再開発前の阪急塚口駅南口(2)
写真と共に、撮影場所と見ている方向を示した地図を添付します。私自身が地図を基に推測したものですが、まず間違いはないでしょう。矢印の根元が撮影場所です。
(1)駅から南を向いて
塚口駅に降り立ち、南口から出てくると最初に目に入る光景です。道は狭く、とてもバスは入ってこれそうにないです。朝夕は人と車、おそらく自転車やバイクもが入り乱れて大混乱だったのは想像に難くありません。近隣の住宅街の拠点駅として、一刻も早い整備が急務だったことでしょう。
上の写真は2002年6月8日に私が同じアングルで撮影したものです。立派なバスターミナルが出来ていて、もはや昔の面影はありません。
(2)駅から南西を向いて
南西に目を向けると、阪急タクシーの乗り場が目に入ります。もはや博物館でしかお目にかかれないような古めかしいモデルの車がたくさん。駅の敷地に切り込んだだけの簡素な造りで、客待ちの車が敷地外まで伸びていて、これも朝夕の混雑に拍車をかけていた原因のひとつだったのではないかと思われます。もちろん現在ではタクシープールが整備され、タクシーが整然と並んでいます。
バスが邪魔している上に若干アオり気味ですが、同じアングルの写真です。
(3)駅から南を向いて
(1)と同じ視点ですが、心もち前に出て撮影しています。映画館(塚口東映劇場)が見えています。これは後日撮影されたらしく、撮影日は不明です。解像度があまり高くないのですが、確かハーフサイズかと。
駅舎を離れ、南に延びる道をまっすぐ進みます。
(4)南口駅舎
振り返って南口駅舎の方を撮影。北口にはつい最近までこれとよく似た駅舎が建っていました。今でも地方の小さな駅へ行くとこんな風景に出会えたりします。
(5)映画館北西から東を向いて
一本目の路地を右に曲がり、少し進んだところで振り返って撮影。正面には塚口東映劇場の上映中作品がでかでかと掲げられています。タイトルをチェックしてみると、「球形の荒野」「昭和枯れすすき」はいいとして、「新・痴●術」「●漢の限界」「ボインと痴●」・・・ たいへん大らかな時代だったようです。
(6)映画館北西から映画館正面を向いて
同じ場所から映画館の正面を眺めます。昔笑点の大喜利のネタで、「平家の滅亡とかけてテレビの登場ととく、その心は?」「栄華(映画)の時代は終わりました」というのがありましたが、果たして客の入りはどうだったのでしょうか?
(7)映画館北西から南東を向いて
同じ場所から南東方向を眺めます。この映画館、町の中心の一等地にどどーんと構えるさまは、「ニュー・シネマ・パラダイス」に出てくる「パラダイス座(Cinema Paradiso)」を思い起こさせます。何となく佇まいも似ている気がしませんか?
(8)映画館北西から南東を向いて
同じ場所から南方向を眺めます。映画館の西は仮設店舗と自転車を残してまるまる1ブロック更地になっており、再開発を前に立ち退きが完了したようです。
このあとは駅正面から南に延びる路地へ戻り、さらに南へ進みます。
最近のコメント