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2008.05.12

青森の旅3日目 (4)新緑萌ゆる奥入瀬渓流

奥入瀬渓流の遊歩道の延長は14.2km。徒歩なら3時間半から4時間半、自転車なら2時間を要するが、国道102号線が完全に並行しており、車窓からでも渓流美を楽しめる。もちろん歩いて巡るのがベストではあるが、国道を走る路線バスの本数が少なく、また十和田湖も訪れたいと思っているので、時間の都合上今回はバスでの車窓観光である。

例の運転士のおじさんに私、そして3人組のおばちゃん達計5人というお馴染みのメンバーで出発。既に乗り合わせているだけあり、気安い雰囲気で何よりだ。おばちゃん達は横浜からやって来たそうだが、これはもちろん横浜市。私もつい横浜と聞いて「神奈川県の横浜ですよね?」と確認してしまったが、実際青森県では単に「横浜」と言うと横浜町を指すらしい。若々しく(気持ちが、という意味で)気さくな人達で、自然に友達になってしまった。

ホテルから10分程走り、唯一の下車観光ポイントである石ケ戸に到着。沢に降り、流木を足場にして中州の島へと渡る。足元にはここは上高地かスイスかと思えるような澄み渡った清流が流れ、新緑の木々が周囲をぐるりと囲んでいる。実際のところまだ芽吹き始めの木も多いのだが、運転手さんによると茂って葉が落ち出す前の今の時期が最も水がキレイだとか。本当なのか慰みなのかはいざ知らず、ここはポジティブに受け取っておくとしよう。

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少しだけ遊歩道を歩いてみたが、やはりここはじっくりと自分の足で満喫すべき場所である。

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《こんなトコロから木が・・・!》

20分弱の散策時間を終え、再び車中の人となる。国道のすぐ横には奥入瀬川がとめどなく寄り添い、のんびりと歩く人の姿も多い。せめてもう少しゆっくりと走ってもらえれば・・・と望むのだが、国道は交通量も多く、十和田湖の遊覧船の出発時刻にも合わせる必要があるので、ササっと駆け抜けるのみである。

新緑と清流に加え、もう一つの見所が各所に点在する滝。それぞれに風流な名前が付けられ、渓流沿いの道はその滝の数の多さ故に「瀑布街道」の異名を持っている。観光バスも先を急いではいるものの、主だった滝の前では一時停止をしてくれた。おばちゃん達に「せっかくだからいっぱい写真撮りなよ~」と仕向けられた(?)ので、言われるがままに撮影した写真(2枚だけですが)をアップ。

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《雲井の滝》

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《白布の滝》

奥入瀬渓流は天然記念物に指定されており、通行に著しく支障をきたす場合を除いて、倒木一つ動かすことも許されていない。そのため多数の観光客を受け入れながらも太古の自然が残っており、苔むした岩や倒木が新たな命を育む姿を随所で見ることが出来る。

ハイカーを羨みつつバスで走ること10km弱、谷を抜け出すと前方に十和田湖が姿を現した。残念ながら今日は天気が今一つで、湖面の色は冴えない。

13時10分、奥入瀬渓流の入り口かつ遊覧船乗り場のある子の口(ねのくち)に到着。ここでツアーの参加者は遊覧船に乗船するか、さもなければ遊覧船の到着地である休屋(やすみや)でフリータイムを過ごすかを選択することになる。私は天気が芳しくないこともあり最後まで迷っていたのだが、またしても「せっかくだから乗っておいでよ~」とせっつくおばちゃんに背中を押されるような形で乗船することになった。ちなみに当のおばちゃん達はバス残留組・・・なんでやろ?
(次回に続きます)

(2007.05.12)


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