青森の旅4日目 (3)岡本太郎記念公園
岡本太郎は最早説明不要の芸術家だが、1961(昭和36)年に雑誌の記事執筆のための取材で東北を訪れて以来、この地に魅せられ、亡くなる直前まで毎年のように訪問していたという。古牧温泉の創業者とは旧知の仲だった縁で1997(平成9)年にこの公園が開園し、園内には氏自身が三大作品の一つとして自賛する、「愛・エランの群像」をはじめとした諸作品が野外展示されている。
公園の最奥部には「明神池」という池があるが、ここまでの道のりでは誰とも出会わず、聞こえてくるのも葉のそよぐ音だけ。公園と言うよりは山林に近い感じで、駅から10分や20分で歩いて来れる場所とは到底思えない。
そしてこちらが「愛」と「エラン」のオブジェ。黒御影石の台座に置かれており、広場には奥入瀬の自然石が切断されて埋め込まれている。
ぶらぶらと散策しているうちに、バス乗り場へ戻るのに丁度良い時間となっていた。想像以上に青森は良い印象だったので名残り惜しくはあるものの、そろそろ大阪への帰路につくことにする。
(2007.05.13)
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