青森の旅1日目 (2)秋田空港~秋田駅
空港からはリムジンバスで秋田駅へ。預け入れ荷物がなかったので乗車は早い方のはずだったが、車内へ入ってみると座席は半分以上が埋まっていた。前の方の通路側に座る。
10時05分、出発。秋田空港は秋田市内(旧・雄和町)ではあるものの中心部から離れた山中にあり、空港のそばにあるのはレンタカーの営業所くらい。空港を離れるとすぐに人の気配も無くなってしまう。かつては有料道路だった「秋田エアポートライン」と呼ばれる自動車専用道路の入り口で左折し(そのまま直進するバスも存在する)、旧雄和町の集落を縫いながら雄物川の右岸を進んでいく。
伸びやかな田園地帯をトコトコと走り、右手に奥羽本線(秋田新幹線)の線路が寄り添ってくると四ツ小屋駅付近。やがて国道13号線のバイパスと合流し、次第に沿道にはロードサイド店舗が目立ってくる。
片側2車線のバイパス道路を順調に走っていたが、何故か対向車線から車が消えてしまう。どうしたことか・・・と訝しんでいると、後方から救急車が猛スピードで対向車線を逆走してきて、前方の車の列の先頭で停車した。事故のようだが、バスが現場に近付くと乗用車の前輪と後輪の間に人が倒れており、どうやら轢いてしまったらしい。更に目の前にまで接近したがとても直視は出来ず、そっぽを向いて現場を後にした。明日からはレンタカーを利用するというのに、何と言う悪い暗示・・・
そんなこんなで空港から35分、秋田駅西口に到着。秋田市に降り立つのは初めてだが、県都らしくなかなか活気のありそうな町である。今回は滞在20分で列車に乗り継いでしまうが、バスから垣間見た旧市街は風情があり、又の機会にのんびりと散策してみたいもの。
秋田駅の駅舎は秋田新幹線の開通を機に改築され、都会的な雰囲気が漂っている。駅の東西を結ぶ自由通路には2007年の国体、「秋田わか杉国体」のフラッグが並んでおり、昨年の開催地だった兵庫県からやってきた私にとっては、ちょっとした縁が感じられる。
まだ見ぬ町に後ろ髪を引かれながら、改札を入る。目指す列車は・・・
(2007.05.10)
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