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2007.12.03

京都の紅葉'07 (4)宝ヶ池公園

北大路駅から地下鉄烏丸線で北上し、終点の国際会館駅で下車。車内は到着する頃には空席が目立っていたものの、この駅は大原方面行きのバスへの接続駅になっているので、改札口を抜ける乗客は想像以上に多い。

5番出口から地上に出ると、そこはもう宝ヶ池公園の敷地内。周囲は閑静な住宅街となっている。


《国際会館駅5番出口》


《5番出口から宝ヶ池公園を向いて》


駅から歩いてすぐの場所が北園。ここからは比叡山のどっしりとした山容が見て取れる。

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《宝ヶ池公園の北園から比叡山を望む》


池へ向けて、国立京都国際会館の南側を回りこんで行く。まだ駅から5分も歩いていないのだが、鷹ヶ峰と同じく、とても市街地の中とは思えない程の豊かな自然である。

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池のほとりへ。池の周囲を取り巻くこんもりとした丘は、緑とオレンジのまだら模様に彩られている。

寺の赤に対し、こちらは黄色とオレンジの世界。京都らしさに欠けると言われればそうなのだが、寺のように狭い境内に観光客がひしめき合うでもなく、広大な敷地内をのびのびと散策出来るのが魅力である。

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宝ヶ池を反時計回りに一周開始。この池は灌漑(かんがい)用のため池として江戸時代中期に造られたものだが、公園として整備されたのは戦時中の1942年のこと。元々は防空緑地として計画されていた。

その後1966年に、最近では京都議定書が採択された京都会議の開催地として使われたのが記憶に新しい、国立京都国際会館が隣接地にオープンし、その後も整備・拡張を重ねて今日に至る。

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《国立京都国際会館を南西から眺める》


この京都国際会館、建設当時はモダン建築の類だったはずだが、現代の目で見るとコンクリート剥き出しで飾り気の無い外観からは圧迫感を感じる。例えるならば、炭鉱の竪坑櫓のような・・・

まぁそれはそれとして、先へ進む。静かな園内を歩いていると、日常の緊張感がほぐれていくようだ。

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1時間ほど園内を散策し、次の目的地である八瀬へ向かう。

(2007.11.26)


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