台湾一周の旅4日目 (14)高雄・六合夜市
高雄(たかお/カオシュン)は、人口150万人を数える台湾第二の都市。世界屈指の貨物取扱高を誇る港湾都市で、周辺地域は台湾最大の工業地帯となっている。観光スポットも数多く存在するが、今回訪れるのは六合夜市のみ。またいつの日にかこのブログでもじっくりと紹介させて頂こう。
ホテルのフロントで六合夜市までのルートを尋ね、先程降り立った高雄駅の駅舎の中へ。台湾高鉄の乗り入れに伴って新駅舎が建設されることになり、現在は仮の駅舎を使用している。見るからに間に合わせっぽい感じだ。
《高雄駅後站》
徒歩で駅の南側へ出るには駅構内を通り抜けるのだが、自由通路がないので入場券を購入する必要がある。値段は6元(約20円)と知れているが、地元の人は不便を感じないのだろうか。
トコトコと跨線橋を歩き、前站(南口)に出てくる。バスターミナルが併設されておりターミナル駅らしさが漂っているものの、繁華街はもっと南にあり駅からも距離があるので、駅周辺は大都市にしてはうら寂しい光景である。
《高雄駅前站》
南へ延びる中山路を眺めると、スモッグがかった空気の先に、高雄85大楼(高さ378m)が夜空にうっすらと浮かび上がっている。
私が訪れた時には市内の公共交通はバスのみだったが、2007年12月31日、高雄初の地下鉄が開通・・・と書くはずが、実はこの記事を執筆している2月初旬現在、未だ開業していない。既に試乗会も行われており軌道部分は完成しているのだが、駅施設の工事に遅れが出ているようだ。たった今、工事の進捗状況をチェックすべく高雄捷運の公式ウェブサイトへの接続を試みたのだが、何故か繋がらない。初めは2006年の開業予定だったものの、その後ドラクエばりに延期を繰り返しており、ようやく具体的な開業日が発表されてからの土壇場のキャンセルだけあり、市民の抗議が殺到するのを恐れて閉鎖したのだろうか?非公式の情報によると今の所開業予定は今月となっているが、具体的な日付が出ておらず、怪しさプンプンである。いずれにしろ日本では考えられないルーズぶりに、色々な意味で興味津々である。
前站から徒歩10分程度で六合夜市(リョウフーイエスー)に到着。高雄最大の夜市で、高雄随一の観光スポットだけあり、日本人のツアー客も見掛けた。
港町らしく海鮮料理の屋台が多いが、オーダーがややこしそうなので・・・
水餃子。フツーに美味しかったです。もう一つ・・・
胡椒餅。カリッとした生地の中にスパイシーな豚のミンチが入っている、台湾の夜市の大人気メニューで、ここに限らず屋台にはいつも長蛇の列が出来ているが、運良く最後に残った一個を待つ事なく手に入れる事が出来た。
味はというと、正直世界に冠たるB級グルメ王国、大阪からやって来た私の舌を満足させるには至らなかった。
夜市の雰囲気は充分味わったので、明日の朝早い出発に備え、早め(といっても9時頃)にホテルへ帰還。ダメ押しにホテルそばのお店で魯肉飯をテイクアウトする。台湾ではあらゆる料理が持ち帰り可能だが、利用したのはこの旅では今回だけである。
明日の朝は6時起きなので、夜更かしせずにさっさと就寝する。山から街まで精力的に歩き回り、本当に濃い一日であった。
今日の歩数カウント:29,448歩
(2007.10.16)
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