スルッとKANSAI 3day '03秋 1日目 (1)まずは姫路へ
▼スルッとKANSAI 3dayチケットって?
5,000円でスルッとKANSAI加盟各社が3日間乗り放題になるきっぷ。連続した3日間有効の通年発売版と、毎年春・夏・秋に発売され、期間内なら好きな日が選べる季節限定版があるが、今回使用するのは季節限定版の方。天気のいい日にフラッと出掛けるのにはおあつらえむきだ。
ある秋晴れの1日、このきっぷを使用してデイトリップを楽しんだ。
*スルッとKANSAIについての詳しい情報はこちらで。
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いつものように阪急宝塚線の某駅へ向かう。窓口できっぷを買おうとするが、ここには置いていないとのことで、宝塚駅のサービスセンターで購入することに。乗車券を買わずに改札を通してもらう。
宝塚駅で無事きっぷをゲット。サービスセンターには様々なファン向けのオリジナル商品が並んでいて、なかなか商売熱心だ。サービスセンターは改札内にあるが、きっぷはそのまま使用していいらしい。
相変わらず遅く感じる今津線で西宮北口に出て、同じ今津線だが3両編成の今津ゆきに乗り換える。西宮北口駅の改良工事のために今津線が南北に分断されて、もう20年になる。北側の今津線のホームは立派だが、南側のホームは1面1線のどことなくうらぶれた雰囲気。それでも朝のラッシュで活気がある。
高架の今津駅はようやく阪急と阪神の連絡通路が完成し、乗換えが便利になった。今日最初の自動改札機を通過、裏面に今日の日付が刻まれる。
今津 (阪神本線) → 三宮 → 元町 (神戸高速東西線) → 西代 (山陽電鉄本線) → 姫路
阪神間でしのぎを削るJR・阪急・阪神の3社の中でも、一番海側を走る阪神には殆ど縁がないので、たまに乗る機会が出来るのが楽しみだ。ホームにブルーのジェットカーが入ってくる。発進時につんのめるような高加速は健在。
一駅だけジェットカーの走りを堪能して西宮。姫路行きの直通特急に乗り換える。やってきたのは阪神の最新鋭車両の9300系。約40年ぶりのクロスシート車復活として話題になった。三宮で窓側が空いたので座る。前の列には私と一緒に姫路まで乗り通したおばちゃん2人組が。大阪・神戸~姫路間は圧倒的なスピードを誇るJRの新快速にお株を奪われているが、阪神・山陽連合もそれなりに健闘しているのだろうか。
神戸市内の地下線を抜け、電車は須磨の海岸を走る。いつ乗っても車窓に目を奪われる区間だ。鮮やかな空と海のコントラストに、明石海峡大橋の優美な白い姿が映える。
電車はJRとの間にあれほどの時間差が生まれてしまうのには気の毒なほど、きびきびと走る。やや固めだが座り心地のいいシートに身を委ねていると、耳を疑うような放送が。「ただいま姫路駅構内のポイント故障のため、飾磨~姫路間で運転を見合わせております。なお復旧のメドは立っておりません…」
大塩駅の手前ではノロノロ運転になり、駅員に情報を訊く乗客の姿も。まあジタバタしても始まらない。私の場合は所用ではないし、代行バスなんてのも良い経験だ。ドンと構えることにする。
飾磨駅に到着すると、ポイントが復旧したとの放送が入る。ここまでにかなり遅れが生じているものの、今日の予定は守れそうだ。姫路手前では再び牛歩になり、そのまま粛々と頭端式の姫路駅ホームに進入。
(2003.11.14)
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