カテゴリー「III その他国内の旅」の46件の記事

2017.03.31

17/01/24 (6・終)観光特急しまかぜ その5【復路・伊勢市→京都(後編)】

 しばらくカフェ車両でボーっとしていましたが、頃合いを見て自席へと戻ります。山間部へ入るとまた横殴りの雪が降り始め、地面にもうっすらと積雪がありました。標高の高い青山峠の前後がピークかと思いきや、意外なことに奈良盆地へかなり近づいた旧榛原町エリアが最も激しく降っていたのでした。往路でもそんな感じだったのですが、どうやらこの辺りは地形の関係で奈良県内でも雪の多い地域のようです。


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 山岳路線としては非常に線形が良いので特急列車は高速性能を遺憾なく発揮できるのですが、しまかぜについては若干流して走っているような印象。雪のために速度を落としているのかなと思っていたのですが、次の大和八木には定刻通りに到着したので所定のスピードだったようです。

 往路と同様に大和八木にて乗務員の交代。ここから終点京都までの車内放送を担当した車掌さんがバリトンボイスのめっちゃええ声でした。「麒麟です」と言ってほしい! 下に貼り付けた新ノ口連絡線通過中の車窓動画にも収録されています(32秒から)。



 橿原線を抜け、夕方のラッシュが始まっている大和西大寺へ。輻輳する構内配線のおかげで昼間でも駅手前での信号待ちが多い当駅のこと、ホームへの進入速度は特急らしからぬ超低速です。なお、普通の京伊特急(伊勢志摩ライナー含む)ならば大和八木やここ大和西大寺からの乗車があっても不思議ではないのですが、しまかぜについては特急料金のほかに特別車両料金が最低720円必要なため(ちなみにデラックスカーの料金は80キロまで210円)、こういった短距離を乗車する客はまず居ないものと思われます。


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 ホーム向かい側に停まっていた奈良線の大阪難波行き急行と同時発車。最終区間の京都線へと入ります。

 さて、最近導入orリニューアルされた近鉄特急の車両には座席番号表示の横にLEDランプが設置されており、この色で現在走っている区間での座席の予約状況が分かるようになっています。予約されていない席に乗客が座っている時以外ならば特急券のチェックは省略されるという、近年全国のJR・私鉄特急で主流となりつつある方式が近鉄特急でも採用されているというわけ。で、我が6号車、大和八木まではほぼ全てのランプが緑(大人料金で予約)だったところが、大和八木と大和西大寺を過ぎて少なからず青(空席)に変わっていたのですが…。アッ、最前列の1B・1Cも青ランプになってる!!

 というわけで。少しだけですがかぶりつき席からの前面展望を体験してみることにしたのでした。なにしろ大型のシートなので、後ろからの目視では乗客が完全に隠れてしまって空いているかどうか分からないんですよね。こんな形でランプが役に立つとは(笑)。下の写真のように天地方向のワイドさに目を見張るフロントガラスなのですが、窓枠が縦横に走っているために前面展望を楽しむという点においてこれらが、とりわけ非常用扉部分の縦棒が目障りとなるのは否定できないようで。シートこそ上級なものの、この辺りは小田急のロマンスカーや名鉄のパノラマカーのような“本式”のパノラマ車両とは比ぶべくもないといったところです。とはいえこの非常用扉がなければ阪神線内への乗り入れが出来ないので(保安装置については準備工事はなされている模様)、この件に関しては設計上のトレードオフという結論になりますか。


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 視線を下げて。他の席よりも心なしか足元が狭いような気がしますし、背面テーブルがないのでやや小ぶりな固定テーブルが代わりになっているのですが、この席を指名買いするような人にとってはこの程度の瑕疵などほんの些細なことでしかないでしょう。


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 実はすぐ前を近鉄奈良発京都行きの特急列車が先行しており、大和西大寺から京都までの約30分間は2~3分を置いて2本の特急が続行することに。そのまたすぐ後ろからは橿原神宮前発京都行きの急行が付いてきており、これら3本をやり過ごしながら走る普通列車の気苦労が知れるというものです。

 近鉄丹波橋を出発したら、ぼちぼちと降りる準備を。これがもし片道乗車ならば名残を惜しむ瞬間ではありますが、さすがに往復4時間も乗車するともう満腹です。カフェ車両の「二段活用」もできましたし。こうなると余勢を駆って昨年9月にデビューしたばかりの南大阪線・吉野線の観光特急『青の交響曲(シンフォニー)』にも乗ってみたいところですが、席数が少ないために特急券の確保はしまかぜを遥かに凌ぐ勢いで困難なようで、実現するのはいつの事になるのやら…?

