001便コレクション (6)南・中央アジア編

今回は南アジアおよび中央アジアの国々です。

＊原則として日本に定期便として乗り入れている航空会社のみです。
＊運航ダイヤは2008年2月現在のものです。

●エア・インディア（インド）／Air India

ＡＩ１０１　デリー（インド）００：３０発→ニューヨーク・ケネディ（アメリカ）０５：４５着／毎日運航

インドのフラッグキャリア、エア・インディアです。トップナンバーの１０１便は首都デリーからニューヨークへ向かう便で、所要時間は１５時間４５分にも及ぶ長距離便です。

●ジェットエアウェイズ（インド）／Jet Airways

９Ｗ１１　シンガポール（シンガポール）１９：１０発→ムンバイ（インド）２１：５０着／毎日運航

ジェットエアウェイズは１９９３年に運航を開始した新興航空会社ですが、ＡＩが軽視している定時性と高品質のサービスを売り物にし、あっという間にユーザーの心を掴んでしまいました。日本へは現在のところ未就航ですが、太平洋越えの路線も持つ（ニューヨーク・ニューアーク・トロント）、民間最大手の会社です。トップナンバーの１１便はシンガポールから同社の本拠地であるムンバイへ向かう便です。

●スリランカ航空（スリランカ）／SriLankan Airlines

ＵＬ１０１　コロンボ（スリランカ）０７：０５発→マレ（モルディブ）０８：０５着／日曜を除く毎日運航

スリランカのフラッグキャリア、スリランカ航空。日本にも成田へ乗り入れていますが、本国よりも隣国モルディブへの観光輸送を重視しているようで、週３便のうち２便はモルディブの首都マーレへの直行便となっています。トップナンバーの１０１便は同社の“基幹路線”である首都コロンボ－マーレ間の路線に付けられています。

●ネパール航空（ネパール）／Nepal Airlines

ＲＡ１００　ヒマラヤ遊覧飛行：カトマンズ（ネパール）０８：００発・０９：００着／月・木を除く毎日運航

２００６年まではロイヤル・ネパール航空と名乗っていた、ネパールのフラッグキャリアです。国際線に充当される虎の子のB757-200の不具合に業を煮やし、ヤギが「ヒンドゥー教の空の神をなだめるため」に生贄に供された逸話は記憶に新しいところです。トップナンバーの１００便は交通としての便ではなく、上空からヒマラヤ山脈を遊覧する観光飛行となっています。

●パキスタン国際航空（パキスタン）／Pakistan International Airlines

ＰＫ２０１　ラホール（パキスタン）２０：４０発→ダーラン／ダンマーム（サウジアラビア）２２：２５着／日曜運航

パキスタンのフラッグキャリア、パキスタン国際航空。日本にも成田へ就航しています。トップナンバーの２０１便はパキスタン第二の都市ラホールからサウジアラビアのキング・ファハド国際空港へ向かう便。同空港はペルシャ湾沿岸に位置するサウジアラビアの主要都市・ダンマームおよびダーランの玄関口で、世界最大の面積を誇るそうです（仙台市の面積とほぼ同じ）。

●ビーマン・バングラデシュ航空（バングラデシュ）／Biman Bangladesh Airlines

ＢＧ００１　ダッカ（バングラデシュ）０１：１５発→ドバイ（アラブ首長国連邦）０４：４５着・０６：１５発→ロンドン・ヒースロー（イギリス）１０：００着／火曜運航

バングラデシュのフラッグキャリア、ビーマン・バングラデシュ航空です。かつては成田へも飛来していましたが、経営状況が悪化し現在は路線休止となっています。久々に登場の００１便は首都ダッカからドバイ経由でロンドンへ向かう便。ロンドン線自体は週５便が運航されていますが、曜日によってスケジュールが異なり、便名もそれぞれ別に付けられています。

●ウズベキスタン航空（ウズベキスタン）／Uzbekistan Airways

ＨＹ１０１　タシケント（ウズベキスタン）０８：１０発→リガ（ラトビア）１０：４０着・１２：４０発→ニューヨーク・ケネディ（アメリカ）１５：３０着／日曜運航

ウズベキスタンのフラッグキャリア、ウズベキスタン航空。日本にも乗り入れており、タシケント→成田→関西→タシケントという面白い運航形態を取っています（成田→関西は往復の乗客が乗り合わせる形になる）。トップナンバーの１０１便はラトビア共和国の首都でバルト三国最大の都市でもあるリガを経由し、ニューヨークへ向かう便です。

次回は中東の航空会社を取り上げます。

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