2022.08.07

22/07/05 (6)鹿児島本線【折尾→博多】

 乗り継ぎ先の電車が発車する3番のりばへと移動。接続時間が8分しかないので写真撮影に時間を割くと余裕は殆ど無いのですが、折尾の名物駅弁「かしわめし」の立ち売りを見掛けたならば流石に足を止めないわけにはいかず、肖像権の件もあるので後ろ姿のみコッソリと撮らせていただきました。もし乗り継ぐ列車が特急ならば一も二もなくお買い上げだったのですが、生憎座席にテーブルの無い快速なもので…… 福岡の街まで持ち越すという手もあったものの、これもこの季節だと屋外のベンチでというのはちとしんどいですから。それにしても改築されたばかりのピカピカの駅において、まるでこのおじさんの周りの時空だけが歪んでいるかのようなちょっと不思議なシーンでした。


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 乗車するのは11時36分発、快速久留米行き。閑散時間帯にも拘わらず9両も繋いでいるようです。行先が久留米とはどうにも中途半端な印象を抱いたのですが、7年前の冊子の時刻表を残してあったので帰宅後に引いてみたところ、やはり当時は同じスジで荒尾(※大牟田の一つ先)終着となっていました。東名阪のJRユーザーから見れば接頭辞なしのただの快速なのですが、準快速や区間快速といったやる気のない亜種が跋扈している当地においては普通・快速列車の枠では相対的に最上位となります。尤も、こちらの昼間毎時1本しかない貴重な料金不要の速達列車も今秋のダイヤ改正でスジごと廃止されてしまい、結果として鹿児島本線からデータイムの快速が消滅するとか。


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 3番のりば向かい側の2番のりば、そして線路を挟んで南側(下の写真では右側)の1番のりばは、前記の二股トンネルのもう一方の先である、福北ゆたか線の列車のうち折尾から先の黒崎・小倉・門司港を発着する便が停車するホーム。というわけで若松線へ直通している現在の時間帯は使用されていません。こちらは今年3月に高架ホームへ切り替えられたばかりで、それまでの地上時代は鹿児島本線・筑豊本線の両線を連絡する短絡線上にホームが設けられており、改札も別々だったために同じ駅ながらも改札外乗り換えとなる特殊な扱いとなっていました(※ICカードの場合は改札を「タッチしないで」通過するという、これも特殊な扱い)。抑々この短絡線上のホームが設置されたのは1988年で、それまでは折尾―黒崎間の折り返し乗車が認められており、この措置に関してはホーム設置後も今年3月に改札内乗り換えが可能になるまで制度が継続されていたとのこと。


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 電車が入線。中間・後ろの編成はチェックしていなかったのですが、乗車した前3両の編成は813系でした。こちらの流儀なのか、前面の方向幕に種別が表示されていないというのに違和感をおぼえます。


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 9両というこの時間帯としては長編成のため、福岡市内(=福工大前以降)で近距離客が乗ってくるまではガラガラに近い余裕たっぷりの乗り具合。窓割りの関係で眺望の良いポジションは限られてしまうものの、こちらも無事にベスポジを確保です。戦々恐々のアコモデーションについてはモケット柄が派手ながらも座り心地はごくノーマルな転換クロスシートを装備しており、只々「無難」、の一言。無難であることが美点になるというのも相当なディストピアではありますが。因みにLED車内案内装置の形状・フォントが地元でいつも乗っているJR西日本207系・223系のものと同じなのですが、インテリアのカラースキームに関してはJR西日本陣営の方が断然好み。とりわけ223系(1000番台以降)は同じグレー系統のはずが、813系(と815系)は何故にこうも陰気で薄汚れた印象を与えてしまうのかが不思議でなりません。そこと窓割りを甘受したならば、乗車感覚は223系と変わらないという優等生的な出来ですね。


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 やはり大幹線沿いだけあって福間付近以降の車窓は市街地一色となりますが、宗像四塚と呼ばれる小さな連山を越える前後では下の写真のような旅情を感じさせる風景に一瞬出会えたりも。時刻表を見る限りでは折尾―博多間に途中18駅あるうち半数近くの8駅停車と、同区間が無停車の列車も多い特急と比較すれば大きく見劣りするような印象を受けてしまうものの、駅間距離が長めのせいか乗ってみれば意外にも小気味好い走りで先入観を覆されました。7年前の時点では福間で特急<きらめき>を待避していたのが同列車の昼間の運転が廃止された現在は全区間で先着となっているのも追い風ですが、それも前記のようにダイヤ改正前日の9月22日までとなりました。


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 長い駅間距離は福岡の都心部が近付いてきても依然変わらず、最後まで快速らしさを保ったままで12時22分、博多到着。折尾からは46分と、30分前後の特急と較べるのは酷ながらも1時間近くを要する区間快速(=改正後はデータイムに唯一通過運転を実施する料金不要の種別)相手ならば十分速達列車と呼べる速さでした。


 次の予定を考えればぼやぼやしてはいられないので足早に改札を抜けるつもりでしたが、復路のきっぷの入場記録がないので有人改札を…と要らぬ気を回したのがケチの付き始め。やり取りを文字に起こすと実質的に「晒し上げ」になってしまうので武士の情けで自重しておきますが、とはいえ胸に納めるのでは気が済まない程度には器の小さい人間なのでこれだけは言わせてほしい。
「説明を求められれば粛々と応じるものの、どれだけ噛み砕いたところで内容が理解できない低能相手ならばもうどうしようもない」
と。まったく同じ説明、悪びれもせず3回もさせる? 今回はまだ可愛いレベルでしたがこの駅員がどうこうという個別の話ではなく、どうして馬鹿は1~2ターンで会話を完結させようと努める我々の細心を悉く、時には悪意すら込めて踏みにじっては5~∞ターンを空費するのか? どうして口ごたえ(と口数)に限っては一人前かそれ以上なのか? という日常的・一般的な、それでいて多大なストレスの主因の話です。ああ! 2022年にもなって自動化・機械化の進捗がまだこの程度とは!! と嘆声を漏らしたところで、ただただ虚空に響くだけのこんな世の中じゃ…… 次回はダメモトで自動改札機に投入してみよう、たぶんすんなり通れるはず、と思ったところで、抑々大回り乗車なんぞ一生にそう何度も行うものではないために反省が活かしきれないというのがまた忌々しいものです。FXXk!!


 最後にこんな「低能に3分ほど無駄に足止めされる」事件もありましたが、JR九州、日常利用はノーサンキューではあるもののゲテモノ大博覧会として偶に乗りに来るぶんには突っ込みどころまみれでネイティブ関西人の血を騒がせるので、今度の御無沙汰は案外短いかもしれませんね。これも一種の被虐趣味と呼べるのでしょうか。


 次回からは福岡市営地下鉄編です。

(2022.07.05)

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