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2019.09.03

ピンクのバスでゴー・ゴー・なごや Ver.2019

 1泊2日の旅の一断章としてあいちトリエンナーレ編を先行してアップしましたが、時計の針をいったん出発時点まで戻して残りの出来事を綴っていくことにします。



 さて名古屋までの往復、復路は新幹線と決めていたのですが、往路はせっかくなので変化をつけたいもの。青春18きっぷは5回も使い切れないのでまず候補から外れ、最安ならば近鉄の株主優待券を使っての急行乗り継ぎという方法はあるものの、いちいち鶴橋まで出るのは面倒。あと7か月遅ければ、近鉄の新型名阪特急『ひのとり』一択だったんですけれどね。となればやっぱり梅田から直接乗れる高速バスかなぁ……というわけで、WILLER EXPRESSの名古屋―大阪線(昼行便)のうち一日1往復のみ運行されている、ちょっとグレード高めの3列シート車を利用することにしました。


 バスの出発時刻は9時30分と、いつものスタイルからするとやや遅めといってもいい時間。そのぶん阪急の朝ラッシュのピークは過ぎており、梅田まで座って行けたのは助かりました。うめきたの工事に伴って地下から地上へと切り替えられた歩行者通路を通り、5年ぶりとなる下の写真のWILLERバスターミナル大阪梅田へ。
※2014年3月に同じ区間を乗車した際のレポートはこちら。なお、当時利用した「シアター」タイプのシートは廃止となりました。


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 待ち時間はほぼ皆無で、バスの発着場へと移動します。


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 この日はバスが満席で車内を撮影するタイミングが全くなかったため、WILLERのシート紹介ページへリンクしておきます(→こちらから)。2+1配置の「ニュープレミアム」というタイプで、最大の特長は広大なシートピッチ。JR新幹線・特急の標準的なグリーン車と同等の1170mmを確保しており、座面幅も500mmとこちらも新幹線のそれと同等。本来は長距離夜行便に供される車両なので、所要3時間の中距離路線としては常識外れのスペックとなっています。難点は車両の端から端までびっしり座席で埋まっている(合計24席)ためにトイレが付いていないことですが、乗車時間がさほど長くなく途中休憩も一回あるため(運転手に申し出れば緊急のトイレ停車も可)、こちらに関しては水分摂取量のコントロールで充分対応できる範囲と判断しました。今回の運賃は2,800円と、利便性・居住性・所要時間のバランスを考えると競合の交通機関からは抜きんでたコスパではないでしょうか。

 手配の時点で独立席には空席がなかったので、2列側を予約。WILLER EXPRESSのルールで窓側/通路側の指定は出来なかったのですが、出発1時間前にスマホへ届いたメールで窓側の2Aが割り振られることが分かり、私としてはラッキーな結果になりました。乗車の際にもチケット/スマホ画面の呈示すら必要なく、名前を伝えるだけという身軽さも良し。

 座席へ腰掛けると、「背もたれ・座面・腰の3つのパーツでそれぞれ厚みや柔らかさの違うクッションを採用」と謳う新設計のシートらしく、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙なフィット感。電動のゆりかご式リクライニングにオットマン並みの大きさのフットレスト、そしてレッグレストも装備し、その他の付帯設備も充実しています。高速バスでも採用例が増えているバックシェルタイプでこそありませんが、昼行便であまり深くリクライニングを倒す必要もないこともあり、これに関してはあまり不自由さは感じませんね。とにかくバスなのに足元が広々としているのにはカルチャーショックのようなものすら覚え、ファーストインプレッションとしては車内を自由に移動できないのとトイレがないことを除けばJR特急のグリーン車に乗っているのと変わりがない、部分的にはそれを上回る、という大変好ましいものでありました。

 ほぼ定刻通りに出発。乗務員は前回の二人乗務に対して今回は女性運転手一人だけでした。途中休憩は土山PAあたりかと思いきや、ぐっと手前の草津PAを予定しているとのアナウンスです。この便に関しては新御堂筋を北上して中国吹田ICから名神に乗るという定番ルートではなく、梅田ICから阪神高速へ入って12号守口線-(守口JCT)-近畿道-(吹田JCT)-名神、という道順を取ることに。意外性は無いにしろ変則的なルートには違いないのですが、こちらの方が定時性が高いと判断されたためでしょうか。

