24/10/28 (7)本日のおさかなランチ~放生津八幡宮
海王丸パークから内川エリアへは直接向かうと徒歩で30分近くを要しますが、経路上に寄り道ポイントがあるので長さは感じないはず。観光市場の「新湊きっときと市場」(下1枚目の写真)を横目に車道沿いをスタスタ歩いていきますが、あまり使われている形跡のない歩道はマンホールが飛び出ていたり路面が凹凸・ひび割れだらけだったり交差点にデカい水たまりが出来ていたり…(同2・3枚目)と、軽い障害物競走の様相。もちろんお約束の“クモの巣ブロック”もあるよ! とはいえ唯の整備不良にしては規模が大きすぎるので、クルマ社会+元日の大地震の複合的要因なのかな?と推測していましたが。
11時45分、本日のランチの会場である「きときと食堂」へ。新湊漁港の中にある食堂で、地元民にも観光客にも愛用されているようです。富山の旅は食事のメニューに迷うことがないのでラクですね。「とりあえずお魚」でOKなわけですから。
若干早めにやって来たので、席の心配はなくすんなり料理が手元に到着。明日のお昼は海鮮丼に決まっているので、今日は税込1,200円の刺身定食をチョイスしました。券売機で食券を買うと自動的にオーダーが通るという「ここだけ」ハイテクを採用しているものですから、一見さんは皆さんまごついていらっしゃいました。私もですが。
内容はこちら↓。右のトレイに乗っている各種の他に、下2枚目の写真の冷蔵ケースの中から好きなおかずを2品選ぶというシステムになっています。おかずの加熱は横の電子レンジでのセルフサービス。色々種類があるけれども決め手がないので……大きい方から順に二つ! どちらも白身魚で、上はかぶと煮、下はスパイシーな餡が掛かった(漬けた)もの。流石に漁港の食堂ですから味付けに関してはソツがないですね。ご飯は追加料金で大盛りには出来るものの、標準サイズはちょっと物足りないかな。それを除けばボリュームはありますしバリエーションもつけられるしで、絶対お薦めとまでは断言できないながらも概ね満足できるクオリティでした。
お腹を満たしたら再出発。あれからまた1時間が経って雲の切れ間から青空も覗くようになっているため、雨の方はもう大丈夫そう。これからの行動範囲は明日の午前中まで大体晴れとのことなので、この地方・この季節にしては悪くはない天気です。
次の寄り道ポイント・「放生津(ほうじょうづ)八幡宮」はすぐそこ。こちらも大伴家持ゆかりの古社で、毎年10月1日に出される13基の曳山で有名なのだとか。前後の4日間にわたる曳山・築山行事は2021年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
現在の社殿は1863(文久3)年に宮大工の高瀬輔太郎によって再興されたもの。八幡宮だからということなのか、屋根の上は鳩だらけです。今のところは財布の中の小銭が豊富なので、チャリンと放り込んでお参り。キャッシュレスの時代ゆえ、意識的に溜めていかなければすぐに枯渇してしまいます。
社殿にはタイムスクープハンターでも取り上げられていた算額が掲げられていました。ここ放生津八幡宮へは2022年、239年ぶりに奉納されたとのこと。
神社だけでなくその周辺も雰囲気の良い町並み。この辺りの古民家には「さまむすこ(狭間虫籠;千本格子の窓や戸)」や「角切り(隅切り)」と称される外観が特徴のものが多いのだそうです。前者については下2・3枚目の写真を代表例として載せました。
後者についてはこちら↓(改修のうえカフェとして営業中)が分かり易いです。隅切り自体は市街地の狭い通りでごく普通にみられるものですが、ここらに関しては上述の曳山巡行の際に支障がないように、という説があるみたいで。
カフェの向こうに見える橋が跨いでいる内川が、新湊エリアでの私的ハイライト。(次回へ続く)
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