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2007.12.25

台湾一周の旅1日目 (2)台北市内へ

今回利用したのは最もメジャーなルートと思われる、國光客運の台北車站行き。運賃は135元(約500円)。今日から2泊するホテルのそばを通るのだが、台湾鉄路管理局(略称:台鉄)の切符を手に入れておきたいので、そのまま台北駅まで行ってしまうことにする。

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《リムジンバスのチケットカウンター》


既にバスバースに入線していたバスは、一般的なハイデッカーの4列シート車。しかしシートピッチが日本のバスの常識では考えられないくらいに広い。窓側は埋まっているので、若い男性の隣に座る。


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《バス車内》


13時25分、私が乗り込んでまもなく発車。しばらく空港の諸施設を眺めながら走ると、ほどなく中山高速公路(国道1号)に合流。台北・台中・台南・高雄など、台湾の主要都市を結ぶ大動脈だけあって、交通量は非常に多い。確か片側4車線くらいありました。田園の広がる平地から丘陵地帯へ、そしてまた平地へ出てくると、徐々に高層建築が目立ってくる。淡水河を渡りきったところで高速を降りて一般道へ入ると、既にそこは台北の都心近くである。

ここで隣の男性が話しかけてくる。日本の方で、東京から日本アジア航空で到着、第2ターミナルに着いたのだが、バス乗り場がどこか分からなかったらしい。台湾自体には何度か仕事で訪れているが(最初は台湾語で話しかけられた)、台北は初めて。今回は漢方を使ったうつ病の治療に来たそうだ。

「西洋医学だとこの病気にはこの治療法、って決まってるでしょ。私のように『なんとなくしんどい』みたいな症状には対応できないんですよ」

なるほど。常々思っているのだが、日本って精神医療の分野では後進国並なんじゃないかと思う。

私の旅の話を聞いてもらっているうちに、いつの間にやら台北車站に到着。宮殿みたいにバカでっかい駅舎である。時刻は14時16分、空港からの所要時間は50分だった。


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《リムジンバス》

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《台北駅正面。画角に収まりません》

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《台北駅の吹き抜け》


ここで今回の旅のスケジュールを説明しておこう。

今日(土):ホテルにチェックイン後、捷運(MRT)淡水線で淡水(タンスェイ)へ。
明日(日):日帰りで九フェン(チョウフェン・「フェン」は人偏に分)・平渓線(ピンシーシェン)・深坑(センクン)へ。
15日(月):台北から反時計回りで台湾一周開始。嘉義(チアイー)から(席が取れれば)阿里山森林鉄路で阿里山(アリサン)へ。
16日(火):ご来光を拝んだ後、午前中に下山。台南(タイナン)観光ののち、高雄(カオシュン)で宿泊。
17日(水):高雄から台東(タイトン)、花蓮(ホワリエン)経由で台北へ戻る。ほぼ一日中列車に乗り詰め。
18日(木):台北市内観光ののち、午後桃園空港から帰国。

ということで、3日目から5日目にかけて台鉄で台湾島を一周するのだが、フリーきっぷの類は存在しないものの、このようなプランにはおあつらえ向きの「環島週遊票」というチケットがある。値段は1706元(大人)で、自強号以下の座席は無料で指定してもらえる(台湾高速鉄道は利用不可)。後戻りは出来ず、利用できる列車は7列車まで(つまり途中下車の上限は6回)。発行日から60日間有効だが使用を開始すると旅行は15日以内、というチケットである。

まあここまではいいとして、問題は希望する列車の座席が取れるかどうか。3日目から5日目といえば月曜、火曜、水曜。週末にはかからないので楽勝かと思われたのだが・・・

(2007.10.13)


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