信州・北陸駆け足紀行1日目 (6)シャトルバスで入山
沢渡駐車場 (松本電鉄シャトルバス) → 上高地・大正池前
始発のバスは5時半、あと10分ほどでやってくる。グッドタイミングだ。程なくして、爽やかな配色のバスが入ってきた。出発すると、他にもいくつかある駐車場に停まって行く。乗客も増えてきたが、みな一様に登山ルックで、私のような軽装をしているのは誰もいない。なにしろこの早朝だ、気合の入り方が違うということか。
最後の駐車場で料金収受があり、往復分の切符を購入。先ほどまでとは打って変わって整備された道を、中の湯へ向かう。車内でおにぎりの朝食。私も今日はガンガン歩かなければ!
中の湯でR158と分岐し、いよいよ上高地へ入る。ここのゲートから先は、タクシーとバス、そして特別に許可を受けた車両のみが乗り入れ可能だ。すぐに彼の有名な釜トンネルへ。ここを通るバスは、特別仕様だそうな。1車線の暗い随道内を、セカンド(たぶん)で進む。路面はでこぼこで、あちこちに水溜りが出来ている。勾配も最大で20%ほどあるそうだ。行き着いた先は桃源郷か、はたまた冥界か。
途中で新しいトンネルに切り替わる。片側1車線のごく普通のトンネルだ。トンネルを抜け出ると、辺りには朝靄が立ち込めている。森の中をしばらく走り、大正池前のバス停で下車。時刻は午前6時ちょうどだ。私だけを残し、バスは走り去っていった。
(2003.09.16)
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