エアポートエクスプレス・トラベル・パス(旧称・ツーリストオクトパス)について
香港の地下鉄(MTR)の乗り放題きっぷとエアポートエクスプレスの乗車券がセットになった「エアポートエクスプレス・トラベル・パス(機場快綫旅遊票/Airport Express Travel Pass)」ですが、2007年12月のMTRとKCRの合併に伴い、以前のものからシステムが変更されています。先日の香港旅行で駅張りのポスターで概要を確認してきましたので、自分用のメモを兼ねてまとめておきます。
●エアポートエクスプレスの片道チケットつきが220ドル、往復チケットつきが300ドルという価格は変更なし。ちなみにキャセイの機内販売では10ドル引きで販売されているとか(未確認情報ですが)。
●MTRの無料乗車のカウントは最初の改札入場から72時間(ガイドブックをはじめとして「3日間」という表記が散見されますが、暦日での計算ではありません)。これも変更なし。
*よく「夜遅くに空港に到着したその日に使い始めると、その日1日分が消費されてしまうので損」という解釈が見受けられますが、これは誤解です。この場合、暦日上では4日目の夜遅くまで有効となります。少なくとも「MTR無料乗車の有効期間中、平均的に乗車する」という用途の場合は、理論的には何時使い始めても損をするということはありません。
●以前付属していた20ドル分のバリューは廃止になったようです。つまりMTR以外の交通機関への乗車(含無料乗車期間終了後のMTR)および電子マネー機能に充当される分の残額は0ドルの状態で渡されることになります。もちろん通常版のオクトパスカードと同様に、駅のサービスカウンターや積み増し用の機械で金額の積み増し(増値/Add Value または Reload。当地では「チャージ」という表現は一般的には使われません)が可能です。
●50ドルのデポジットは残額と共に手数料無料で払い戻し可能。
●乗り放題きっぷの適用範囲の拡大。これが最も大きいです。ちょっと複雑なので表にしておきます。
| 旧MTR - 観塘線・荃湾線・港島線・東涌線・将軍澳線・ディズニーランドリゾート線 | ○ |
| 旧KCR - 東鉄線2等車の尖東~上水間・西鉄線・馬鞍山線 | ○ (New!) |
| 旧KCR - 東鉄線1等車および上水~羅湖・上水~落馬洲間 | × |
| 軽鉄線(ライトレール) | × |
| MTR直営のフィーダーバス(番号の頭に「K」が付く系統) | × |
というわけで20ドルのバリューこそ無くなってしまいましたが、新界地区まで有効範囲が広がった為、非常にお得感が増しました。乗り放題チケット分が実質70ドルだと考えると一日換算で23ドル強、僅か300円足らずとなります。香港の鉄道を精力的に乗り回してみようという方はもちろん、それ程ガツガツ乗らないまでもちょっと遠方へ足を延ばすつもりならば最右翼の選択肢となりそうです。事前情報では旧KCR路線は適用範囲外と聞いており、今回の旅では天水圍のホテルに滞在していたため、それこそあっという間に元が取れたのですが・・・ 後の祭りですね。上手に活用してお得に香港の「鉄」旅を楽しんでください。
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