ポルトガルの旅1日目 (2)発見のモニュメントとベレンの塔
実は目的地の少し手前で降りてしまい、少々歩くことになってしまった。テージョ川の岸辺に向かって歩を進める。
河岸の道は人通りもまばら。風が強く、川面を渡ってきた風がまともに吹き付けて水しぶきがかかるが、寒くはない。同じ時期の大阪と比べれば大違いだ。雨も止んだので、気分良くぷらぷら歩いて、発見のモニュメントに到着。エンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられたモニュメントである。
側面に彫られているのは、エンリケ航海王子を先頭に天文学者、宣教師、航海士、地理学者など、いわば大航海時代のヒーロー達。
モニュメント前の地面には世界地図と共に、その地域がポルトガルによって発見された年号が記されている。日本が”発見”された年は1541年。種子島に鉄砲が伝来した年(1543年)ではなかったのですね。
モニュメントは展望台になっており、エレベーターで上がれるようにもなっているが、私は次の目的地、ベレンの塔に向かった。
発見のモニュメントから歩いて10分弱で到着。ベレンの塔は、16世紀初頭に第14代ポルトガル王マヌエル1世により、テージョ川への船の出入りを監視するために建てられた要塞である。1983年にユネスコ世界遺産に登録された。
跳ね橋を渡って内部に入るとそこは塔の2階。幾つもの砲台がテージョ川を睨みつけている。1階は水牢。
3階以上は王族の居室になっていた。
螺旋階段を昇って更に上へ。塔の屋上からはベレン地区が一望のもと。
パノラマを堪能し、塔を下りる。再び15番トラムに乗り、ジェロニモス修道院へと向かった。
(2007.02.13)
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