京都の紅葉'07 (6)八瀬・瑠璃光院
山露地の庭を抜け、500円の拝観料を払って中へ。ちなみに別途500円で、瑠璃の庭を望む1階書院でお茶とお菓子を頂く事が出来る。
まずは八瀬名物の釜風呂へ。釜風呂とは日本古来のサウナのことで、壬申の乱(672年)で背中に矢を受けて傷を負わされた大海人皇子(天武天皇)が、ここ八瀬の地に釜風呂を作り傷を癒したという伝承が残っている。
余談ながら、釜風呂のすぐ横にはごく一般的な浴室と脱衣所があり、何だか普通の民家にお邪魔しているような感覚である。
1階の書院は前述の理由でティールームとして使われているので飛ばし、渡り廊下を渡って臥龍の庭を見に行く。縁側には座布団が用意されており、しばらく座ってほっと一休み。
続いて2階に上がり、瑠璃の庭を見下ろす。緑色の苔の絨毯と紅葉の赤との、鮮やかなコントラストを期待するも、残念ながらモミジの色は今一つ。それでも部屋の二方を色付いた葉が埋め尽くす、この書院のロケーションは何物にも代え難い。
外へ出てきた所で時計を見ると、午後3時半過ぎ。当初は時間が余れば清滝と嵯峨鳥居本へ寄って行こうと考えていたのだが、今からでは中途半端な時間。ちょっと早いが、もう帰途につくことにした。
国際会館駅まで大原帰りの観光客でぎゅうぎゅう詰めのバスに揺られ、地下鉄で四条へ。阪急烏丸から一駅戻り(フリーきっぷ使用なので)、河原町で難なく快速急行の座席を確保して梅田へ。梅田で用事を済ませてから宝塚線で家に戻ると、着くや否やどっと疲れが出てきたが、充実した一日であった。さあ、来年は何処へ行こうか?
(2007.11.26)
前のページへ:京都の紅葉'07 (5)八瀬・??寺
« ポルトガルの旅7日目 (3)ポルトメトロに初乗車 | トップページ | 映画『問題のない私たち』 »
コメント