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2008.05.22

青森の旅4日目 (2)三沢駅

帰りは50分程度で古牧温泉に到着。三沢空港行きバスの出発時刻までは2時間余りあるが、徒歩で三沢市の中心街へ出るには微妙な時間。なので、ホテルすぐそばの三沢駅を見に行くに留めておき、残りの時間は敷地内の公園の散策に充てることとした。

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上の写真は三沢駅へ向かう途中で振り向いて撮影したもの。手前の建物が第一グランドホテルで、奥の新しい建物が第三グランドホテル。何度でも言うが、バカみたいに広い

そして右側に走っている線路は十和田観光電鉄のもので、電車が三沢駅を出発した直後にこの場所を通過する。実はこの奥でもう一本の線路と合流しており、第三グランドホテルを挟む形で建物の左側に線路が走っている。現在は使われておらず途中でぷつりと途切れているのだが、東北本線との連絡線だったようだ。折りしも踏み切りの鐘が鳴り出し、かつて東急電鉄で活躍していたステンレス製の2両編成の電車がのっそりと通過して行った。


【動画】葉桜の下を通過する十和田観光電鉄の電車
[320×240, 30fps, WMV, 830KB, 18秒]

7~8分で十和田観光電鉄の三沢駅に到着。JRの駅に隣接しており、外観はごく普通の素っ気ないコンクリート造りの駅舎なのだが、中へ入ってみるとコンクリ剥き出しの天井や床、そして年季の入った木製の出札窓口や改札の扉など、とても21世紀とは思えないようなノスタルジーに満ちた建物。東北という立地が侘しさに拍車を掛けている気がする。

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《道路側からホームを眺める》

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《改札口からホームを眺める》

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《(上2枚)駅舎内部》

もうお昼時なので食事が出来る場所を探していたところ、駅舎の片隅にそば屋さんを発見。店先には旅行ガイドやタウン誌の紹介記事が貼り出されており、そんじょそこらの駅そばとは一味違うぜ!とも言いたげなオーラを発していたので、暖簾をくぐってみた。

狭い店内はカウンターと細長いテーブルがあるだけだが、なかなかの賑わいぶり。ここの看板メニューらしい「スペシャルそば(370円)」を注文するとあっという間(1~2分?)に出てくる。

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緑色の田舎そばに、具は玉ねぎの天ぷらに山菜、玉子、そして青海苔。取り立てて特徴のある味ではないものの、確かに駅そばのレベルではないかもしれない。私が店を出た後もお客さんが引きもきらずに現れ、地元でも好評を博しているようだ。なんでもここは十和田観光電鉄の直営で、創業50年にもなるそう。

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《味のある店構え。》

食後はJRの三沢駅へ。こちらは極々平凡な橋上駅で、米軍の基地がある町ということで白人の姿も目に付き、改札口の横には軍用機の模型が陳列されている。現在は特急停車駅だが、東北新幹線の新青森延伸後は青い森鉄道に移管される予定。その頃にはどのように姿を変えているのだろうか。

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《JR三沢駅・外観》

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《アメリカンデーの告知ポスター》

駅前には1931年に三沢市を飛び立ち、史上初の日本~アメリカ間太平洋無着陸飛行に成功した、「ミス・ビードル号」のモニュメントが設置されている。三沢市のシンボル的存在だとか。

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しばらく駅前をうろうろし、古牧温泉へ戻る。

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《三沢駅に停車中の十和田観光電鉄の電車》

(2007.05.13)


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