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2017.03.28

17/01/24 (4)神宮徴古館にて

 徴古館前バス停から最後の目的地である『神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)』へ。徒歩客の入口が分かり難かったのですが、少し車道を歩いた先に広場への徒歩入口がありました。



 こちらが徴古館外観。1909(明治42)年に開館した、日本で初めての私立博物館です。建物は赤坂離宮(現在は迎賓館)など数多くの宮廷建築を手掛けたことで知られる片山東熊(かたやま とうくま)による設計。戦時中の宇治山田空襲によって外壁部分以外が収蔵品もろとも焼け落ちたために、1953(昭和28)年に平屋から二階建てにするなどの変更が加えられた上で復元されました。


170124_04_01


 午前中は比較的天気が良かったのですが、正午を回った頃からは段々と下り坂に。この時間になると昨日のようにまた雪がちらつき始めました。建物の前で名古屋からやって来たというご夫婦と少し話をしたのですが、訪問のきっかけが私と同じく旅行直前にやっていたBSの番組だったそうで。民放BSといえどもやはりテレビ、影響力は凄まじいものがありますね。ご夫婦は車で来たそうですが、我々のように鉄道利用の場合も内宮と宇治山田駅・伊勢市駅を結ぶバス路線の途中にあるため、神宮参拝のついでに立ち寄るには良い立地です。内宮からだと五十鈴川駅の向こう側になりますが、しまかぜに乗車するのならばどうせ宇治山田駅か伊勢市駅へ出なければならないので。

 敷地内には徴古館のほかに農業館(こちらも日本で初めての産業博物館)、そして神宮美術館の計3館がありますが、今回は徴古館を見るだけでタイムアップになりそうなので徴古館・農業館の入館券を購入(大人個人500円)。美術館とセットならば700円となります。エントランスには返却式のコインロッカーもあるので、荷物がある場合も安心。(→神宮の博物館公式サイトへ

 この博物館の第一印象ですが―― 訪問する人が少ないのでとにかく「静粛」、の一言。おはらい町・おかげ横丁の狂騒の世界からやって来るとなおさらその落差が際立ちます。初めて訪れたならば、伊勢神宮にもこんな場所があったんだ……と驚くこと請け合い。

 メイン展示となる御装束神宝は順路最後にあるので、それまでの途中のコーナーをさらっと見学。神饌や式年遷宮など、昨日訪れたせんぐう館でダイジェストとして見てきたものを更に掘り下げていくような展示もありました。せんぐう館には外宮正殿の縮小模型がありましたが、こちらには内宮正殿のそれが。戦後すぐに行われるはずだった式年遷宮が資金難のために危ぶまれた際、売却によって費用を捻出しようと有志の芸術家たちが制作した美術品(結局寄付金が集まって4年遅れながら遷宮が実施されたため、作品は売却されることなく神宮に残されることに)も広いスペースを割いて展示されています。

 最後のコーナーにある御装束神宝はせんぐう館のレプリカとは違い、以前の遷宮の時に役割を終えて下げ渡された品。かつては神々の所有物ということで神聖さを穢さぬようにそのまま焼却・埋設処分されたそうなのですが、現代ではこうして一部が公開されているほか、技術の伝承という意味もあって全ての品が何らかの形でもって現存しているとのことです。とはいえこれらはあくまでも撤下品なので、御装束神宝の実物を見ることが出来ないのは相変わらずではありますが。せんぐう館ではガイドツアーに参加していたのでじっくり立ち止まって見られなかったのですが、こうして改めて“本物”を前にすると日本美術に造詣が深いわけではない私でさえも思わず見入ってしまうような美と技巧の極致に感嘆させられるばかり。徴古館へ立ち寄る時間が無ければせんぐう館のレプリカでも構いませんので、伊勢神宮を訪れるとしたらこれは一見の価値があるかと思われます。


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 手持ちの入館券で農業館へも入れるのですが、やはり徴古館見学だけで時間が微妙になってしまったので今回はパスすることに。バス停に戻って駅へと向かいます。なお、神宮徴古館そばには内宮の別宮である『倭姫宮(やまとひめのみや)』があります。


三重交通60or70系統 徴古館前伊勢市駅前


 やって来たバスは内宮発ではなく、伊勢道路(県道32号線)を経由して磯部・鵜方方面から来た便。運賃表の最高額も2,000円を超えています。当初の予定では宇治山田駅からしまかぜに乗車するつもりだったのですが、母妹が伊勢市駅前のオサレカフェでカステラを食べたいと申しているので(昨日前を通ったものの、時間が無くて入れなかった)、終点の伊勢市駅前まで乗り通すことに。

 お目当ての『参道TERRACE』は先月オープンしたばかりなのだとか。「ぱ~るかすていら」という真珠パウダーの入った白いカステラがイロモノかと思いきや意外と美味しく、お土産に一箱買って帰るつもりだったところが運の悪いことに品切れ。新しく焼き上がるのをしばらく待っていたのですが、電車の発車10分前まで粘ってもまだだったので諦めることになりました。

 これにてお伊勢参り編はおしまい。最後はしまかぜ復路編です。

(2017.01.24)


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