 17時38分、京都到着。18時05分発の<のぞみ248号>に乗って東京へ帰っていく妹を新幹線中央口改札で見送ります。今春から妹は関西へ帰ってくることになったので、この見送りも今回が最後となりました。

 京都駅で軽い夕食を摂ったら、JR京都線・宝塚線で宝塚へ帰ります。関ヶ原の雪は未だに猛威を振るっているようで、琵琶湖線方面からやって来る快速・新快速はダイヤがガタガタ。車内の床も水浸しです。雪に気を揉みまた雪に沸き立った今回の旅、最後の段落もやっぱり雪の話題で〆ることになるのでありました。

今日の歩数カウント:16,132歩

<完>

(2017.01.24)


2017.03.30

17/01/24 (5)観光特急しまかぜ その4【復路・伊勢市→京都(前編)】

※しまかぜ往路編はコチラ→その1その2その3

 しまかぜの発車10分前を切ってから駅改札を抜けます。伊勢市駅はJRと近鉄の共同使用駅。外宮側の南口から入るとJRの1番ホームを経由して跨線橋へ向かうことになりますが、この1番ホームには15時25分発の名古屋行き快速<みえ18号>(指定席があるので号数つき)が停車中でした。速い便ならば近鉄の名伊乙特急に遜色のないスピードを披露してくれるのですが、こちらの便については単線区間での待ち合わせが多いためか、名古屋までの所要時間は停車駅が倍以上ある近鉄の急行とほぼ同等のようです。スピードと快適さならば近鉄特急、運賃の低廉さならば同急行が選ばれる中で今一つ立ち位置の定まらない列車ではありますが、その一方で「ジャパンレールパス」を使えば伊勢鉄道区間の運賃を追加するだけで乗車できるために、近年は外国人の利用が増えているのだろうと想像します。だから参宮線を廃止して駐車場にしろなどと宣った赤福会長の軽佻さをだな…(まだ言ってる)。

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2017.03.28

17/01/24 (4)神宮徴古館にて

 徴古館前バス停から最後の目的地である『神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)』へ。徒歩客の入口が分かり難かったのですが、少し車道を歩いた先に広場への徒歩入口がありました。

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2017.03.27

17/01/24 (3)伊勢神宮内宮 その2

 宇治橋前から旧参宮街道の「おはらい町通り」へ入ります。現代ではすぐ西側を通る国道が内宮へのアクセス路として機能しているため、こちらはほぼ歩行者天国という往時の姿に近い商店街となっています。

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2017.03.25

17/01/24 (2)伊勢神宮内宮 その1

 五十鈴川駅からタクシーで10分弱。かつてのお伊勢参りの旅の終着地、瑞穂の国のサンティアゴ・デ・コンポステーラこと伊勢神宮内宮(ないくう)に到着です。

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2017.03.24

17/01/24 (1)ホテルアルティア鳥羽 その2

 2日目は6時起床。この季節なのでまだ外は真っ暗です。起きしなに露天風呂へ向かうと、昨日は2回とも居なかった先客の方がおられました。夜明け前なので気温の方は恐らく氷点下。いつもならば数分肩まで浸かった後は浴槽の縁に腰掛けて半身浴に切り替えるところなのですが、今朝はあまりの寒さのために瞬時に体が冷えてしまい、すぐに湯船の中へ戻ることになりました。窓側のベッドを使っていた妹によると部屋の窓際の方は暖房が追いつかないほどの“コールドスポット”だったらしく、内側の和室で寝ていた私が実のところ一番快適だったようで。これぞ人間万事塞翁が馬!?

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2017.03.22

17/01/23 (6)ホテルアルティア鳥羽 その1

 午後4時10分、宿泊先の『ホテルアルティア鳥羽』(→公式サイト)へ。このエリアにある『志摩スペイン村』や『志摩地中海村』と同様に、建物は地中海沿いの街をイメージしたデザインとなっています。もともとは会員専用の高級リゾートホテルだったのですが、現在も会員制は継続する一方で我々のような一般客も受け入れています。

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2017.03.20

17/01/23 (5)伊勢神宮外宮 その2

 手水舎の横にある休憩所の奥からせんぐう館へ入館(入館料は個人一般で300円)。その前にここから眺めた「まがたま池」の写真を載せておきます(1枚目の写真左側の建物がせんぐう館)。この屋内にいる間が降雪のピークだったので、“雪宿り”も兼ねられるという丁度いいタイミングでした。

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2017.03.18

17/01/23 (4)伊勢神宮外宮 その1

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▲伊勢市駅 駅舎(近鉄とJRの共同使用駅)


 今回の旅の目的の一つは、伊勢神宮への初詣。お伊勢参りの一般的なお作法に従い、まずは外宮(げくう)の方を訪れることにします。しまかぜ乗車というメインイベントを先に終わらせてしまったこともあり、「消化試合」とか「燃え尽き症候群」というフレーズが脳裡に浮かばないこともないのですが…。いやいや、これからこそが旅の本番ですからね。毎年三が日のうちに近所の某神社で初詣を済ませるのが恒例(臨時バイトの巫女さんに綺麗所を揃えていることで定評がありますw)なので厳密には「初」ではないのですが、なにせ全国10万社の頂点、言うならば日本で最も豪華な初詣ですから、今回ばかりは仕切り直さずにはいられません。

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2017.03.16

17/01/23 (3)観光特急しまかぜ その3【往路・大和八木→伊勢市】

 10時56分に出発する大和八木からは針路を東へ。乗務員が交代し、車内放送の声の主も変わりました。ここから伊勢中川まではアーバンライナーで幾度となく通った道のり。さんざん見慣れた景色もしまかぜのプレミアムシートからならばまた印象が違ってくる…かも? いや、アーバンライナーのデラックスカーもシートピッチ以外はJRのグリーン車に比肩する大変上質な設備ではあるのですが。

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