台湾一周の旅2日目 (1)豆漿店で朝食を
7時ごろに起床、おもむろにPCへと向かう。当然だが今度はバッチリつながった。お目当ての列車はやはり満席だったが、何とか台湾一周は諦めずに済みそうだ。太魯閣号に乗れないのが痛いが・・・ 最終的にプランは以下のように変更。
10月15日(月) 自強1009 台北(08:35)→嘉義(11:37)
10月16日(火) <列車未定> 嘉義→台南
10月16日(火) <列車未定> 台南→高雄
10月17日(水) 自強2059 高雄(08:20)→花蓮(12:51)
↓
10月17日(水) 呂光0091 高雄(07:11)→台東(10:00)
*「呂」の字は草かんむりに呂
10月17日(水) 自強2059 台東(10:31)→花蓮(12:51)
10月17日(水) 自強1066 花蓮(14:17)→台北(16:16)※太魯閣号
↓
10月17日(水) 自強2040 花蓮(14:46)→台北(17:25)
さて、今日は台北近郊へのエクスカーションを楽しむ。最初の目的地は九フェン(チョウフェン・「フェン」は人偏に分。以降は「九分」と表記します)。19世紀末から20世紀にかけて金鉱の町として栄えたが、廃坑後は一気に衰退。再びこの町が脚光を浴びるようになるのは、1989年公開の映画「悲情城市」のロケに使われたことから。現在では台湾北部随一の観光スポットとなっている。
とはいえ私も含め、この町が日本人に知られるようになったきっかけはむしろ『千と千尋の神隠し』のモデルになったからだろう。私は別にこの映画のファンでもなんでもないのだが、確かに印象的な場面ではあったので、せっかく台湾に来たことだし一度のぞいてみようかと考えた。今日のメインイベントである平渓線にも近いことだし。
8時前にホテルを出発。まずは朝食を摂らなければならないが、ホテルのプランには朝食は付いていないので、台湾の伝統的な朝ごはんを試してみることに。フロントで豆漿(トウチャン)を出す店を教えてもらい、朝の台北の町を歩き出す。民権東路を東に進み、林森北路との交差点を北へ。結構遠い。途中には廟があり、朝早くから敬虔な参拝客で賑わっていた。それにしても派手な装飾で、日本の神社や寺からはあまりにもかけ離れた印象。
10分以上歩いてようやく到着。もっと何処にでもあるようなものだと思っていたのだが・・・。豆漿(トウチャン)と油條(ヨウティァオ)を注文する。豆漿は薄い豆乳のようなもので、冷たいの・温かいの・熱いのから選べ、通常何も言わずに注文すると砂糖入りで出てくる。今回は温かいのを選んでみた。油條は台湾風揚げパン。フランスパンみたいに細長い。これを豆漿に浸して食べるのが台湾流だが、もちろんそのままかじるのもOK。
これだけでは物足りないので、蛋餅(タンピン)を追加。卵を焼いてワンタンのような薄皮でクルっと巻き、ハサミでちょきんちょきんと切って出してくれる。醤油をつけて食べるのもよし、味は塩コショウでしっかりついているのでそのままでも美味しい。
これだけ食べて50元でお釣りが来るほど。今回の旅で体験できたのはこれ一回きりだったが、これは癖になりそうだ。
食後は九分行きのバスが出発するMRT忠孝復興駅へ向かうが、まずは先ほど予約した台鉄の切符を引き取りに台北車站に寄っていくことにした。
(2007.10.14)
« 台湾一周の旅1日目 (7)士林夜市 | トップページ | 台湾一周の旅2日目 (2)九分へ »
コメント