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2018.07.17

【18/07再訪】鉄道博物館 その10(新館1・2・3F/仕事・未来・歴史ステーションI編)

 新館1Fの続きです。リニューアル前は「××ゾーン」と銘打たれた5つのエリアで主に構成されていた鉄道博物館ですが、この度のグランドオープンで「××ステーション」と装いを改めたうえで再編成。新館1Fと2Fの西側は「仕事ステーション」エリアとなっています。



 こちらは駅の業務を体験するコーナー。新館は南館とも呼ばれているので、駅の名前も「南てっぱく」駅となっています。以前は本館にあったコーナーが新館へ数多く移設されており、ここにある自動券売機体験とみどりの窓口体験も、本館北端の元ラーニングゾーン1Fからお引越ししています。


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 運転士・車掌から裏方さんたちまで、列車の運行を支えるプロフェッショナルたちの仕事ぶりを学んでみようという展示。後発の京都鉄道博物館では「鉄道の施設」エリアでカバーしている内容ですが、リニューアル前は弱かった分野が10年の時を経て順当に補強されたという印象です。単に見るだけではなく、タッチパネルを使ったゲームにも挑戦可能。しかもその場でプレイして終わりではなく、館内で配布されている来館記念カード(※以前は退館時に出口でもらえたもの)の裏に印刷されたQRコードを使ってエリア全体の成績が管理されるという、現代らしい仕掛けも施されています。とはいえゲームに関しては小さい子供向けに作ってあるので、オトナにとっては退屈な内容ではありますが……。


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 こちらは京浜東北線209系先頭車両のモックアップ。昨年、リニューアルを前に運転シミュレーターコーナーから一時撤去されたものですが、新館への移設後は――


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 この通り、車掌シミュレーターとして使われています。こちらも先着順の整理券配布方式(料金は500円)となっており、言うまでもなく開館から間を置かずして配布終了となりました。


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 エスカレーターを上がり、仕事ステーションの2Fへ。以前はエントランスを入ってすぐ左側に配置されていた運転シミュレーターコーナーのうち、山手線205系・高崎線211系の2台をこちらに移設。それらの右側には京浜東北線E233系のシミュレーターが新たに加わっています。なお、D51形式蒸気機関車は元ヒストリーゾーンの本館車両ステーション内へ移設、200系新幹線はE5系と入れ替わる形で展示終了となっています。


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 そして、新館の目玉展示であるE5系シミュレーターもこちらに。整理券配布はこのすぐ横のカウンターにて実施しています。こちらの体験レポートは一連の記事の最終回にて。


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 また、実際の運転士の養成訓練を下敷きにしたより専門的な体験コーナー、「運転士体験教室(先着順で名簿にエントリー/料金500円)」もあります。


 2F東側は「未来ステーション」。技術の進歩がもたらすであろう未来の鉄道の予想図をいくつか提示し、来館者からもアイデアを募集してその可能性を考えていくというコーナーです。顔写真をもとにアバターを作成する機械が設置されており、先述のQRコードに関連づけて展示コンテンツの中に登場させることができます(見たところ、任天堂のMiiのエンジンを流用している感じでしたが)。


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 更に上がって3Fへ。このフロアは吹き抜けの面積もぐっと小さくなり、その大部分を使って新館のメイン展示と呼べる「歴史ステーション」コーナーが設けられています。


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 ここは 1. 日本の鉄道前史 → 2. 手探りの鉄道黎明期 → 3. 国産技術の確立期 → 4. 鉄道輸送の黄金期 → 5. 世界一への飛躍期 → 6. 未来への蓄積期 → 7. 多様化する鉄道成熟期 の7セクションに分けて、草創期から現在に至るまで当時の社会情勢の解説や貴重な史料展示を交えながら、150年の日本の鉄道の歩みを紐解いていくという展示群となっています。リニューアル前は本館2Fの吹き抜け沿いに「鉄道歴史年表」という形でこのような展示がありましたが、新館開設にあたって大幅な増強が行われ、さすがは日本を代表するTHE鉄道博物館であると激賞に値するほどの非常に見応えのある内容となっています。いきおい私も、今回のてっぱく訪問ではこのコーナーでの滞在時間が最も長くなりました。


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 で、ここでも余すことなくご紹介したいのは山々なのですが、パネル解説を読み込んでいくだけで日が暮れてしまいそうな位の大変な分量なので、今回は気まぐれで撮影した史料展示の写真(の一部)を貼っていくのみでご容赦を。嬉しいことにその場でパネル解説を熟読しなくても、鉄道博物館の公式アプリ(iOSとAndroidに対応)内にて文章部分に関してはかなり詳細にまとめられたものが読めるようになっています(トップページ>歴史ステーション)。立ったまま文字を追うのは疲れるので、これは助かる。


(1)1872年の新橋―横浜間開業当時の乗車券とその印刷原版・開業式入場券
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(2)その当時の上等(1等)出札窓口の再現
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(3)1900年前後の乗車券・乗車券印刷原版・定期券など
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(4)昭和30年頃に使われていた(銀座線?)、第三軌条集電装置
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(5)1929(昭和4)年頃、東京の省線電車区間(のちの「国電」区間)の出札窓口
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(6)同時期の改札口の再現
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(7)戦前、シベリア鉄道経由での東京―ベルリン間の連絡乗車船券
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(8)大正時代の青函連絡船で使われていた、貨車航送用の艀(はしけ/動力を持たず他の船に曳航されて進む船)の模型
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(9)戦前の弾丸列車計画で設計されていた車両の再現模型
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(10)1960~70年代を想定した、国鉄の出札窓口(MARS非対応)の再現
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(11)同時代、上野駅長距離ホームをイメージした改札口
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 写真が多いので、ここでいったん分割します。


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