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2008年1月の30件の記事

2008.01.31

台湾一周の旅4日目 (8)台南その1(台南駅~赤カン楼)

台南(たいなん/タイナン)は人口約75万人を数える、台北・高雄・台中に次ぐ台湾第4の都市。16世紀頃から大陸の漢族が移住し、1624年にオランダが行政府を設置する。その後鄭成功がオランダ人を放逐し、更には1684年に清が鄭氏政権を滅ぼす。以来、清国時代の200年間、台南は台湾の首都であった。1885年に省都が台北に移った後も、日本統治時代には台湾南部の中枢都市として繁栄し、現代では新竹と並んで台湾を代表するハイテク産業の街として知られている。

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2008.01.30

台湾一周の旅4日目 (7)縦貫線(嘉義~台南)

ここから南へ約60kmの台南へ向かう。時刻表をチェックすると、次の自強号は12時37分発で、まだ30分程度ある。区間車(各駅停車)なら12時20分発のものがあり、優等列車だけでは面白くないので、のんびり各駅停車で向かうことにした。

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2008.01.29

北播磨ぶらり旅 (6)三木を歩く

三木鉄道三木駅から東へと歩き出します。本町交番前交差点で左折し、県道20号線を三木城跡方面へと向かいます。もう市の中心部なのですが途中には潰れたスーパーもあり、大店立地法の施行後、堰を切ったように大型ショッピングセンターが進出する影で、旧来の市街地の衰退ぶりには目を覆うばかりです。

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2008.01.28

北播磨ぶらり旅 (5)三木鉄道・後編(厄神~三木)

発車時刻が近づいても一向に乗客は増えず、私と老齢の女性、そして運転手と親しげに話す老齢の男性の3人を乗せて出発。三木まで6.6km、13分間の短い旅です。

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2008.01.27

北播磨ぶらり旅 (4)三木鉄道・前編(厄神駅にて)

三木鉄道の発車時刻まで少々時間があるので、一旦駅の外へ出てみます。厄神駅は1999年に新築された橋上駅。周囲は住宅地が中心の集落となっており、加古川線の加古川からの電車は、日中は半数がここで折り返します。

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2008.01.26

北播磨ぶらり旅 (3)北条鉄道(北条町~粟生)

北条町駅はアスティアかさいの開業に伴って移設され、メルヘンチックな新築の駅舎を構えています。普通乗車券の発券および改札業務は行われておらず、運賃は車内での精算となっています。

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2008.01.25

北播磨ぶらり旅 (2)北条町を歩く

バスの停留所名にもなっている『アスティアかさい』は、2003年にオープンした、コープこうべをキーテナントとしたショッピングセンターやクリニック、そして図書館や地域交流センターが入居する、新たな街の核となるべく設置された再開発ビルです。北条町駅はかつてこの場所にありましたが、ビルの開業にあたって移設され、こちらも装いを新たに生まれ変わりました。ビルは採光が考慮され、非常に明るく開放感がありますが、テナントの稼働率の方はなかなか順風満帆とは行かないようで、近隣への大型ショッピングモールの進出計画に戦々恐々としている状況です。

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2008.01.24

北播磨ぶらり旅 (1)高速バスで加西市へ

台湾旅行記はちょっとお休みし、今日から5回(予定)に分けて(訂正:6回になりました)、一昨年の初夏に北播磨をさらっと巡った旅の模様をお送りします。主たる目的は地味な三セク路線、北条鉄道と三木鉄道の乗車ですが、私らしく街歩きも絡めてみました。

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2008.01.23

台湾一周の旅4日目 (6)下山

ホテルへの帰り道、アップダウンの激しい木道を歩いていると、途中でおばさんの尼さんと擦れ違う。地図を小脇に抱えていた為か、「どこへ行くの?」と尋ねられ、「神木賓館です」と答えると、ついて来てとばかりに先導開始。この山は庭同然なので、とにかく歩くスピードがめちゃ速い。周りの景色に気を配る余裕など全くない(笑)。

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2008.01.22

台湾一周の旅4日目 (5)阿里山ハイキングその3

まずは姉潭・妹潭を目指す。歩道の途中でカメラマンがアングルに腐心しているのを横目で見ながら通り過ぎる。よくよく見ると川面から湯気が立ち上っており、出来すぎたように絵になる光景を作り出していた。

