京都の紅葉'06 (3)蹴上インクライン~南禅寺
三宅八幡駅から出町柳へ。京阪電車で2駅の三条で地下鉄東西線に乗り換え、更に2駅の蹴上駅で下車。ここまで乗車距離は10kmにも満たないのに運賃は680円!もしますが、前述のように今日はフリーきっぷを使っているので無問題。
蹴上インクラインは紅葉スポットというわけではなく、それどころか視界に入るのは桜の枯れ枝ばかり・・・なのですが、4条のレールが真っ直ぐに坂を下りていく風景が好きで、機会ある毎に訪れる場所です。並行する道路の交通量は多いですが、スケッチをする人や風景をカメラに収める人、ただ散策を楽しむ人と、それぞれが静かな時間を過ごしていました。
インクラインの麓側の終点、南禅寺船溜のそばには琵琶湖疏水記念館があります。今回初めて入館してみたのですが、知れば知るほど興味深い建築物です。一度は鴨川から琵琶湖まで船で通過してみたいものですが、実現に向けて観光船の運航が検討されているという話も聞くので、その日が楽しみです。
次は南禅寺へ向かいますがこちらは超メジャースポット、疎水記念館から南禅寺へ通じる道は観光バスがひっきりなしに通過し、狭い歩道は行き来する人で錯綜しています。「車道に出ないでくださーい!ピピピピピ!!」と、誘導員の叫び声と笛の音が絶えず響いていました。
境内も人、人、人でごった返していますが、想定内でありながらも敢えてやって来たのは、コレが見たかったから。
水路閣です。琵琶湖疏水の水道橋で、100年前に建設された当時には、景観破壊を危惧して反対運動も起こったと聞きますが、現在では年月の経過と共に程よく傷み、すっかり風景に溶け込んでしまっています。
水路閣横の階段を上がっていくと、橋の上を流れる疎水を眺めることが出来ます。
見るものも見たので、こんな人ごみとはさっさとおさらば。当面は最後の目的地、鷹ヶ峰へ向かいます。
(2006.11.28)
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