 果たしてバスは順調に大阪・京都府境を越え、大山崎JCTから京滋バイパスへ入った……のですが、ここで渋滞によりノロノロ運転に。宇治トンネルの辺りで流れは回復しましたが、この影響で草津PA到着は約20分遅れとなりました。


 夏休みでにぎわう草津PA。名古屋到着後のスケジュールが押し気味になりそうなので昼食をどうしようかと考えていましたが、セブンイレブンが併設されているのが目に入ったのでここで菓子パンを2個購入。あまり昼食・夕食とこだわらず、道すがらテキトーに胃に入れていくことにします。


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 現時点で20分遅れではありますが休憩時間はこれといって切り詰められることはなく、のんびりと再出発です。


 さて、こちらのニュープレミアムには以前乗車した「シアター」シートのようなモニター装置は取り付けられておらず、手持ちのスマホ・タブレットを車内のWi-Fiへ接続して映像作品やオーディオブックを楽しむという形になっています(利用料金は無料;サービスの概要はこちらから)。名古屋―大阪線の所要時間は約3時間なので、映画一本くらいならば余裕で見終われそう。まあ、お仕着せのプログラムよりも各種動画配信サービスの視聴や、私のように自宅のブルーレイレコーダーにネットでつないで“積ん録”状態の番組の消化に勤しむ、という方が好みという人も多そうではありますが。航空の世界でも最近はモニターを廃止して機内Wi-Fiサービスで代替するという趨勢になっているようですしね。こちらの座席にもちゃんとコンセントが装備されており、高速ではないもののWi-Fi経由でインターネット接続も可能なので、上述のデバイスがあれば無聊を託つことはないでしょう。


 再出発後、新名神高速道路へ入って以降は終始スムーズな走行が続き、鈴鹿トンネルを抜けて亀山市へ。今回はあいちトリエンナーレを見に行くのが主な目的ですが、ここ亀山でも来年2020年10月に「亀山トリエンナーレ」が開催されるとのことです(どうしよう、気になってきた…)。

 亀山西JCT~四日市JCT間は、今年3月に開通したばかりの新名神高速の新区間を経由。四日市JCTからは名古屋都心部を目指すために5年前と同じルートを辿ります。この辺りで先ほど仕入れた菓子パンをパクパク。座席には小ぶりながらもインアームテーブルがあり、アームレストの下にはドリンクホルダーも付いているため、飲食で不便を感じることは基本的にはないはず。但し、トイレが無いという点はくれぐれもお忘れなく……。


 ピンクのバスは無事に「名古屋駅(則武1丁目)」バス停へ到着。時刻は12時41分、遅れは6分にまで縮めてくれました。「ニュープレミアム」シートが非常に快適だったため、草津PAでの気分転換も相まってあっという間に着いたような感覚でした。正直、もっと長く乗っていたかったほどで、これで2,800円、早期購入ならば2千円台前半もアリというのは心底お値打ちだと思います。


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 3分強で名古屋駅太閤通口へ。途中の景色は以前に比べて意外と変化があり、5年という短いようで長い歳月を肌で感じます。尤も、最大の変化は駅頭にて中央リニアの駅の工事が進行中ということなのですが。


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 エスカ地下街内の「伊神切手社」にて、帰りの新幹線のバラ売り回数券(指定席用)を購入。回数券を使用できないお盆の最繁忙期が連休を1日外れた今日までかかっており、購入時に確認を取られました。名古屋以西の区間は割引率が高めで(というより名古屋⇔新横浜・東京の区間がやけに渋い)、この距離でも定価と比べて千円近く浮いてしまいます。近鉄の「名阪まる得きっぷ」なき今、高級志向の『ひのとり』がどこまで健闘することが出来るのかに注目が集まるところです。

 この日は地下鉄に何度か乗車する予定なので、券売機で一日乗車券を購入します。「バス・地下鉄全線一日乗車券」(大人850円)と「地下鉄全線24時間券」(大人740円)のどちらにするか、画面の選択肢を前に一瞬フリーズしてしまったのですが、大した値段差ではないので前者をチョイス。値段が、というよりも、暦日単位か時間単位か(※海外の都市交通では後者が主流)の差こそが大きいのですが。

 いったん栄のホテルへ荷物を置きに行き、ここから行動開始。ホテルについてはのちほど本日分最後の記事にて簡単にまとめることにします。(次回へ続く)


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