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2017.06.04

17/05/22 (3)京都丹後鉄道・観光列車「丹後あおまつ号」 その1【アコモ編】

 列車が出発する2番ホームへ進みます。これから乗車する丹鉄宮福線の列車は原則としてこの頭端式の1・2番ホームを使用していますが、京都・大阪方面へ直通する特急についてはJR線のホームを発着しています。


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 まずは「あおまつ」号(正式名称は「丹後あおまつ」。ここでは略して表記します)とのご対面。普通列車用のKTR700形気動車に改造を施したうえで、2013年に運行を開始した観光列車です。内外装デザインを担当したのはご存知水戸岡鋭治氏。かつては九州名物だった水戸岡デザインの鉄道車両も近年は全国各地に増殖しているために有難味がやや薄れてしまいましたが、それでも近畿地方で出合えるのは和歌山電鐵とここ丹鉄だけというのが現状なので、何だかんだでやっぱり鮮烈な印象のままです。


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 デビュー当時は北近畿タンゴ鉄道時代だったため、車体のレタリングについては旧社名のままになっています。とはいえ車両を保有しているのはあくまでインフラ部門の(現)北近畿タンゴ鉄道なので、これはこれで間違いではないのですが。


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 車内全景。床はフローリングとなっています。後刻乗車する「あかまつ」号については予約制(座席定員制)なのですが、こちらは全席自由席。乗車券のみで乗車が可能となっています。それにしても…… 予想をはるかに上回る混み具合ですね……。近距離利用の地元民が乗り合わせているというのはまだ解るものの、この外国人比率の高さよ。全員天橋立が目的地だというのは確実ですが、私がこれまで訪れた経験を振り返ってみても、ここまで“国際的”な観光地だという印象はなかったですよ。仄聞したところによると、ミシュラン・グリーンガイドに舟屋で有名な伊根とともに掲載されたことも外国人観光客の増加の要因となっているとか。恐るべし、インバウンドツーリズム。


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 平日だからと油断して出遅れてしまい、完全にあきらめモードに入っていたのですが…。どうしたことか目の前で4人掛けのボックス席から人が去っていき、進行方向向きの窓側席をゲット。おお、神よ!!(←柄にもない) 直後に向かい側へカップルが座ったのですが、彼らも後ほど大江で他の席へ移っていきました。あとで「あかまつ」号のアテンダントのお姉さんに話を伺ったところ、2本の特急列車(京都方面からの<きのさき3号>と大阪方面からの<こうのとり1号>。うち後者は下りの始発便)を受けるダイヤとなっており、尚且つ天橋立観光に適した時間帯に到着するため、その利便性の高さから常に高い乗車率をキープしているのだとか。

 そんなわけで棚ぼた式に陣取ったボックス席を。水戸岡デザインの鉄道車両、なかでも改造車全般のアコモの特徴をワンフレーズで表現するならば「雰囲気番長」を措いて他にないのですが、こちらの座席も種車の転換クロスシートと比べると居住性に関しては明らかに低下してしまっています。私のような一見さんならば多少の座り心地の悪さには目をつぶりつつ無邪気に喜ぶだけなのですが、その一方で日常的に利用する地元客は…ネェ…。やはり観光運用とコミューター運用の兼任は少々無理があるのかな、とぼんやり思ったりしたのでした。


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▲(2枚)4人掛けボックス席。テーブルは重宝するのですが……


 荷物棚とカーテン。種車のカーテンも横引き式でしたが、観光列車への改装にあたって「あおまつ」号専用のものに交換されています。


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 西舞鶴方の3列12席は集団離反式の固定クロスシートとなっています。


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 ボックス区画をはさんで福知山/豊岡方にあるのが、こちらの窓を向いたカウンター風の座席。宮舞・宮豊線内で海側となる方向に設置されています。座席のバリエーションの多彩さも水戸岡デザインの特徴ですが、ここまでの3種については背ずりがいずれも曲面成形しただけの木板なので、座り心地については下手をすると駅ホームのベンチをも下回っているかもしれません。


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 カウンター席の反対側にはソファ風のベンチシートが。福知山発車時点では用務客が腰掛けていました。右奥に見えるのはカフェカウンター。冬場の平日には運転士だけという純粋なワンマン運転になることもあるそうなのですが、この日はアテンダントが1名乗務し、車内販売や沿線の観光案内にあたっていました。


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 沿線の名産品を収めたショーケース(左)と、最も福知山/豊岡方にあるベンチシート(右)。


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 ショーケースの写真をもう一枚。


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 洗面所・トイレの入り口には、水戸岡デザイン十八番の暖簾がかかっています。


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 改装時に新設された洗面台。こちらは綺麗なのですが、元々あったトイレ部分があまり手を加えられておらず、木に竹を接いだような格好になっているのが若干興を削がれるところです。


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 福知山/豊岡方デッキにあるパンフレットラック。折角なので「丹後くろまつ」「丹後あかまつ」「丹後あおまつ」「丹後の海」の観光列車四兄弟を紹介するリーフレットをいただいておきました。


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 次回は宮津へ向けて出発します。

(2017.05.22)


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