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2017.02.21

16/11/22 (3)410年目の熊本城で(前編)

 市役所前を起点に、熊本城の敷地を東から反時計回りに一周してみることにします。ご存知の通り、熊本城は4月の地震によって甚大な被害を受けたために城内の見学は出来なくなっているのですが、安全が確認されて一部開放されているエリアから外観を眺めることは可能です。昨日熊本交通センターの総合案内所でもらった熊本城周遊バス『しろめぐりん』の案内リーフレットにも、さっそく「熊本城復旧見学コース」と銘打って崩れた石垣や建物を見て回るコースが紹介されていました(仕事が早い!)。



 まずは縁結びの神様として有名らしい『熊本城稲荷神社』へ。といっても関心は神社そのものではなく、地震で亀裂が入ってしまったこちらの鳥居です。


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 この辺りの石垣の上には多くの櫓が立ち並んでいたそうなのですが、崩落した石垣と運命を共にしてそのほとんどが倒壊。熊本城の難攻不落さを象徴する「武者返し」も、築城から400年後に訪れた大自然の脅威の前にはひとたまりもありませんでした。下1枚目の写真のように既に瓦礫の撤去が済んだ場所もあるものの、大部分が崩落・倒壊当時の状態でまだ手つかずに近い形で放置されたままとなっています。


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 崩落した石垣の石はこれからの復旧工事にあたって完全に元の位置へ戻すのだとか。WWIIで破壊されたドレスデンの聖母教会やヴュルツブルクのレジデンツが元の石材をパズルピースのように組み合わせて再建された話は有名ですが、熊本城の石垣の石も本丸だけで15万個ともいわれており、こちらもこちらで途方もない作業が待ち受けているようです。


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 城の開放エリア内へ。清正公を祀る加藤神社を経由し、二の丸広場へ向かいます。


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 こちらが加藤神社。ここは現在は立ち入り禁止となっている天守を最も間近に眺められるポイントです。


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 思いっきり逆光になってしまって申し訳ないのですが、大天守・小天守です。瓦やしゃちほこが落下するという被害はあったようですが、さっきの櫓群と比べたならばまだこの程度の軽微なダメージで済んだのは不幸中の幸いでした。周りの見学者は異口同音に「こうなる前に見に来たかったなァ」と呟いています。ええ、人生は後悔の連続ですとも。


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 その隣の宇土櫓。こちらは築城当時の建物で、熊本地震においては天守以上にダメージが小さかったとのことです。熊本城は現存天守としては員数外ではあるものの、この宇土櫓は仮に現存天守12城と並べたならば上位に食い込むほどの大規模な造りなのだとか。耐震基準がまだ緩かった昭和30年代に再建された天守よりも宇土櫓のほうが地震に強かったという事実には興味深いものがあります。


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 こちらは柱状に残った石垣が支えとなって崩壊を免れた戌亥櫓。


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 後半は二の丸広場からです。

(2016.11.22)


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