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2008.01.21

台湾一周の旅4日目 (4)阿里山ハイキングその2

祝山展望台を出発してすぐに、森林鉄道の祝山駅を見下ろせるポイントに出てくる。弧を描いたホームに列車がひょろりとした体をくねらせて、下山客の帰りを待っていた。

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2008.01.19

台湾一周の旅4日目 (3)Here Comes The Sun~祝山でご来光観賞~

列車が完全に停止するのを待たずして扉を開け(手動なのです)、若さにものを言わせて駅の階段を駆け上がる。首尾よく展望台のベストポジションを確保し、悦に入った。ふと横を見ると、またしてもあのカップルが!これで3度目の邂逅である。

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2008.01.18

台湾一周の旅4日目 (2)祝山へ

5時20分、ざわついたホームにヘッドライトを燦然と輝かせながら、列車が闇を掻き分けて姿を現した。先頭に立つのは運転台付きの客車(制御客車)で、欧州ではよく目にする推進運転だが、客車と客車の間にも機関車が挟み込まれている。後で確認した所、祝山側から客車4両+機関車+客車4両+機関車の10両編成だった。白く曇った窓ガラスが、山の寒気の厳しさを雄弁に物語っている。

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2008.01.17

台湾一周の旅4日目 (1)早朝の阿里山駅

4時半前、起床時刻のまさに直前に、自然と目が覚める。普段の生活ではともかく、何か大事な行事がある時には度々経験する、不思議な現象である。断続的に他の部屋から漏れ聞こえてくる、モーニングコールの音を耳にしつつもしばらくゴロゴロしていたが、やがてこの部屋の電話も鳴り響いた。

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2008.01.16

台湾一周の旅3日目 (8)阿里山ハイキングその1

沼平方面へ向けて出発。まずは神木・嘉義方面行きの森林鉄道の線路をくぐる。ここへ来てからというもの、ずっと辺りは雲の中で、時折切れ間から日が差して・・・の繰り返しである。

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2008.01.15

台湾一周の旅3日目 (7)阿里山に到着

バスから降りるや否や、ホテルの客引きが寄って来て第二ラウンドの幕開けとなる。またしても1000からのスタートで、笑って取り合わずにいると案の定値を下げてきたが、この期に及んで950だと。更に900まで下がるものの、とてもお話にならない。この後、どこからともなく「500!」という声が掛かり、とりあえず部屋を見せてもらう事にした。

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2008.01.14

台湾一周の旅3日目 (6)天上の桃源郷へ

バスターミナルの窓口でバスのチケットを手に入れる。漫然と片道きっぷを購入してしまったが、往復で購入すると100円ほど安くなるようだ。片道156元(約580円)、往復282元(約1050円)。

チケット購入と前後して、阿里山のホテルの客引き合戦に巻き込まれてしまった。森林鉄道は運休中なので、自ずと人的資源はこちらへ集中するのである(笑)。最初は1000元(約3700円)を提示してきたが、先人達によって、黙っていても800元(約3000円)にまでは下がるという情報は既得している。この場で800元未満に値切ることは出来なかったが、今日はオフシーズンの平日なので、もっと強気に出ても良いだろう。阿里山に到着してから改めて交渉する事にした。

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2008.01.13

台湾一周の旅3日目 (5)じゃじゃ馬クローサの爪痕

改札を出る前に、切符を記念として手元に残しておこうとスタンプを捺す。台湾では切符を領収書として持ち帰る人のために、JRでは「無効」印に相当する、「~站證明章」や「~站客運之章」と彫られた(「~」には下車駅の名前が入る)判子が用意してある。改札口横のスタンプ台で自分で捺したり、改札口で駅員が捺してくれたりと様々だが、公然と切符を持ち帰れるのは旅行者にとって有難い。JRだと頭の固いオヤジ駅員に強引に取り上げられたりするケースもあるが、台湾ではそんな心配はご無用だ。

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2008.01.12

台湾一周の旅3日目 (4)縦貫線(台中~嘉義)

台中ではかなりの乗客が入れ替わる。高鉄台中駅は三駅先の新烏日駅に併設されているので、乗り換えの手間とロス、そして運賃差を考慮すれば、台北~台中間ではまだまだ台鉄のシェアは磐石だろう。参考までに比較してみると・・・

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2008.01.11

台湾一周の旅3日目 (3)縦貫線(桃園~台中)

桃園(タオユエン)ではホームに沢山の乗客が待っていた。私の席にもヌシがやって来そうだったので、指定された席に戻る・・・のだが、ここで一計をめぐらし、窓側の席に陣取っておく。案の定、窓側の指定券を持った男の子が現れたので、「窓側と通路側を交換してもらえませんか?」と交渉。幸いにも、屈託のない笑顔と共に二つ返事で快諾してもらえた。謝謝~! 余談ではあるが、台湾語で「ありがとう」は「感謝(カムシャー)」というらしいのだが、滞在中にこのフレーズは一度も耳にする事はなく、100%北京語の「謝謝(シェシェ)」が使われていた。

