京都の桜'07 (3)松ヶ崎疎水
北大路橋から北大路通りを東へ400m程進むと、白川疎水通と交わります。地図上では北へ弧を描く特徴的な形をしていますが、この道に沿って「松ヶ崎疎水」と呼ばれる疎水が流れており(正式名称ではなく通称のようです)、ここは京都の隠れた桜の名所となっています。
この辺りは一戸建ての家が立ち並ぶ純然たる住宅街で、観桜目的の観光客は見当たりません。
疎水を跨ぐ橋の上では、男の子がスケッチに勤しんでいました。
突然風が吹きつけたかと思うと、桜吹雪で目の前が真っ白に。
穏やかな空気が流れるとても気持ちの良い散歩道なのですが、難点は歩道が整備されておらず、交通量も意外と多いので、車に気を遣わねばならないことでしょうか。それでも桜並木の密度は圧倒的で、それはそれは素晴らしいものでした。
浄水場のそばまで来ると、観光客を乗せたタクシーとすれ違いました。やはりこのような知る人ぞ知るスポットというのは地元の人に聞くのが一番手っ取り早いですね。インターネットの普及によって、口コミの情報が容易に手に入るようになったのは有難い事です。
ここでも1.5km弱の距離を約40分かけてのんびりと歩き、高野川の畔へ到着。もう今回の目的は終わったも同然なのですが、まだ午後3時過ぎなのでもう少しぶらついてみることにしましょう。
《高野川(高野にて)》
(2007.04.10)
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