京都の紅葉'06 (4)鷹ヶ峰
蹴上から地下鉄東西線で烏丸御池へ、ここで地下鉄烏丸線に乗り換えて北大路駅で下車。併設の北大路バスターミナルから京都市営バスの北1系統で鷹ヶ峰へ向かいます。
仏教大学前を出るといよいよ鷹ヶ峰へのクライムにかかり、道幅もぐっと狭くなります。道はほぼ真っ直ぐで非常に見通しが良いのですが、なんせ細い道なのでしばしば対向車を待たせながら、ぐいぐいと登って行きます。
坂の頂上の源光寺庵前バス停で下車。この時点で時刻は午後4時過ぎだったのですが、今は11月の下旬、早くも日が落ちようとしています。鷹ヶ峰には主なスポットとして源光庵、常照寺、光悦寺があるのですが、中にまで入る余裕は無さそう。というわけで、ささっと入り口近くを眺めて回ることにします。
最初は源光庵。入り口のススキが風情のあるお寺です。鷹ヶ峰は紅葉にしろ桜にしろ、見頃の時期が標高の割に平地と大きくずれるそうですが、心配をよそに丁度真っ赤になっていました。
ここには血天井とか悟りの窓、迷いの窓といった名物があるそうですが、今日は紅葉を見に来たのでパスします。
【追記】
2007年の紅葉シーズンに再訪しました。下のリンクからどうぞ。
京都の紅葉'07 (1)鷹ヶ峰・源光庵
続いて常照寺。こちらも散りかけではあるものの、まだまだ見頃と言っても良い状態。お坊さんに拝観料を払って入るつもりの参拝者だと勘違いされてしまい(300円ですが)、「新幹線の時間が近づいているので・・・」と言ってごまかしました(笑)。
最後は光悦寺。これまた風情のある参道で紅葉が真っ赤に映えていたのですが、最早手持ちで撮影するのは限界の明るさ。それでも何とか撮影出来たのは高感度のおかげで、早くも新デジカメの面目躍如といった所です。
【追記】
2007年の紅葉シーズンに再訪しました。下のリンクからどうぞ。
京都の紅葉'07 (2)鷹ヶ峰・光悦寺
仕上げに先程バスで登ってきた坂を少し下った場所にある、創業200年の老舗「松野醤油」でたまり醤油を購入し、自宅へ宅配便で送りました。このまま真っ直ぐ帰るのなら手で持って帰っても良かったのですが、実はもう一ヶ所行ってみたい場所があったのです。
バス停でバスを待っていると品のよいご婦人に話しかけられ、今日見てきた紅葉はどれも素晴らしかった、と伝えると、桜の季節も素晴らしいからまたぜひお越しください、とにこやかに言われました。この翌年の春、実際にまた京都を訪れたのですが、その時の話はまた来年の春にでも・・・
6系統のバスに乗って今度は二条駅へ。すっかり日も暮れ、もう真っ暗です。ここからは地下鉄東西線で蹴上へ・・・って、さっき行ったばかりなのになんで戻るんだ?と疑問に思うでしょうが、これには理由が。
南禅寺の境内を抜け、禅林寺(永観堂)へ。わざわざ夜になってからやって来たのは、紅葉シーズンには夜間拝観があり、庭園がライトアップされるからです。
ただ・・・ あまりの人の多さに当てられてしまった上、今日一日殆ど休みなしで動き回っていた疲れもどっと出てきてしまい、外から眺めるだけで出てきてしまいました。3枚だけ写真を撮ったので、これでご勘弁を・・・ 詳しい写真はこちらから検索してねん。
さて、帰るとは決めたのですが、そう簡単に観光シーズンの京都様は帰させてはくれません。永観堂から地下鉄の蹴上駅へは、私の足でも歩いて15分はかかるので、永観堂道バス停からバスで最寄の駅に向かうことにしたのですが、バス停には長蛇の列。おまけに道も渋滞しており、いつ来るのかも分からない状態。私の前に並んでいたおばちゃんグループは、真剣にタクシーを検討していました。
ようやくやって来たバスは、渋滞に飲み込まれたままノロノロと進みます。このまま乗っていれば四条河原町まで行けるのですが、フリーきっぷ持参なので東山三条(地下鉄東山駅前)でバスを乗り捨て、地下鉄乗り継ぎで烏丸へ。座席確保の為に一駅折り返し、河原町から阪急電車で帰宅しました。
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2006年は随分久々に秋の京都を訪れましたが、いくら人が多かろうが、やっぱり京都はいいですね。日本人に生まれて良かったです。折角関西に住んでいるのですから、もっと行かないと勿体無いとは思うのですが、灯台下暗しという言葉もあるように、なかなか足が向かないのが現状でした。
今年の見頃も今月の下旬頃になりそうですが、私も今年は何処を訪れようかと計画中です。皆さんも精力的に歩き回り、自分だけの穴場を見つけてみて下さい。それではよい旅を!!
(2006.11.28)
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