台湾一周の旅1日目 (3)No Seat
「Advanced Ticket(前売り券)」の列に並ぶ(7番窓口)。「環島週遊票」を所望すると、ここでは発行できないので34番窓口に行って欲しいと言われ、真裏にある人っ子一人並んでいない窓口へ。なぜかクレジットカードは使えず、現金払いをする羽目に。おまけにここでは座席指定が出来ないらしく、さっきの7番窓口へ戻る。
乗車する列車は以下の通り。
10月15日(月) 自強1009 台北(08:35)→嘉義(11:37)
10月16日(火) <列車未定> 嘉義→台南
10月16日(火) <列車未定> 台南→高雄
10月17日(水) 自強2059 高雄(08:20)→花蓮(12:51)
10月17日(水) 自強1066 花蓮(14:17)→台北(16:16)※太魯閣号
難なくクリアするかと思われたが、なんと台北~嘉義を除いて満席。高雄~花蓮間は本数が少なく、時刻表なしでは予定を立てにくい区間。高雄~花蓮間の4時間半を立ち席で過ごすのはあんまりである。その場で時刻表を購入してプランを練り直すことも考えたが、前売り券のカウンターの列はどこも結構長く、また並びなおすのも億劫。空席がある保証もないのでなおさらだ。とりあえず台北~嘉義間を確保し(こちらではクレジットカードを使えた)、最悪高雄からは高速鉄道で台北に戻る可能性も考慮して、またまた34番窓口へ赴き「環島週遊票」を払い戻す。しかしまだ台湾一周を諦めたわけではなく、実は「奥の手」があるのだ。いわば戦略的撤退である。
ホテルへ向かうべく、捷運(MRT)台北車站へ。地下街を抜けたりして結構距離がある。その地下街を歩いていると、早くも今後しばしば夜市などで嗅ぐことになるシナモン系の香りが。昨年の年末に訪れた香港の記憶が鮮やかに蘇ってくる。
券売機で民権西路までの20元(約75円)の乗車券を購入。コインタイプのICチケットで、乗車時には改札機にタッチ、降車時には投入口で回収される仕組み。
淡水線のホームに降りる。ホームドアが設置されているが、新交通システムの木柵線以外では淡水線と板南線の台北車站、および忠孝復興駅でしか見かけなかった。
待つこともなく6両編成の電車が入線してきた。開業から約10年、車両も駅施設もまだピカピカである。
セミクロスシートで車内はかなりの混雑。扉の上にはLEDの案内装置が設置されているが、これの文字の動きが楽しい。MRTにはこれから何度も乗車することになるのだが、ずっと飽きずに眺めていた。
台北車站から3つ目の民権西路で下車、ここから徒歩で10分弱の「サンルート台北」にチェックインする。外観、内部ともに日本のサンルート(というかビジネスホテル)そのままで、まあ面白みがないといえばそうなのだが、一泊1300元(約4800円)と台北のホテルにしては安く、設備も必要十分なので満足である。
備え付けの烏龍茶を飲みつつちょっと休憩、準備を整えて早速観光へと繰り出した。
(2007.10.13)
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