台湾一周の旅2日目 (2)九分へ
大分北上してきたので、やって来た道を戻らずに圓山駅へ向かう。圓山駅の東側には基隆河沿いに広大な公園が広がり、視界が開けている。
《(上2枚)中央美術公園の風景。1枚目奥の巨大な建物は、台湾神宮跡に建てられた圓山大飯店》
《(上3枚)圓山公園の風景。1枚目の写真は中山足球場》
圓山駅から台北車站へ。
《(上3枚)圓山駅》
台北車站で下車し、MRTの改札口と同じフロアにある台鉄のチケットカウンターへ。予約番号とパスポートを提示すると、スムーズに発券完了。ただ、現金払いとカード払いでは手続きが若干異なるらしく、現金払いを要求されるが、カードで払える所はカードを使いたいので、ここは押し通す。てな訳で、最初から発券し直し。ごめんねぇ、でも最初にカードか現金かって聞いてくれないと。
何はともあれ無事台鉄のチケットを手に入れ、いよいよ九分へ向かう。ここから九分までのルートは2つあり、一つ目は台鉄で瑞芳(ルイファン)へ向かい、九分行きのバスに乗り換える方法。もう一つは、MRTで忠孝復興へ出て、九分行きの直通バスに乗車する方法である。台北からの直通バスも瑞芳経由なので、台北~瑞芳間を鉄道かバス、どちらを利用するかという選択なのだが、次の瑞芳方面行きの呂光号の発車時刻はまだ40分以上も先。どのみちこの区間は台湾一周の途上で乗車するので、台北からの高速バスを試してみる事にした。
路線を間違えて台大医院に寄ったりしながら、忠孝復興へ。1番出口を出ると、バス停がずらっと並んでいるのが視界に入る。その中から難なく基隆客運のバス停を見つけ出し、しばし待つ事に。余談だが、このバス停は最終の行き先である金瓜石の表示は目立つものの、九分は小さく書かれているのみで、予備知識がなければ戸惑う人もいるかもしれない。
《忠孝復興駅ホーム》
《太平洋SOGO忠孝館》
《バス停前の風景》
週末らしくバスを待つ行楽客は多いものの、なかなかバスは現れず。ようやくやって来たのは10時を過ぎ、そろそろ呂光号の発車時刻という頃。高速バスではあるが、一見すると市内バスとの違いは殆ど無い(シートベルトが付いている位?)。九分までの運賃は90元。
《台北~九分間の高速バス(九分で撮影)。こんな写真しかなくて済みません・・・》
バス停でも随分待たされたが、いざ出発しても市内をぐるぐると走り回り、ようやく高速道路へ入ったのは忠孝復興を出発して30分後のこと。こりゃあ素直に鉄道にしておけば良かったかな?
中山高速道路を東進する。路線バスの癖に(?)別に遅いわけでもない乗用車を煽ったりと、なかなかアグレッシブな運転。ところで一つ面白いのが、インターチェンジで本線へ合流する側道に信号が設置されていること。これで本線へ流入する車の量をコントロールしているらしいが、そう言えばICの数が日本の高速道路と比較すると格段に多い。一般の国道としても使われているようだ。
ちなみに、台湾の高速道路の料金体系は日本とは異なり、約40km間隔で設けられたゲートで、区間毎に料金を支払う仕組み。つまりゲートとゲートの間を利用する場合は料金は不要である。一定距離毎に止まる必要があるので考えようによっては煩雑ではあるが、ちゃんとETCも用意されていた。ちなみに1区間の料金は普通車でたったの40元(約150円)・・・
《台湾のETC》
地図上では瑞芳まで高速道路が延びているが、このバスはかなり手前で高速を下り、谷間の一般道を進んでいく。朝から天気は芳しくなかったが、とうとう雨がフロントガラスを叩き出した。
忠孝復興を出発して1時間、11時10分頃に瑞芳駅前に到着。ちなみに台北10時05分発の呂光号は、とっくに瑞芳に着いている(10時50分)。
瑞芳からは区間運転のバスが走っており、週末には大幅に増便されるのだが、瑞芳駅前のバス停では歩道から溢れんばかりの人が待ち構えており、当方のバスも立ち客で一杯になる。この時点で10時50分以降に台北方面から到着する列車は無いので、この人達も呂光号組かもしれない。
瑞芳を出るとしばらく線路沿いに走り、やがて山道を登り出す。15分ほど走った所で、山間に突如として賑やかな町が現れる。基山街の入り口となる「旧道口(舊道口)」バス停で私を含めて大半の乗客が下車。セブンイレブンが目印だ。
次回は九分を散策します。
(2007.10.14)
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