台湾一周の旅6日目 (4)永康街~大安
信義路を更に東へ進み、永康街(ヨンカンチエ)にやって来た。ここは住宅地と商業地が混在する地域で、雑然とした通りに飲食店や雑貨店がひしめいている。途中、かき氷の店を見つけたが、やはり台南と比べると一回り高かった。
ただ、平日の昼間なのもあって、ほんの一部の賑やかな通りを外れると、一転して静寂が支配する領域となる。
そしてもう一つの顔が、鳥の声しか聞こえてこないような清閑な住宅地。繁華街として知られている永康街だが、元々住宅街や文教地区だったエリアにいつの間にやら飲食店や雑貨店が進出してきたというのが実際の所らしい。
この界隈はMRTの路線網からは外れているエリアで、大通りに出ても心なしか街に落ち着きがあるような印象を覚える。
《新生南路と信義路の交差点》
新生南路を渡り、大安森林公園の中を東へ抜ける。森林公園と銘打つだけあり、都会の真ん中とは思えない程の静かな空間。面積も大きく、東西は500m、南北は1kmにもわたるそうだ。
台北市民の憩いの場であり、犬の散歩やジョギング、そして幼稚園の遠足と、都会の喧騒からは切り離されたのんびりとした時間が流れている。
公園の東端に達したところで信義路へ戻る。建国高架道路をくぐり、正面に台北101を眺めながらMRT大安駅の方向へと向かう。
大安駅に到着し、周辺の商店街をぶらぶらと見て回る。所謂ショッピングエリアからは外れているものの、その分飾り気の無い台北の素顔に触れられる。
《店先に積んであったニラ餅?を買い食い。冷えていたのでパサパサしてイマイチ》
歩いていると夜市を発見。ガイドブックの地図によると信維夜市というらしく、まずよそ者は訪れなさそうな、地元民の為の夜市といった感じだ。
ビル1階の歩道(騎楼)がそのまま夜市になっているのだが、このビルの外観はちょっと異様な雰囲気。香港辺りだとさして珍しくもなさそうだが、小奇麗な建物が並ぶ台北で見るとぎょっとしてしまう。
時刻は早くも午後12時半。空港へ移動する時刻が近づき、残念ながらここでタイムアップ。MRTでホテルへ戻る。
(2007.10.18)
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