きのくに小旅行 (4)黒江の町も散策
紀勢線普通 湯浅(13:49) → 黒江(14:21)
次の目的地は黒江、漆器の町だ。最初予定には入っていなかったのだが、「くろしお」の車内放送で触れられていて、思い出したのだった。
この辺りはミカン畑の間に市街地があるという様子。パチンコ屋の裏手も畑だが、やはり山で育ったものとは違うのだろうか。藤並付近には、廃止直前は平日のみの運行だった、有田鉄道の線路がそっくり残っていた。
黒江は海南の一つ和歌山方の駅。特急は停車しない。生活感の漂う、橋上駅だ。
観光エリアまでは駅から徒歩で15分ほどかかる。狭いが車の往来の激しい道を歩き、路幅が広くなると川端通り。この両側に並行する路地が見所だ。
まず南側の路地から。漆器や吹きガラスの展示販売を行っている店舗が目につく。私はあまり興味がないので、詳しい解説は省略させていただきますm(__)m
続いて北側の路地へ。黒江の家並みの大きな特徴である、のこぎり型になっているのが分かる。埋め立てで出来た平行四辺形の土地に、四角い家を建てたためにこうなったと言われているが、その他にも様々な説があり、実際のところは明らかになっていない。
懐かしさを感じさせる裏路地を歩き、中言神社へ。境内はせっかちな蝉のソロコンサート会場と化していた。
ちょっと早いが駅へと帰ることに。漆器に興味のある方は、他にも観光エリアに集中している諸施設を訪れると良いだろう。
ホームで電車を待っていると、どこからともなく小学生が入ってきた。特別な入り口があるらしい。先生に引率された下校の集団は上下線に分かれて、片方は私と共に和歌山行きの列車に乗り込んだ。
(2004.06.10)
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