連載最終回です。
到着後、早速キャセイのカウンターでチェックイン。何事もなく手続きを済ませ、あとは搭乗を待つのみである。キャセイが発着する第一ターミナルのビルディングは昔ながらの設計という感じで、天井が低く少々圧迫感がある。
高鉄桃園駅のホームは地下に設置されているが、駅舎は地上に建っている。ガラス張りのモダンな建物で、まるで空港のようだ。
券面に記された座席は1号車の3E。2列席の窓側である。当時は全席指定席だったので、たった20分の乗車にも拘わらず、このように座席が指定されていた。台北-桃園間の運賃は、標準廂(普通車)で160元(約600円)となる。
西門駅へ戻り、ホテルでキャスターバッグを引き取る。そのまま踵を返して台北駅へ。これから桃園空港へ向かうのだが、帰路は往路のように直通のリムジンバスではなく、「裏技」的なルートを用いることにする。
信義路を更に東へ進み、永康街(ヨンカンチエ)にやって来た。ここは住宅地と商業地が混在する地域で、雑然とした通りに飲食店や雑貨店がひしめいている。途中、かき氷の店を見つけたが、やはり台南と比べると一回り高かった。
中正紀念堂の門に到着。台湾の初代総統である蒋介石のメモリアルホールで、2007年5月に『国立台湾民主紀念館』と改名されたのだが、一ヶ月余りで元の名称に戻されてしまったらしい。蒋介石については各自で調べて頂くとして、本堂の前の広場は一体何万人収容できるのだろうと想像を巡らせてしまうほどにだだっ広い。台湾の天安門広場?
西門から東へ歩くと、やがて官庁街の中へ。無機質なビル群は姿を消し、歴史を感じさせる重厚な建物が目立ってきた。
旅行最終日。カーテンを開けると曇り空で、結局今回の旅行で台北の青空を見ることは叶わないようだ。窓を開けると通勤ラッシュが始まっており、眼下の道路には車やバイクがひしめいている。強烈な排気ガスの匂いが部屋に流れ込み、直ぐに窓を閉めた。
MRTで西門へ戻り、若者向けの繁華街である西門町を散策する。日本統治時代からの由緒ある繁華街で、一見すると渋谷をぎゅっと縮めてコンパクトにしたような感じである。年齢層はティーンが大部分で、もう10時過ぎの上に今日は平日なのだが、私服・制服入り混じる中高生がうろうろしてまだまだ喧騒が止む気配も無い。補導されたりしないのかな?
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