでちょっと早目に出てきたわけですが。


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 因みに乗船チケットは既にインターネット経由で予約とセルフプリントを済ませてあるので、窓口へ立ち寄る必要はありません。フェリー(所要2時間以上の海路)につきものの乗船名簿の記入についても、チケット購入時の会員登録がこれを兼ねているのでこちらも不要。飛行機やバスについても言わずもがなですし、こうなると(日本の)鉄道だけが遅々としてIT化に取り残されているという印象がますます深くなってしまいますねぇ。

 乗船が始まるのは出航1時間前と聞いていたのでそれまで待合室で待機していたのですが、時間を過ぎても乗船開始を知らせるアナウンスはかからず。その前からパラパラと乗船口へ向かっていく人がいるので試しについていったら、なんのことはない、もうとっくに始まっていたのでした。勝手知ったる人は分かっていたんですね。何だか先行きが不安になりますが……。


名門大洋フェリー1便 大阪南港(17:00) → 新門司港(翌05:30)


 こちらが本日の新門司港行き1便を受け持つ「フェリーきょうとII」。名門大洋フェリーの他の3隻にもふくおか・おおさか・きたきゅうしゅうと、同様に発着地の地名が付いています。


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 乗船したら、まずは自分の陣地となる場所に荷物を置きにいくことにします。今回選んだのは大部屋タイプの「二等洋室(ツーリスト)」。ベースとなる座敷席利用の運賃に880円プラスするだけで、プライバシーが確保されたカプセルタイプのベッドを使用することができます。実際には1便利用+インターネット割引で運賃が30%OFFとなっているため、追加料金は620円。運賃全体でも4,940円となりました。


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 私が使った下段側のベッド。スクリーンを閉めてしまえば完璧に視線をシャットアウトすることができます。閑散期のために、定員20名の部屋のうち予約されていたベッドは3割ほど。私の周りはすべて空席となっており、個室に近い感覚でゆったりと過ごすことが出来ました。とはいっても相部屋なので、貴重品の管理にだけはご注意を。


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 ちなみに上段はこんな感じ。鉄道の開放式寝台のようにハシゴで昇り降りするのではなく、ちゃんとした階段がついています。予約に際しては上段or下段だけでなく空席状況が表示されたシートマップ(ベッドマップ?)を見ながら位置をピンポイントで指定することが可能なので、出発ギリギリまで吟味を続けるのもいいかもしれません(同じ席種内ならば、予約成立後も部屋およびベッドは空席がある限り何度でも無料で変更可能)。


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 こちらは廊下。大部屋の向かい側に並ぶのは一等の個室です。一応1人用個室の運賃も調べてみたものの、二等と比べると値段がおよそ倍。二等洋室でも充分快適そうだったので私の使い方では値段に見合った差はないと判断し、今回のチョイスと相成りました。


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 荷物を置いたら持参したタオルと着替えを持って、「展望浴室」へ向かいます。入浴時間は16時から22時まで。ロッカーは鍵付きで、シャンプー・リンス・ボディソープは浴室内に備えられています。時間帯によって混雑率にはムラがあるようですが、いつ空いているのかなんてフェリーに乗り慣れていない私には判るはずもないので、今回は出航前に済ませてしまうことにしました。家からフェリー乗り場へ移動する間だけでも意外と汗をかいてしまうので、こういった入浴設備があるのは助かります。


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 広さとしては大浴場ではなく中浴場くらい。今日は閑散期ですからこれでもどうにかなるのですが、繁忙期には間違いなくキャパ不足になりそうです。尤も、展望浴室とは別にシャワー設備もあるので、入浴そのものが不可能という事態にまではならないはずですが。で、これはクルーズ船ではなく公共交通としてのフェリーなので客の質はピンキリなのですが、今回は観光客とおぼしき中国人の小皇帝(肥満児)が浴槽に潜ったりして遊んでいたところ、見るからに沸点の低そうな柄の悪いオッサン(たぶんトラックドライバー)が怒鳴りつけるも、されど彼には当然日本語など理解できるはずもないのでカエルの面に小便――というコントが展開されておりました。やれやれだぜ…(シャンプーを泡立てながら)。

 もちろん乗客はこんな輩ばかりではなく、私の方は気のいいおじさんと脱衣所で場所を譲り合いつつ、「狭いですよね~」と苦笑いを交わしたりとホノボノ。類は友を呼ぶとはいみじくも言ったものです。

 入浴を終えてひとまずベッドへ戻ると、フェリーは船体をぶるるんと震わせながら大阪南港を出港。瀬戸内海を端から端まで縦断する12時間半の船旅が始まりました。

(2016.11.19)


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