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2008.01.10

台湾一周の旅3日目 (2)縦貫線(台北~桃園)

列車は約4分遅れで台北駅を出発。樹林駅の手前までは地下を進んでいく。指定された9号車43番は通路側なので、とりあえず空いている窓側の席を選んで座っておく。車内は横4列ではあるがゆったりとしたシートピッチの回転式リクライニングシートが並び、国鉄時代の在来線特急グリーン車並の居住性。立派なフットレストまで装備されている。ちなみにJRのグリーン車や、欧州の1等車にあたるアッパークラスは、台鉄(在来線)の定期列車には存在しない。また、全席禁煙席である。

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2008.01.09

台湾一周の旅3日目 (1)旅立ちは台北駅から

旅行3日目。鬱陶しい雨は去り、再び晴れ間が戻ってきた。8時前にホテルを出発し、キャスターバッグを転がして民権西路駅へ向かう。

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2008.01.08

台湾一周の旅2日目 (9)遼寧街夜市~忠孝敦化

南京東路駅から遼寧街夜市へ向かうが、途中の路地は真っ暗でひと気も無く、おっかなびっくり進んで行く。やがて前方に煌々と光が輝いているのが目に入り、ほっと胸を撫で下ろした。

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2008.01.07

台湾一周の旅2日目 (8)木柵線

深坑から木柵(ムーツァー)方面へ向かうバスは、それこそ立て続けにやってくるが、この時間なのでどのバスも満席。足の長い系統は特に混雑していたので、比較的空いているクルマを選んで乗車した。捷運木柵站(MRT木柵駅)までの運賃は15元だが、「下車収票」なので運賃は降りる際に支払う。

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2008.01.06

台湾一周の旅2日目 (7)深坑老街

深坑(センクン)は豆腐料理で有名な町。MRTとバスを乗り継げば、台北の中心部からでも1時間掛からないだけあり、手軽なエクスカーションの目的地として最適だ。つまりは休日ともなるとどっと人が押し寄せるということでもあり・・・

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2008.01.05

台湾一周の旅2日目 (6)平渓線・後編(十分~平渓)/深坑へ

駅で平渓線の終点、菁桐(チントン)までの切符を購入(右の写真)、15元(約55円)。今度は自動券売機を使えた。一昔前には日本でも主流だった、垂直に立ち上がったタイプの券売機で、台鉄は列車の種別毎に運賃が決められている為に、自動券売機といえども購入には(1)人数→(2)列車種別→(3)大人か子供/片道か往復→(4)行き先、と4ステップ必要になり、なかなかややこしい。(1)と(3)はオプション扱いで省略できそうなものだが、この辺の融通の利かなさが中華圏らしい。

*「無座」は「座席が無い」ではなく、自由席という意味。但し優等列車では少々意味合いが変わってくるのですが、その解説は後々に。

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2008.01.04

台湾一周の旅2日目 (5)十分を歩く

列車でやって来た方向へ歩いて戻り、十分老街へ。列車が来ていない時は、皆線路の上を我が物顔で歩き回っている。

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2008.01.03

台湾一周の旅2日目 (4)平渓線・前編(瑞芳~十分)

駅の発車案内板を見ると、あと10分程で次の平渓線列車が出るようでラッキー。自動券売機できっぷを購入しようとするも、ボタンが壊れていて手続きを進められない。仕方なく窓口で購入、十分までの運賃は21元(約80円)。日本のJRや私鉄の近距離きっぷと同じサイズで、それを縦にしたもの(右の写真)。日本の大都市圏ではストアードフェアシステムが普及して久しく、この体裁の切符を手にする機会は稀になったせいか、懐かしさにも似た感覚をおぼえる。

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2008.01.02

台湾一周の旅2日目 (3)雨の九分(チョウフェン)を散策

それにしても凄い人の数である。このまま基山街の雑踏へ突っ込む気にはとてもなれず、一息つくついでに基山街入り口の食堂で、九分名物の「芋圓(ユィユエン)」を頂くことにする。タロイモの粉と小麦粉を練り合わせた団子で、冷たいシロップやお汁粉に浸して食べる。今日は雨で少々肌寒いので、ホットをチョイス。生姜の風味が効いている。

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2008.01.01

台湾一周の旅2日目 (2)九分へ

大分北上してきたので、やって来た道を戻らずに圓山駅へ向かう。圓山駅の東側には基隆河沿いに広大な公園が広がり、視界が開けている。

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